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昨日、しばらく会っていなかった友人とお茶を飲んでしばし話をした。互いの娘が同じ私立幼稚園に通っていた縁で知り合い、仲良くなった。幼稚園時代には家族ぐるみで一日キャンプに行ったり、食事に行ったりしていた間柄だ。その後も折りに触れては連絡を取り合い、親交を温めてきた。彼女は20年以上公立中学の教師をしていたが、現在は養護学校教諭の職にある。
携帯に電話があったとき、何となく声に翳りがあるように感じた。話を聞き進むにつれ、その予感が的中していたことを実感した。
二人いる娘のうち下の子が、公立中学で悪質ないじめに合っているということだった。親子共に忍耐の限界にきており、私立中学への編入を希望していると彼女は涙ながらに語った。
この場で内容を詳細に記すことしないが、聞いているだけでもハラワタが煮えくり返る話だった。人間のエゴと悪意、そして集団心理の恐ろしさに激しい怒りを覚える。思春期の子供の仕業とは思えない数々の下劣な行いは、そのまま大人社会の犯罪に通じるような気がしてならなかった。同じ母親として、やり場のない怒りを禁じえない。ウチの娘だって、中学時代に攻撃されたことが全くないわけではないからだ。幸い軽微ないじめですんで、運がよかったと思っている。
いじめる側の子が、家庭環境などで大きなストレスを抱えている場合が多いことは、彼女自身が中学教師をしていたのでよく分かっていることと思う。しかし、なぜそのストレスを罪のない他人に向けるのだろうか。そして、いわゆる「強い立場」の子に盲目的に従う子供たちが続出するのはなぜなのだろう。
無抵抗の一人を槍玉に上げ、ほぼ全員で暴言を吐き心理攻撃することのおぞましさ。被害に合う子が毎日悩み苦しみ、登校できなくなるまで執拗に続ける、その心理の下品さ。追い詰められた子供が自らの命を断ってしまう場合も少なくない。近年だけでも、そうした実例は枚挙にいとまがない。
「あの子の身に危険なことが起こる前に転校させることにしたの。今まで”あなたにだって原因はあるでしょう”って娘に言ってた自分が恥ずかしい。本当に恥ずかしい。長く教師をしてるのに、自分の子の心の傷に気付かなかったなんて」
友人は目を真っ赤にして、かつて我が子の訴えに無理解だった自分を責めていた。友人の娘さんが新しい環境に移って、和やかな人間関係の中で健やかに成長することを祈っている。
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sweetsweetpatatoさん、どんな強い子でも耐えられないでしょうね。また「強い子」なんてそうそういるものではありません。誰だって一人きりにされたら、強くあることは困難でしょうと思います。
2007/11/22(木) 午前 0:02
ミントさん、この学校では教師が不登校になったり精神不安定になったりしてるそうです。教師も必死だと思うのですが、力が及ばないのではないでしょうか。
2007/11/22(木) 午前 0:04
Sekiさん、加害者であったと仰るには勇気が要ったことでしょう。私は、自分を含め、誰もが加害者になりうると考えます。人間の中にある悪い種は、いつも発芽のきっかけを待っていると思うからです。気を引き締めたいものです。そして、人を攻撃することで自分の値打ちが上がると感じるのは錯覚だということ、忘れてはなりません。
2007/11/22(木) 午前 0:15
松月さん、友人として被害者を守ろうとすれば攻撃の矢面に立たねばなりません。どの子もいじめられるのを恐れ、自分の身を守ることしか頭にないのではないでしょうか。また学校が頻発するいじめを全て把握して対処するのは、不可能に近いと思います。
2007/11/22(木) 午前 0:20
DATSSEさん、人間の尊厳の冒涜、それが私が言いたかったことかも知れません。どの子も人として尊重されるべきです。理不尽な攻撃を受けることは許されてはならないですね。
2007/11/22(木) 午前 0:23
mind harpさん、まずは傷ついた子のケアが大事と思います。その子の心の傷を忍耐強く見守り癒してあげられる親御さん、きょうだい、友人、教師などが必要です。
2007/11/22(木) 午前 0:25
ナイショさん、飛んできてほしかったけど(笑)今は少し元気になりました! でもその言葉が本当に本当に嬉しかったです。とても正義感が強いのですね。それって人として大切なことだと思うのです。私も、悪意から人の気持ちを傷つける行為はどうしても許せません。ですのでいつも人とぶつかってます(笑)。事なかれ主義の人からは、偏屈で変わり者と思われてると思います。
