カトマンズは標高1300〜1400メートルにある盆地。
ニューデリーから飛行機で1時間。
ヒマラヤの山中にある小さいな国の首都だ。
タラップを降りる。
青い空と山々に囲まれた。
緑が多く空気が美味しい。
水が豊な土地だ。
長野の松本や奈良と地形が似ている。
松本市と姉妹都市だそうだ。
東西800KM、南北200KMの細長い地形。
海抜は70Mからエベレスト山頂迄起伏に富む。
空港から10分のリゾートホテル。
茶色のレンガ、内装は木が多く、落ち着いた
大人の空間だ。
窓枠や柱は黒檀で仏像が彫ってある。
細工が重厚で豪華。
庭の桃が満開だ。
まるで王宮に舞い込んだようだ。
陽射しはきついが、気候は日本の4月中旬。
朝晩は肌寒く、セーターがかかせない。
人々は背丈が低い。
男はネパールキャップかぶっていて無愛想。
女は皆、にこっとして愛想が良い。
日本人は好かれている?
人口2400万人、一人当たりGDP250ドル。
「癒しの国」?
観光ガイドには桃源郷とある。
山々に囲まれ、神々と自然に守られ、
ひっそりと暮す。
山々の豊かな国である。
8000m級は世界で14ある。
其のうち8つがネパールだ。
36の少数民族、70の異なる言語。
標準語はネパール語。
ヒンズーと仏教が融合している。
王国である。
文字はサンスクリット。
インドと発音が少し違うようだ。
でも挨拶は「ナマステ」。
今回の旅の先導役は25年前にここに来た。
当時はヒッピーの溜まり場だったとか。
今は旅行者もまばらだ。
96年に共産ゲリラが西部の奥深い地方を占拠。
以来軍事闘争をしている。
今年の1月に停戦。
軍服に自動小銃の兵隊が町の要所に4〜5人ずついる。
装甲車もあり警戒は厳重だ。
夜9時以降は人通りが途絶える。
政府公認のカジノが3軒ある。
ヒマラヤ登山と観光立国の国だ。
他には産業はこれといってない。
道路の整備が遅れている。
関空からネパールエアーの直行便がある。
昔は日本人観光客が年間5万人もいたそうだ。
ゲリラ闘争後、旅行者が半減した。
午前7時、ヒマラヤ遊覧飛行に向かう。
エアラインは「仏陀AIR」
スチュアーデスは観光ガイド兼任だ。
プロペラ機の定員は18人、左右10列。
一緒になった客は16人。
日本人2人、中国人2人、後は欧米人だった。
私の席は五列目左側で窓の下は丁度翼の位置。
快晴、風無し。朝霧が薄く立ち込め、揺れはない。
スムーズに静かに離陸。
霧を突き抜け朝陽に向かって進路を東に取る。
山々は左手にある。
朝陽に照らされ光り輝くヒマラヤの山。
手前から10列以上も山波が連なる。
山の頂はどれも三角形の頂点だ。
鋸の歯の様である。
尾根は黒く輪郭を整え、
山肌の窪みに雪が溜まって、銀色に光輝く。
所々岩肌が見える。
スチュアーデスが、今見える高い山は何々であると教えてくれる。
出発前に配られた「ヒマラヤの高い山並み地図?」を頼りに確かめる。
Shisha Pangma 8013M, Gauri Shankar 7134M, Melungte 7187M......
すると、コックピットからの眺めを見る様にお誘いがかかる。
副操縦士が説明する。
前方にエベレストが見える。私の順番が来た。
意を決して席を離れ前に恐る恐る出る。
体重移動に伴い飛行機が揺れたような錯覚
丁度飛行機がエベレストの近くに来た。
右側に瘤を持った山の頂が、ちょこんと山並みの一番奥に控えている。
だんだんと迫ってくる。エベレストだ。
登頂した人が沢山いる。
又、登頂できずに亡くなった人も沢山いる。
スキーで滑り降りた人。
とてつもなく高い山の登頂の成功はそれだけで偉業だ。
空は何処までも青く澄む。
何と気持ちのいいことか。
崇高である。
立派である。
歓迎してくれる。
神々が住んでいるらしい。
多神教だ。
わかる様な気がした。
飛行機は左旋回。
来た方向にUターン。
機内でエヴェレストという本と、Tシャツ、
そしてVIDEO TAPE、本を3冊買いこみ、
ついでに、記念に彼女にサインを貰った。
正味1時間のフライト。
ヒマラヤとはサンスクリット語で「雪の棲家」。
エベレストはネパール語で「サガルマータ(宇宙の額)」。
チベット語で「チョモランマ(第三の女)。」
中国語で「キョモランマ」。
エベレストは南がネパール、北がチベットだ。
1841年インドの測量技師サー・ジョージ・エベレストがピーク15と命名。
1859年、彼の名前にちなんでエベレストと命名された。
登頂は1953年5月29日エドモンド・ ヒラリー(ニュージーランド)が最初。
女性の初登頂は1975年5月16日、日本人女性「たべいじゅんこ」 さん。
時期的には圧倒的に5月、次に10月の登頂が多い。
この頃が見ごろということか?
忘れられない思い出になった。
上の文章はYさんが作成したものを抜粋、加筆、修正、転載しました。
Premium Story Makers
Copyright © PSM All Rights Reserved.
|