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キレる脳・うつの脳をきたえる物質−セロトニン
さて、前回紹介した NHK出版「セロトニン欠乏脳」キレる脳・鬱の脳をきたえ直す(有田秀穂著) の内容についてもう少し詳しく紹介したいと思います。
最近、精神医学の分野では、うつ病や心身症などの治療に セロトニンという脳内化学物質 の量をコントロールすることが役立つ
ということが、ほぼ常識になってきており、このセロトニンという物質を作る脳内の神経系統に作用する薬 (SSRI) が臨床現場でも良く投薬されているそうです。
そして、ごく簡単に要約すると、
このセロトニンという物質を適度に分泌する「セロトニン神経」と呼ばれる神経系統が正常に働いていると
ストレスに強く感情の起伏もうまくコントロールすることができる、ということらしいのですが、
最近の子供や若者はテレビゲームのやりすぎや深夜テレビなどによる生活リズムの変調によって、
このセロトニン神経が極端に弱くなっているとのことです。
いわゆる「ゲーム脳」の状態になった子供や若者にこの症状がよく現れており、俗にいう「キレやすく」なっている状態、といわれています。
そこで、反対にこのセロトニン神経を鍛えてやると「キレやすさ」やうつ病、心身症などにも一定の効果があるということなのです。
まさに、こころの病気を未然に防いだり、再発の防止を図ることに腐心されている人々にとっては、
セロトニン神経の話は朗報ではないでしょうか。
著者の有田教授によると、このセロトニン神経は日光に一定の短時間あたることや、
リズム運動(リズム刺激ともいえるのかも…)などによって鍛えることができるといった、研究データが紹介されています。
そのリズム運動とは、ウォーキング、ジョギング、水泳など、リズムが一定の運動やガムを噛むことや意識的に深呼吸をすることなどを言うそうです。
有田教授が本文中で特に進めているのが坐禅です。
研究結果によれば、坐禅や呼吸法、などこれらのリズム運動をおよそ20分程度続けておこなった場合に最大の効果が認められたということで、
一日に20分間のリズム運動を100日間(約3ヶ月と少し)、できるだけ継続することで、
脳内のセロトニン神経の状態が「キレやすい」状態から理想的な状態へと入れ替わるということです。
うつ病やパニック障害の治療に使用されるSSRIなどの特効薬にも、色々な副作用があり、
こころの病の克服・完治は、薬の服用だけではどうしても無理があるようです。
ストレスの多い現代人は、こころの病をいつ患っても不思議ではないといえる状況にいます。
うつなどの心の病の治療の支援のみでなく、その予防にもこの本の内容が役立つと思います。
こころの病で悩んでいる方だけでなく、日常のストレスが多くその予防に関心のある方、
また、坐禅の効用について科学的に知りたいといった方にもお勧めです。
「セロトニン欠乏脳」について詳しく見る↓
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突然訪問します失礼しました。あなたのブログはとてもすばらしいです、本当に感心しました!
2013/8/1(木) 午前 5:42 [ バーバリー ]