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大茅ノ輪くぐりが終わるといよいよ「大祓の儀」がはじまります。
大祓の儀は「拝殿」(はいでん)とよばれる建物で行われます。
お祭りのほとんどは「本殿」(ほんでん)で行われますが、このお祭りだけは特別です。
宮司をはじめ神職が所定の席に着くと「修祓」(しゅうばつ)が行われます。
これは、御神前(ごしんぜん=読んで字のごとく、神様の前)に供えられた「神饌」(しんせん=お酒や野菜などのお供え物)などをお祓い(おはらい=お清め)する儀式です。
その後、「宮司一拝」(ぐうじいっぱい)「献饌」(けんせん)「祝詞奏上」(のりとそうじょう)などがあり(これらの詳しい説明は別の機会に・・・・)
八時頃に、中心的行事の「大祓の儀」(おおはらいのぎ)と続きます。
大祓の儀は、宮司と権禰宜(ごんねぎ=役職のひとつ)が「参列者」に向かって「大祓詞」(おおはらいし)を読みます。
大祓詞は、祝詞(のりと)の一種で、全ての「罪・けがれ」を清める力があるとても有難い文章です。
この途中で、「節折」(よおり)「御衣」(おきぬ)「御麻」(みぬさ)の各儀が「出仕」(しゅっし=役職のひとつ)により行われます。
「節折」は、御神前から出仕が「細い竹」を下げててきて節(ふし)の所から「ポキポキ」と折ります。「節」で「折る」から「節折」と書いて「よおり」というらしいです。
つぎに、「御衣」は、長さ「二尺五寸」(約80センチ)幅「一尺五寸」(約50センチ)の白い絹(シルク)で、四筋(4本)に「引き裂き」ます。
「御麻」は、長さ「一尺五寸」(約50センチ)の榊(さかき)の枝に、「麻緒」(あさお)という「麻の繊維」で作った「ヒモ」の様なものを結び付けたもので、「氏子町」(うじこちょう=西院全域と壬生の一部地域)を祓います。
これらは全て参列者を始め国民全ての「心身を清める」意味があるとされていて、それぞれの作法は宮司が読み上げる「大祓詞」の「決められた所」で行うこととされていています。
大祓の儀が済むと次は、「四方祓」(しほうばらい)です。
これは、祭典の行われる「拝殿」の四隅で「北東」「南東」「南西」「北西」の順に、「切麻」(きりぬさ)と呼ばれる「一寸四方」(いっすんしほう=約3センチ)に切った白い紙と、「麻緒」(あさお=前述)を「一寸」(約3センチ)に切ったものを「撒く」(まく)事によって、「天の下」(あめのした=日本中)を祓い清めるものです。
こうして「大祓」は神様のご利益を頂くために「祓って」「清めて」また「祓い」なおさら「清めて」なおまた「祓う」儀式です。
《つづく》
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