内容(「BOOK」データベースより) キーリは教会の寄宿学校に通う14歳の少女。霊感が強く霊が見えることから、神の存在や教義に疑問を抱いていた。冬の長期休暇初日、キーリは“不死人”の青年ハーヴェイと、その同行者の小型ラジオの憑依霊・兵長と知りあう。キーリは、勝手に彼らの旅についていく事に…。様々な亡霊たちとの出会いと別れを経験しながら、キーリはやっと自分の居場所を見つけた気がしていた。しかし、旅の終わりは思いのほか早く訪れる。ハーヴェイが教会の“不死人狩り”に捕まってしまい―!?第9回電撃ゲーム小説大賞“大賞”受賞作。 極個人的評価★★★★★★★☆☆☆(全十星中七) わりと読めた。 以下ネタバレあり。 電撃の大賞というとオーキ伝とか思い出すけど、あれは電撃に対する偏見を植えつかせた作品だったなあとか思う。 いやさ、ぶっちゃけ新鮮味がまるでない作品だったし。 で、それから9年を経て辿りついたのがこの作品。 あらすじを読めば解るけど、なんか地味。地味だけど、やはり大賞に選ばれるだけあって上手い。一章が一話の連作短編形式というのもいい。上のでは軽く流されているけど、様々な亡霊たちとの出会いと別れというのが話の肝であって、ハーヴェイが捕まってからというのは確かに盛り上げる部分ではあるのだけど、正直な話、そこらは自分的にはかなりとうでもよかった。 風の名はアムネジアもそうだけど、ロードムービー風の作品というのは好みだ。 でまあ、そこまで褒めて置きながら星が七つというのは、ロードムービーとしてアムネジアがやはり上だと思ってしまうわけで。 そりゃ最盛期の菊地先生の叙情性とか求めたって仕方ないんだけど、歳食ったラノベ読みとしてはどうにも上を求めてしまって仕方ないのでした。 とにかくそういう個人的な好みを別にしたら、話に破綻はないし、キャラクターはきちんとたっているし、まあいい作品だと思う。 ただ、やはり地味なのねー。 地味だからこそ不死者の苦悩とかが効いてくるのではあるけど……。 良作だけど名作にあらず、だろうか。 続巻がけっこーでているので、読み続けていたらその不満は解消されるかも知れないんだけど、とりあえずこの一巻のみのレビューとしてはこういう具合で。 |
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