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遷御を終え 浄闇の内宮の森と 宇治橋 先月30日からのご遷宮で、大変貴重で名誉な奉仕をさせて頂き、お蔭さまで大過なく帰ってまいりました。 神宮での御用は『衣紋方』(えもんかた)です。 伊勢神宮では、ご遷宮の時だけ着用される特別な衣装があります。 「束帯」(そくたい)に「明衣」(みょうえ)とよばれるもので、束帯(そくたい)は、京都でも葵祭や時代祭などで見られ、ひな人形の雄雛が着ている衣装ですが、明衣(みょうえ)がご遷宮にのみ着用される特別な衣装です。 神宮にお仕えされる神職は約100名もおられ、そのうちこの「束帯・明衣」を着用されるのは 最上位の「大宮司」(だいぐうじ)以下 「少宮司」(しょうぐうじ=小ではなく 少です)そして「禰宜」(ねぎ)とよばれる役職の合計12名だけで、ごく限られた方のお衣装です。 どのようなお衣装か、神宮での写真を公開できませんので各自 ネットで調べて下さい(=^_^;=)ゞ ご遷宮の祭典は、神様が古い御殿から新しい御殿に移られる『遷御の儀』(せんぎょの ぎ)のほかにも、内宮・外宮それぞれで様々な祭典があり、このあいだ、大宮司以下12名が何度かこの束帯・明衣を着用されます。 このお衣装は一人で着れるものではなく、二人がかりで約30分かけてお着付けしますが、その束帯・明衣を大宮司以下禰宜12名にお着付けをする係りが『衣紋方』(えもんかた)というものです。 ※衣紋(えもん)については各自 ネットで調べて下さい(=^_^;=)ゞ 東京と京都にこの特殊な衣装の着付け方を伝承している所があり、ご遷宮の際にはその関係者が奉仕をすることになっています。 今回は、10月2日の内宮遷御と5日の外宮遷御両方で、その前後の祭典も含めて、衣紋方とその補助方が24名で合計6回のお着付けを致しました。 お着付けする方(大宮司や禰宜の方)とは、祭典当日のその時に初めてお目にかかり、事前にリハーサルや練習などなく「ぶっつけ本番」でお付けします。 紐を結ぶ位置や締め具合など、少しでも気を抜くと着くずれを起こし、3時間にもおよぶ祭典に支障を来します。 かといって、前もって練習は出来ませんし、すべてが分刻みの祭典ですので着付けのやり直しは許されません。 相当な労力と神経を使います。 事前に、同じ衣装を準備して、長い期間をかけて稽古を積み重ね、9月に入ってからはほぼ毎日のように稽古を続けて遷宮に備えてきたのですが、衣装をお着付けするという作業は同じでも、祭典当日、実際にお着付けをするとなると、神宮斎館のその場の空気や時間の流れなどすべてが別世界で、宿舎から斎館へ移動の前には必ず「潔斎」(けっさい)といって心身を清めてからであり、食事の献立にも食べてはいけない物の制限があり、身に着ける衣類も神宮の指示や支給されたものに限られ、作法・しきたり・習慣がすべて特別です。 衣紋方が祭典に直接かかわる事はありませんが、一般に「御神体」(ごしんたい)と申し上げる神様の「御」(ぎょ)を、古い御殿から新しい御殿へお遷しになられる大宮司・少宮司・禰宜の方々の身に触れる役職のため、衣紋方奉仕者には神宮から「臨時出仕」という職名をいただき、辞令が交付されて神宮職員に準じ普段以上に心身の清浄が求められた数日間でした。 神宮内でのことは「他言を控える」ものですが、
神宮の職員の方が「またとない巡りあわせで、限られた人数に選ばれて遷宮に奉仕をされたのですから、一人でも多くの方に『遷宮の姿・遷宮の心』を少しでも知ってもらって下さい」とのお言葉により、ほんのごくごく一部の事ですが紹介をしました |

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