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(スケッチは和田智さん)
「グリル」というのはクルマの口にあたるところ。
両サイドには目にあたるフロントライトがある。モデルチェンジ以前は、
フロントライトと同じ高さと狭い幅だったグリルを
大きく下まで切り取りデザインを変更したのが「シングルフレームグリル」
この新しいグリルは従来の控えめなアウディのイメージを、
一気に強い自己主張するイメージのクルマに変えた。
クルマのグリルは人間の顔や口の隠喩だ。
大きなシングルフレームグリルは「大きな口」だ。
その口がアウディのブランドイメージに大きく貢献している。
この一見リスクの高いモデルチェンジは大成功した。
グリルというのはエンジンを冷却するための吸気口でもあるが、
そのグリルの網の向こうには人間の心臓に当たるエンジンがあり、
見る物は、それを想像してグリルを見る。グリルが大きいと言うことは、
機械としてのクルマを強調することになる。
(以下WEBから要約)
和田智さんは1961年東京生まれで、武蔵野美術大を卒業してから日産自動車を経て、
1998年に独アウディAGに入社。A6、Q7、A5といった主要車種のデザインに関わる。
2009年にアウディを退社し、
現在は自身のデザインスタジオSWdesign TOKYOでEVなどのプロジェクトに関わっている。
アウディの量産車で初めて手がけたのがA6だが、
このデザインスケッチで、現在のアウディのアイデンティティである「シングルフレームグリル」
が初めて登場したと言う。これは「先進性のあるモダンでフューチャリスティックで
新しい感覚のデザイン」として受け入れられた。
その結果、A5はドイツ連邦デザイン大賞を受賞。しかし「ヨーロッパの究極の古典を表現した」
という評価を見つけた和田氏は心外だったと言う。
「レトロなデザインにはしなかったし、アウディはモダンが命だったから」
だがデ・シルバ氏は「デザインは未来だけを考えてはいけないんだ、
デザインは過去と今と未来を結びつけるものなんだと言ったのだ」
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2010年08月21日
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