出版社/著者からの内容紹介 第16回ファンタジア長編小説大賞準入選! 17歳でシュラトス王国の王位についた女王クリムエラは、若さ故家臣の信を得られず、いらだちを覚えていた。このままでは、周囲の敵国により国は滅んでしまう。彼女は思い詰めある禁断の呪術を行うのだが…。 極個人的評価★★★★★★★☆☆☆(全十星) わりと読めた。 以下ネタバレあり。 最近ラノベをあんまり読んでないということもあって、ぼちぼちと買ってみた。 上のは某所からのコピペだけど、この呪術の後にカルロと名乗る戦士が登場する。彼は実はシュラトス王国が滅んで二千年後の世界からやってきた若き英才だった……という、ファンタジーの上に時間移動まで絡んでいるというかなり壮大な物語だったり。 どういう事情だとかカルロの素性とか思惑とかはかなり早めに解るんだけど、主題はそういうのとは関係なくて、クリムエラとカルロの心の交流とかそういうのがメインな訳で、問題は無し。 最初から最後まで破綻なく話が進んでいき、ラストまでの道筋はあらかじめ標識がかけてあるようにはっきりとして、胡乱なところはまるでなし。 スレイヤーズ!から十六年で、富士見ファンタジアはここまできたか……と思わせるファンタジーラブロマンスでした。 まあ、不満がなくもないというか、国同士のやりとりとか宮廷劇とか、そういうところはやはりちょっと入り込めなかった。ファンタジー小説はそういうところに焦点がないんだから仕方ないといえばそうなんだけど、やはりちょっと気になる。 あと入り込めないといえば、カルロの感情移入がちょっとできなかった。 年食ったせいか、こういう二枚目な男はどうにも……人格として一つの完成形にあるからかも知れない。勿論、その完成形というのはラブロマンスを演じるのにという但し書きがつくのだけど。いやま、ラブロマンスラブロマンス書いてたら、なんかハーレクインの紹介しているみたいな気がしてきたけど、構造的にはそんな感じかなあ。これで二人の絡みとかあればまさにそれ……。 いらんことに気づいてしまったorz えーと、それとやはりどうなるかというのかが途中で解ってしまうのは個人的にちょっとマイナスですかね。けれんがないというか王道だといえばそうなのだけど、もう少し意外性があってもよかったかも知れず。その場合はまとまらなかったかも知れないけどね。 とりあえずファンタジー世界ではタイムパラドックスは誤魔化せるということが認識できたのは一つの発見だったかなと(えー 文章力とか構成力とかは論じるまでもなく高目というか安定している感じですな。 次回作は以外と現代コメディとか書きそうな気もするけど、はたしてどうかな? という感じでたまーに寸評をのっけていくのでよろしく。
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