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秋の夜長は読書に限るが、
最近忙しくて読書どころではない寂しい生活となっている。
僕の読書のレパートリーに時代小説があり、かなり嵌っている。
時代小説には全く縁がなかったが、
契機になったのは十数年前にたまたま読んだ山本周五郎の「さぶ」だった。
江戸の庶民の暮らしのなかの喜びと悲哀、
その心の襞を丁寧に描くヒューマンな世界に引きずりこまれてしまい、
周五郎の文庫本の作品をほとんど読んでしまった。
それから池波正太郎、藤沢修平と読んできて、
最近出合ったのが山本一力。
最近の直木賞は、あたたかくポジティブな作品が受賞していると感じて(独断と偏見?)
今年の春先に読んだのが02年の受賞作「あかね雲」だった。
登場人物のあたたかさと前向きなひたむきさは、直木賞受賞作らしい趣だが、
構成の巧みさにも、この作家のたぐいまれな実力を感じさせる作品だった。
以来、まだ数が少ない山本作品を一気に読破したが、
作品に描かれた江戸の下町に興味をそそられて、
この夏、東京出張の折に、ついに深川の地に入り、
江戸時代の街並みを再現して展示している『深川江戸資料館』を訪ねた。
写真は、資料館のホームページからとらせていただいたものだが、
なかなか規模も大きく、リアリティがある。
そのへんの路地から「あかね雲」の栄吉やおふみが出てきそうだし、
物見やぐらの下を損料屋の喜八郎が歩いていそうな・・・
そんな情景が浮かんできたのを今でも鮮明に思い出す。
時代小説三昧はまだまだ続きそうだ・・・
写真>再現させた深川の町並みのスケッチ図と写真
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深川江戸資料館なんてあるのですね。面白そうですね。今度日本に行ったときに、ぜひ行ってみたいです。
2006/10/21(土) 午後 10:47
是非行ってみて下さい。資料館の近くの小さな土産物屋で買って帰った「深川めし」の素で炊いたアサリの炊き込みご飯も美味しかったです。よろしければ、お試しあれ。
2006/10/21(土) 午後 11:24
池宮彰一郎の『四十七人の刺客』シリーズはお読みになられましたか?本所深川の描写は見事の一言。…実はNa◎も執筆資料収集に奔走したから…そ、それが言いたかったわけじゃ…。池宮じいさんとは付き合いが長くてNa◎の捨て台詞が『高杉晋作』や『天下騒乱-鍵屋の辻』の中でパクられ使われちゃってまして、とくに『天下〜』ではNa◎秘蔵の嵐寛寿郎主演の荒木又右衛門のビデオまで7年前パクられてたまま未だ返さない。
2006/10/22(日) 午前 9:53
Na◎さん、作家を一人ひとり読みつぶしてきたので、池宮作品はまだ読んでないです。でも俄然興味が湧いてきました。『四十七人の刺客』の本所深川もだけど、Na◎さんの捨て台詞も探索したくなりました・・・嵐寛の秘蔵ビデオも凄いですね!他にも秘蔵ビデオがあるんですよね?
2006/10/22(日) 午後 9:52
たまたま中堅ビデオ出版の社長がバンツマ〜アラカンの時代劇が好きで、ビデオ化を会社に諮ったらあっさり却下され、やむなく身銭を切って製作した6作品の内の一本で、限定50巻一巻5万円でも赤字と云う代物。売れないからってんでもらったもの。もう一本もらったけど誰の作品でどうしたか不明です。池宮じいさんは多分3千円位のものと思っている。でも…『四十七〜』を映画化している頃、Na◎の母が急逝して、じいさんのコネで市川昆、高倉健、宮沢りえから花輪が届いたから、ま、いっかって思って催促しないんです。
2006/10/23(月) 午前 1:40
市川昆、高倉健、宮沢りえですか・・・大好きな監督に役者さんです。だから僕ならいっぺんで御破算にしてしまいそうなので、何となく気持ちわかります。
2006/10/23(月) 午後 10:02
じいさんの小説は『時代劇・ミッションインポッシブル』の感のある陰謀の百貨店と云う活劇で新田次郎賞(なぜか未だ不明)を盗った?けど、映画はいまひとつでしたね。で、脚本を誰が書くかって段になって、皆が長老脚本家の池上金男しかいないでしょうと云うことになって、新米プロデューサーが件の依頼に訪ねたところ池上金男は池宮彰一郎だったんです。69歳で新人デビューした謎の文士だったらしい、あのホラ吹きじいさんは。
2006/10/24(火) 午後 3:33
池宮さんというのは、なかなか面白そうな人ですね。そういう人と楽しい交流があるNa◎も興味深い人です・・・。ブログ楽しみにしてます。
2006/10/25(水) 午前 9:04
実は、池宮彰一郎が『四十七人の刺客』でデビューする前に脚本家池上金男としての小説がありまして、それをNa◎が一人で3週間と云う無謀な時間で編集をしたことがあったのです。恥ずかしいからタイトルは申し上げませんが、未だ彼の最高傑作だと思っています。講談社がリメイク出版を申し出ても、なぜか拒否するんです。多分Na◎が訂正補足した幾多の箇所によってオリジナリティが変容しているからだと思っていますが…ただ、SAKAIさま、Na◎なんてロクなモンじゃないから買被らないで下さいね。それだけはお願い。
2006/10/27(金) 午前 7:25
なるほど、そういういきさつがあったんですか・・・。それから、お願いの件ですが、Na◎さんにそう云われても“ロクなもんじゃない”なんてとても思えないんですが・・・
2006/10/27(金) 午後 10:40
山本一力の直木賞受賞作を映画化した「あかね空」、只今上映中です。http://blogs.yahoo.co.jp/yfqsx494/30443445.html?p=1&pm=l
2007/4/6(金) 午後 2:41 [ yfq**494 ]
yfqsxさん、ありがとうございます。コメントが随分遅くなりました。映画でどこまで描けるのか楽しみな感じがします。鳥取ではまだ上映していないので、楽しみに待っています。
2007/4/19(木) 午後 6:46