美は私を変える。人を変える。

被災された皆様にお見舞い申し上げます。どうぞお力を落とさずに。2011年7月。

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クリスマスの飾りつけの時期になった。子供が大きくなってからは玄関に大きめのリースを飾るだけになってしまった我が家。皆さんのお宅ではいかがだろう?

街で綺麗なオーナメントを眺めていると、小さいツリーでいいから再びリビングに飾ってみようかなという気になる。

画像はオーナメントを取り扱っているクリスマスカフェさんのHPより転載。下から二つ目を除き、あとはドイツのケステル社製。高価だが手が込んだ細工が美しい。

私はブルーが大好きなので、ロイヤルブルーのボールが気になるところ。






クリスマスカフェさんHP http://homepage2.nifty.com/christmascafe/index.htm

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生まれて初めてのコーヒーはキリマンジャロをサイフォンで入れてもらい、カップはウェッジウッドのアストバリーブラックで…だったらいいのだが、実は私のコーヒー初体験は小学校の同級生の家で出されたネスレのインスタントコーヒー。まだゴールドブレンドは発売されていなかったのではないかと思う。当時かなり甘かった森永『クリープ』がふんだんに入れてあり、同級生はスプーンでコーヒーを激しくかきまぜながら出してくれた(笑)。なつかしいなぁ。インスタントであれ、コーヒーなるものが自宅にある家が少なかった頃の話である(←いったい何時代の人間なのだろう)。

母はお菓子については新しいもの好きだし、友人が多かったため頂き物をすることも少なくなかった。私の友達が遊びに来れば「何コレ? こんなの見たことない」とよく言われたものだ。一度、さとうきび本体が食卓に置いてあったときは我が目を疑った。どこの木を切って来たのかと思った。母から説明を聞いてかじってみたら本当に甘く、理科の勉強にはなったような気がする。まあ、私の母だけあって少し変わった人かも知れない。話が逸れてしまったが、日本茶は別として洋菓子に合う飲み物となるとまったく無頓着で、そのコーヒー初体験の日まで私はその味を知らずにいたわけだ。

写真はネスレゴールドブレンドにおまけでついてきたもの。フタを回して開ける、少し昔のモデルだ。可愛いサイズだし、もったいないのでまだ封を切れずにとってある。

新しい先生に実力判定のために聴いてもらう曲を練習している。慣れたベートーヴェンがいいと思うので、ソナタ集から復習ということになった。

私にとって一番弾きやすいのがベートーヴェンだ。10歳の時の初恋(コンチェルト5番『皇帝』)から今に至るまで、彼の音楽は私の心から消えた日がないと言っていい。まるで私の音楽の根っこのような存在である。

ベートーヴェンをやり直してみてつくづく思ったのだが、ラヴェルの音楽とベートーヴェンの音楽とではベクトルが丸きり逆だということ。ベートーヴェンのエネルギーは的(音楽的解決)に向かって収束するのに対し、ラヴェルはエネルギーが放射線状に拡散するように感じられる。演奏していてベートーヴェンが弾きやすいと感じるのは、この収束の感覚が私の感性に合うからだ。ターゲットを的確に絞り、そこへエネルギーを効果的に集中させ、きっぱりと解決すること。それこそがベートーヴェンの音楽の柱だと思う。

ラヴェル『水の戯れ』の楽譜の一部に監修者ペルルミュテールの指示があった。ちなみにペルルミュテールはラヴェルに強く傾倒し、直接レッスンを受けた経験のある貴重なピアニスト。その言葉はラヴェル本人からのメッセージと私は信じている。7連符が続く68小節目のところに「軽く、もっと空気のように」とある。ほらね空気だ。それはこの曲を理解する上で大切なポイントであり、やはり拡散がキーワード。

またペダルの使用について、リカルド・ヴィニエスの言葉が書かれてあった。
「ラヴェルは高い領域においてのペダルは響きをはっきりさせることよりも、大気の振動のような、ぼかされた印象を与えるために用いることを望んでいた」

このような一種つかみ所のない拡散の感覚はラヴェルだけでなく、ドビュッシー、フォーレなど、フランス音楽全般に言えることではないかと思う。もっと視野を広げて言えば、絵画もこの時代は印象派が台頭し、ルノアールなどのふんわりとした輪郭と色調が好まれたのだった。

ベートーヴェンに比べラヴェルが遠くに感じられるのは、私が未だにこの「空気の拡散」の感覚に馴染んでいないためだ。

それで拡散したあとどうなるの? 結論は? と考えてしまう野暮ったさが無くなったとき、初めてラヴェルが綺麗に弾けることになるだろう。まだまだ先のことになりそうな気がする。芸術の歴史の浅い東洋の小国で、時計ばかり見て暮らしている私なんかに分かる日が来るのだろうかという気さえする!

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