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魔が差す
悪魔が心に入りこんだように、一瞬判断や行動を誤る。出来心を起こす。 卯吉(うきち)は目を覚まして辺りを見回した。悪魔は去ったようだ。正に卯吉は悪夢を見ていたのだ、先ほどまで。でも、今覚えているのは、あの生温かい額を流れる汗のようなものだけだった。何かに追っかけられていたような気がする、卯吉は徐々に思い浮かぶ記憶の断片をつなぎあわせながら、まずはあの生暖かい汗のようなものの正体を思いだそうと試みた。普通に考えれば、追いかけられているのだから、汗も出そうなのだが、卯吉は本当に追いかけられていたのかと、再び記憶の断片をつなぎ合わせようとした。振り向く自分、走っている自分、全ての記憶が、正しく思えたり、間違っているように思えたりした。何が正しくて、何が間違っているのかわからない、卯吉は髪の毛を両手でくしゃくしゃにしながら、思案を続けた。 思案に思案をかさねても卯吉はあの生温かい感触が何なんだったのか思い出せなかった。卯吉は一旦諦めて、自分が追いかけられていたのか、追いかけられていたなら、何に追いかけられていたのか思いだそうとした。黒い影を見た気がする、そんなに大きな影ではなかったから、犬、猫、猿、狐、狸、狼、鹿・・・思いだせる影はあまりにぼんやりとしていて、特徴があったわけでもない。もしかしたら人間だったかもしれない。ではなぜ卯吉は追いかけられたのか、本当に追いかけられていたのか、なぜ振り向く余裕があったのか、それは余裕だったのか、それとも恐怖の主を確認するのに必要な行為だったのか。 |

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本当はちゃんと完成させたかったのですが、まずは前編という感じでとりあえず、トラックバックしてしまいました(_ _)
最後のイメージはあるのですが、そこまでたどりつけるかどうか
(-_-;)
2012/9/23(日) 午後 9:02 [ 京都のkanban ]
これから始まるのですか?
2012/9/23(日) 午後 9:05
どのような結末になるのか楽しみにしています!
2012/9/23(日) 午後 9:06
おキツネさまだぁ〜?…
わたしは たまに霊に 普通に会ってしまうのだけど
それは ちょっと薄い ふつうの人たちよ〜(^^)
2012/9/24(月) 午前 0:02