2007/11/22(木) 午前 0:32
桜香さんの尊敬するかたって、私もまた尊敬するかたでしょう? きっとそうですよねっ(笑)。「いじめ」という中途半端な言葉は確かに良くないです。心理的肉体的に暴力なのですから、「犯罪」と言うべきかも知れません。人間の心は堕落に早く、すぐに悪魔の言いなりになります。私も気をつけなければ。
2007/11/22(木) 午前 0:37
善平さん、私たち大人がみっともないところを見せていてはいけないですね。加害者の子供を叱責できるだけの人格がなくては、教育は成り立たないですもの。親、教師、共に責任があると思います。
2007/11/22(木) 午前 0:42
のんきさん、話題としては重たいですが、いじめで苦しむ人は多いと思うのです。私も多少経験ありますが、我が子が学校で攻撃されるときの気持ちは、言葉では言い尽くせません。本能的怒りと言うのか、身体が震えるほどです。
ところで。心を込めて書いた真面目な記事というものは、コメントは少なくても、読んでくれる人が必ずいらっしゃいます。のんきさんが記事を書いた意味は絶対にあると思います。
2007/11/22(木) 午前 0:49
いじめについて考えるとき、いつも思い出すのは先日亡くなられた心理学者の河合隼雄さんの言葉です。
「一人一人の人間の心は海よりも深く、山よりも高い」
心の病を抱えた患者さんのカウンセリングをされていた河合さんは、患者さんと向き合うとき、いつもこう思っておられたそうです。私はこの言葉が頭から離れず、とくにいじめ問題がクローズアップされるときには必ず思い出します。
深刻な話題にも関わらず、皆さまから真剣なコメントをたくさん頂戴しています。大変に感謝しています。
2007/11/22(木) 午前 1:00
はい、きっとそうですよ(笑)〉尊敬する方
ジュストさんがおっしゃるように、誰人もが加害者になりうる精神性を持っていると思います。
だから、私も自らを戒めていこうと自分自身に言い聞かせていますよ。
2007/11/22(木) 午後 4:28 [ 桜香 ]
上記コメントでおっしゃっているように河合先生のお言葉、重く受け止めたいですね。〜宇宙全体よりも広くて深いもの、それは1人の人間の心〜という歌詞の曲があります。不用意な言動がどれだけ多くの人を傷付けるか、考えねばなりませんね。
2007/11/22(木) 午後 5:31
そうですか。。。先生が不登校になってしまうことがあるんですね。教える立場っていうのは、今の世の中大変ですねえ。皆で団結して改善できたらいいと思います。すくなくとも自分の子が加害者にならないようにと思ってます。言い方がヘタですいません。
2007/11/22(木) 午後 10:15 [ blu*her*min* ]
サンジュストさん、ここでひとつ言いたいことが。
“攻撃”している意識が無いということ。そして悪いと思ってないこと。
体験ですが、独りが怖い、仲間外れがこわいんでしょう。自分の値打ちなどより
同調者がほしいのでは。難しく考えすぎでしょうか。
2007/11/23(金) 午前 4:29 [ d21*iro ]
桜香さん、やはりそうですか(笑)。人間は弱いものですから、お互い気を引き締めて行きましょう。いばって言うことじゃないですが、私はとくにそうです。
2007/11/24(土) 午後 11:25
”ジャム兄”さん、河合さんの言葉はずーっと胸にしまってあります。思い出すたびに、値打ちのない人間など一人もないことを再認識します。
2007/11/24(土) 午後 11:28
ミントさん、そうなんです。教師の方もクタクタみたいです。日本の社会全体がこの問題に取り組んでくれないと、抜本的解決はあり得ないと思います。今は教育的に辛いときですね。
2007/11/24(土) 午後 11:30
ナイショさん、再びありがとうございます。ナイショさんは立場上、正攻法で行動出来ないかも知れないですね。「いじめ」を見るとムカつくのは、正義感が強いと言うことです。素晴らしい美点だと思いますよ。私は大好き、そういう人。
2007/11/24(土) 午後 11:33
Sekiさん、みんな結局は弱いのですね。きっと加害者の子供の側にもストレスがあるのだと思います。それをうまく昇華すること、正しい方向へエネルギーを向けることが出来ないのでしょう。でも、そうした理由によって、無抵抗の子供が傷つけられることが問題です。
2007/11/24(土) 午後 11:36