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「裁判と口げんかはどこが違うか」
相手と争うという点については「裁判も口げんかも同じ」であるが、裁判に勝つためには口げんかのような「相手を言い負かす」ための瞬発力は必要ない。口げんかでは10分で言い負かされる相手にでも何年もかけて勝ちに持ち込む事ができるのが裁判なのである。
「裁判を起こす前に慎重に慎重に」
もちろんあなたが裁判に負けて人生に大きな傷を負うリスクはあるから、当然であるが「実際に裁判を起こす前に、慎重に慎重に考える」必要がある。
私の場合は、裁判までに1年近くの準備期間があったのでそれなりの慎重さがあった。
(と言うか、当初は相手方弁護士が怖くてなかなか裁判に持ち込めなかったと言うのが本当。)
「民事裁判の目的はお金である。」
それから裁判の目的であるが、基本的には「損害賠償金」である。相手の過失ないし、故意による損害に対して「対価となる金額」を決めてもらうために裁判で争うのである。
もちろん「相手が許せないから裁判したい」と言う方もおられるだろうが、その場合は「許せない気持ち」を「高額の損害賠償金」に置き換えたらどうかと思う。
私も相手に腹がたつ部分があったので損害賠償金は「怒りを含めて1800万円」と高額にした。
「裁判で最も重要なのは前提事実の攻撃防御である」
「前提事実を決めるのは裁判官も大変」
裁判官は事件の現場にいたわけではないのに判決で「前提事実」を決める必要があるが「原告と被告の言い分」はまず異なるからこれは裁判官にとって非常に困難な作業になる。
「家族が見ていた事は前提事実にならない。」
ここで「裁判と口げんかとの違い」になるが、裁判では「たとえ家族5人がとか6人とか見ていても裁判官は前提事実にしなない。」
裁判所は「家族が見たとする治療内容」と「被告のカルテ記載」が異なっていた場合、当然のようにカルテ記載を前提事実とし、判決には「家族の証言は信用できない」と書き込んだりしてくるらしい。
「ではどうしたらカルテと争えるか」
次回、実際の私の裁判のケースで「カルテと争う方法」について記載する。
私の場合は偶然に正しい戦い方をしていたのだと後で知ることになった。
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