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真実のパール判事

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パール判事 東京裁判批判と絶対平和主義
出版社のレビューより
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文庫本にして1400ページにもわたるレポートがある。ある裁判に提出するため一人のインド人裁判官が東京で1948年に書き上げた文書だ。
 その裁判とは「極東国際軍事裁判」。いわゆる「東京裁判」だ。ラーダービノード・パールは、十一の国から派遣された裁判官のうち、唯一、この文書で被告人(A級戦犯)全員を無罪と宣した判事であった。
 「日本が無罪」ということではない。この裁判がいわゆる事後法に基づく「遡及処分」=法律が未成立な状態での罪の裁定であり、近代法の原則を無視した戦勝国の一方的断罪の様相を呈するゆえに「法的に被告は無罪」ということなのだ。
 〈戦いに勝てば、その戦争は防衛戦となり、正当化される。そして勝者は敗者を裁く権利をもつ〉……これが慣習化されれば、どのような「侵略」戦争も「自国防衛」の名の下に正当化されることになるだろう。パールはその危惧を、東京裁判を批判する意見書に託したのだ。
 パールは裁判の後も、日本を何度も訪ね、「世界連邦」の樹立と日本の再軍備反対・平和憲法の死守を訴え、発言した。「(原爆を)落とした者の手はまだ清められていない」「武装によって平和を守る、というような虚言に迷うな」と……。
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安倍晋三や「靖国議員」が勘違いしている人物とは大違いである。

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