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お宮には色々な道具があります。
「祭具」(さいぐ)または「神具」(しんぐ)と呼ばれ、文字通り「お祭り」「神様」のお道具という意味です。これら「祭具」「神具」には実に様々な品があります。「三方」(さんぼう=お餅や果物などのお供え物やお札・お守などを乗せる台)「胡床」(こしょう=祭典に使う椅子の一種)「瓶子」(へいし=お酒を入れるトックリ)「几帳」(きちょう=部屋の間仕切りや装飾に使う、カーテンとツイタテをたして二で割ったようなもの?)などなどなどなどなどなど・・・
そうしたお道具の中に「門帳」(もんちょう)と呼ばれるものがあります。いわば「カーテン」です。
先日この「門帳」が「奉納」されました。奉納とは「寄付」のこと。
ご奉納いただいたのは「御用達」(ごようたつ)の「堀内商店」様です。
話が少しそれますが「御用達」の読み方には「ごようたつ」と「ごようたし」があります。
一般には「関東=ごようたし」「関西=ごようたつ」です。
「堀内商店」様は、数ある祭具・神具の中でもこうした「門帳」や「戸張」(とばり)「壁代」(かべしろ)と呼ばれる「カーテンの一種」を納めていただく業社さんです。
今回ご奉納いただいた門帳は、「本殿」(ほんでん)「若宮社」(わかみやしゃ)「還来社」(もどろきしゃ)の各御殿さん(おとのさんではありません。お社のことを「ごてんさん」と呼びます)の三枚です。
それぞれに「十五花蔓下がり藤」「朽木柄」(くちきがら)「十六葉八重菊」(一般でいう菊の御紋)が描かれています。
新しい門帳は早速神様にご披露申し上げ、堀内商店様から奉納されたことを奉告し、昨日の「例祭」(れいさい)からそれぞれの御殿さんにかかげられました。
ところで、前回の「あわてんぼうさん」の正体ですが、この前、境内の清掃をしていると参道の脇に「小さな穴」があいており、穴から何かがのぞいていました。
よく見るとナント「セミの幼虫」!!
いくら暑いといってもまだ梅雨まえ。
しかも、八年もの歳月を地中で過ごし、やっと穴から顔をのぞかせた直後に「力尽きた」様子で、発見されたときには「可哀そうな姿」になっていました。あわてて出てこなければ、降り注ぐ夏の日差しをいっぱい浴びながら、大空を舞遊べたのに・・・・・
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