ヘタレ母の日和見厨房出張所広報部

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漫画の原稿料はなぜ安い?



                  ――「ひと言」その3――

このほど「週刊少年サンデー」で連載していた『金色のガッシュ!!』の雷句誠先生が
(株)小学館に対して、紛失したカラー原稿5枚の損害賠償を請求する訴訟を起こされました。
(詳しいいきさつは先生のブログ「雷句誠の今日このごろ」をご覧下さい)

同じく以前小学館で連載なさっていた新條まゆ先生が、
小学館との付き合いを止めるまでのいきさつを記事になさいました。
→「漫画家・新條まゆ&スタッフによる日常ブログ

削除されてしまった橋口たかし先生の記事が別の方のブログで紹介されていました。
→「雷句誠氏の告発問題に関する雑感(1)

その後の色々な反響をまとめたサイトがありますので深く知りたい方はご参考に(^_^)v
→「雷句誠が小学館を提訴まとめ



そして……↑上のリンクに間違えてアドレスを貼ってしまってご迷惑かけました(; ̄ω ̄A
お友達の佐藤元先生のブログはこちらです〜
→「心の元点
先生、ご免なさい〜〜〜〜m(_ _)m


       https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/2f/96/sagamientamekurabu/folder/1249706/img_1249706_20049657_2?1170719317


さて、前の記事で漫画の原稿料の安さについて書きましたが
ではなぜそんなに安い値段になってしまったのか?
ちゃんと解説しておきましょうねhttp://jmac.dma-j.net/obi/SEC/blog/kao-a02.gif


実は原稿料を単に「経費」と考えるなら……。
ページ10.000円と言う設定、実は超高額!
……と、言えない事もないのです。



本1冊作るのに「経費」はいくらかかるのか?

――私の知っている情報はアシスタント時代……20年近く前だ〜〜(^^;
の、古い情報なので、ちょっと調べてみました
     →「月刊誌のお値段(知識編)



こちらの記事によりますと……

500円500ページの本を2万部売った、とした場合(返品なし)

売り上げ1千万円から原稿料を含まない製作費と流通費を引いた残高は140万円(!)

――これを500で割ると2.800円です。

原稿料が2,800円以上だと儲けは0になっちゃう計算です。

(ヤング誌などに多い「中とじ誌」だともう少し経費は安いです)

つまり市販の漫画雑誌のほとんどは、本を出すだけでは利益の出ない赤字誌なのです。



漫画雑誌が作られ始めた頃は、広告もほとんど載っていません。
雑誌はもっと薄く、紙も悪く、
それでなんとか利益を出していました。
高い原稿料なんて、請求できようもありませんでした。

でも………
利幅の少ない雑誌を情熱で支えあった漫画の黎明期は、漫画家と編集者は戦友でした。

しかしその後、漫画人気はどんどんうなぎ登り。
広告も苦労せず取れるようになりました。

今、雑誌の儲けは広告費と単行本の売り上げで出ます。

ハイ、昔は笑が止らないくらいそれで儲かってましたhttp://jmac.dma-j.net/obi/SEC/blog/crown04.gif
単行本もバンバン売れますし、広告料もガッポリ入ります。

古い情報で申し訳ありませんが、バブル期は裏表紙の広告費は普通で200万円ぐらから。
売れている雑誌では1千万円以上!
某誌などは数千万円だという噂も……。

本の中にも沢山の広告が載せられていますから
売らなくてもれ刷るだけで儲かる!とさえ言われていました。
もちろん雑誌自体も良く売れていましたけどね (*^^*)


でも、なぜか……原稿料の相場はたいして上がりませんでしたhttp://jmac.dma-j.net/obi/SEC/blog/kao-a09.gif

イヤ確かに、紙も良くなり本も厚くなったせいでコスト的には赤字なんですが……。
漫画が面白いから本も売れ、広告料も入るわけなのですから、
もうちょっと上げて欲しかった〜〜〜http://jmac.dma-j.net/obi/SEC/blog/aicon_140.gif

