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平成24年8月16日(木)午後2時、なごりを惜しむように霧雨の煙る小樽港第3号ふ頭14番バース(札幌側)から、独立行政法人航海訓練所練習船、帆船「日本丸」2世が出港していきました。
小樽市市制90周年を記念して、8月11日(土)に入港して、この五日間多くの市民が船内見学などに訪れました。
今日は、あいにくの小雨まじりの出港となりましたが、潮太鼓が勇壮に打ち鳴らされる中、接岸ロープがすべてはずされ、二隻のタグボートと離接岸時に主に使用するエンジンが回りはじめるなか、練習生が整列し三本のマストの網の目に素足の足をかけて、よじのぼり出しました。日頃の訓練の賜物というのでしょうか、見ている方が恐ろしいような高いところを、きびきびと少しも危なげなく登っていきます。
見る見るうちに50メートルのマストの先端まで登り、さらにマストの横に伸びた腕の部分に整列、その時点では、足元はロープ1本で、その上に立って、片手で帽子を取って一斉に、出港のあいさつをしてくれました。
「登墻礼」、誠に勇壮な、まさにシーマンシップここにあり、ということを実感した瞬間でした。
始まる前にご挨拶させていただいた国立小樽海上技術学校の奥田校長先生によると、このマストの高さは、東京湾のベイブリッジの下をくぐれるぎりぎりの高さに設計されているとのこと。
別れを惜しむように、「日本丸」2世は、霧の中を静かに出港していきました。これからの航海の安全と訓練が無事に修了されますことを心からお祈りします。ボン、ボヤージュ!
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