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小樽市立文学館・美術館が入居していた(間借りしていた)小樽市分庁舎の再整備のための改修工事が、いよいよはじまります。
1952年(昭和27年)、小樽地方貯金局として建設され、1973年(昭和48年)から小樽市の分庁舎として使用されてきましたが、老朽化が激しく、また文学館・美術館の収蔵庫などの機能面で限界に達している状態で、平成22年度の公明党小樽市議団の市長に対する予算要望でも取り上げていたもので、このほど美術館収蔵庫の地下への集約と、1階に市民ギャラリー、多目的ギャラリー開設、3階に小樽の生んだ国際的な美術家、一原有徳さんの展示室の新設、多目的広場や駐車場などの外構の整備などが、総事業費1億4,630万円ほどで行われることになりました。
1階に新設される多目的ギャラリーは、美術だけでなくミニコンサートや各種のパフォーマンス、フリーマーケットなどにも使用できるもので、さまざまな文化芸術活動の発表の場として大いに期待されます。
また美術館の収蔵庫は、現在、狭く天井の低い中二階の部屋などに分散しており、安全に整理保管するうえで限界でした。今回は、大部分が地下に整備される大きな収蔵庫に集約されるため場所的にはかなり改善されそうです。しかし、温度、湿度を一定に保つ空調設備などは、これからの課題として、残されています。
建築史の上でも戦後の機能主義のビル建築として貴重な歴史遺産でもあるこの建物を、活用しつつ後世に受け継いでいく工夫を、これからもつづけていかなければなりません。
今回は、工事開始直前の状態を確認する意味で、詳しく現状をみせていただきました。地下に残る貯金局時代の食堂やお風呂、美容室の跡など、興味深いものもたくさんありました。
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