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友「アンタいいよね、ピアノ弾いてるなんて優雅でさ。アタシなんかもう生活感丸出しだよ」
私「へ? ピアノって肉体労働に近いよ」
友「え、そーなの? だってさ楽器やってる人って白魚の指してない?で優雅ってイメージじゃない?」
私「してないよ。長年楽器やってる人は、たくましい手してるはずだよ」
友「ふ…ふーん。イメージなのかな単に」
私「ピアノの訓練した人の手を見たことないんだよ。見てコレ」と言って手を見せると
友「アレ? 近くで見てみると細くはないね。長いけど。って言うより全体に大きい? 手首が厚い??」
音楽に関係のない友達とたまに会ってピアノを弾く人間について話していると、このようなことになる。理想的なピアニストの手は、がっしりと大きいことである。手の甲の幅は広いほど良い。指は太くて力強く、長いのが一般的だ。要するに男性の方がダンゼン有利というわけ。デカい手をさらに練習で毎日強化するのだから、それはそれはパワフルだ。手を強化するには手首、腕、肩も強くないといけないので、肩から指先までは筋肉がしっかりつくことになる。とても優雅どころではないのだ。
私は身長が割合と高い方だが、それでも宝塚男役サイズというわけではない。170cm以上あったら、もっと手が大きくて演奏が楽だろうと思う。こればかりは生まれつきのもの。身長の低い演奏家は、どの楽器でも苦労されているはずである。
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