そしてこの「広告料で儲ける」というやり方が
漫画家と編集者の関係を……
さらに言うなら漫画雑誌そのものの出版あり方を歪めていったのです。

本を刷るだけで儲けが出るのです。
返本率によっては腹を切らなくてはいけなかった時代とは違います。

作品は黙っていても作家のほうから持ち込んできます。
苦労して育てなくても、後から後から漫画家志望者は集まり
ちょっと「指摘」するだけで、必死に良い作品を作ってくる。

広告をしなくてもファンは本を買ってくれるし
書店も雑誌を並べてくれる。

そして戦友だったはずの編集者は……いつのまにか戦線離脱していました。



    ――その4へ続く――


この記事に

閉じる コメント(13)

なんかどんどん話が横道に逸れていきますが……
次回はちゃんと雷句先生の問題につなげますからね〜〜(^^;☆rio☆

2008/6/18(水) 午前 11:11 riosan 返信する

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毎週を漫画週刊誌を3冊買っていますが、最近は全部の作品に目を通していません。中には3作品くらいしか見てないものも・・・自分の好みと合わない事もあるかもしれませんが・・・昔は隅から隅まで読んでたな

2008/6/18(水) 午前 11:22 gonchi 返信する

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雑誌は広告収入で作る、と聞いたことがありますが、でも載っている漫画が面白くなければその雑誌も売れないわけで・・・。実際に現場で汗水たらしている人が割を食うしくみって、絶対におかしいですよね!

2008/6/18(水) 午前 11:50 アクア 返信する

夢を売る商売なのに、現実は厳しいですよね〜ファイトです!ポチ。

2008/6/18(水) 午後 3:54 ごーかいだぁ〜 返信する

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現実を知ったら漫画家さんのことが可哀想になってきました。
ホントに好きじゃなきゃやってられませんね。

2008/6/18(水) 午後 7:19 ジョー999 返信する

う〜ん、編集社と漫画家は共闘しているのに、いつの時からか?苦労を共にしない時代へとなっていったのですね。悲しいですね。まともに生活できる額(アシさん分まで払える額)だと雑誌は、今の時代でもなりたたないのでしょうか?アシさんも一生アシスタントをやりたいのではなく、連載漫画家として一本立ちを目指しているんですもんね。やっぱり今ついている先生の背中を見て育つんでしょうね。

2008/6/18(水) 午後 10:24 [ 七味とうがらし☆ ] 返信する

編集者の給料は上がってるでしょうに、納得いかない話ですね。

2008/6/22(日) 午後 10:00 [ ヨミノアシロの夢 ] 返信する

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gonさん、確かに昔に比べて雑誌は厚くなり作品は増えましたが、クオリティは下がってきてますね…。私も全作品読んでる雑誌ってなくなってしまいました。作家も頑張らなくてはいけませんね☆rio☆

2008/6/29(日) 午後 11:14 riosan 返信する

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aquaさん、儲かってる時はもー少し還元してして欲しかったです。
モチベーションが保てません…( TωT )☆rio☆

2008/6/29(日) 午後 11:17 riosan 返信する

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ごーかいだぁーさん、ありがとうございます!☆rio☆

2008/6/29(日) 午後 11:18 riosan 返信する

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Joeさん、thank youです!☆rio☆

2008/6/29(日) 午後 11:20 riosan 返信する

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七味さん、安い原稿料でも成り立たなくなった雑誌がどんどん潰れてます。
先生の背中をみて、作家の夢を捨てる方も増えてます。悲しいです( TωT )☆rio☆

2008/6/29(日) 午後 11:24 riosan 返信する

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夢さん、納得いかないのよ〜〜〜(笑)☆rio☆

2008/6/29(日) 午後 11:25 riosan 返信する

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