将棋の棋書レビュー

将棋の本(棋書)を紹介します^^

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    9級から初段までの基本詰将棋160題
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はじめに
詰め将棋のルール
第1章 初級の詰将棋 9級から7級(35問)
第2章 中級の詰将棋 6級から4級(40問)
第3章 上級の詰将棋 3級から1級(35問)
第4章 初段挑戦の詰将棋(20問) 
第5章 実戦・曲詰めの詰将棋(30問)
あなたの正答をチェック!
あなたの実力を判定!
おわりに 
 
対象棋力:将棋倶楽部24の5級〜四段、ヤフーの紫〜橙
               
将棋倶楽部24で1500点台のぼくの満足度:60%

1手詰から23手詰までが全部で160題収録された詰将棋問題集です。
第1章から第4章までの130問は、徐々に手数が増えていったり、同じ手数でも難しくなっていく、昔ありがちだった詰将棋本の構成です。同じ出版社から出ている内藤九段著の「九級から一級までの詰将棋」と似たような感じです。
第5章の30問は、最初の20問が囲いを意識した実戦形詰将棋で、残りの10問が曲詰めです。こちらは同じ出版から出ている高橋九段の「新しい詰将棋 初段・二段・三段」に似た感じと言えないこともないです。

さて、第1章から第4章までを解いてみた結果を表にまとめてみました。

イメージ 2
第1章は、9級問題として1手詰からはじまるのですが、これが王手をかけてみることから始まるという感じでひと目で解決する問題ばかりです。 そして、3手詰になると捨て駒を問う問題か登場し、大駒を切る練習をさせ、両王手をかける練習をしていく、という感じで、徐々に徐々に読者に詰め手筋を身に着けさせようとする作者の意思が伝わってきました。 特筆すべき点は、レベル分けがうまくできており、同じ手数の問題でも上の級の問題の方が難しいです。 5級問題までの62問はぼくにとっては楽勝な問題ばかりで、2分以上考えたものは1問だけでしたが、7手詰が登場する4級問題あたりから難しいと思える問題が出てき始め、以降は将棋倶楽部24で5級くらい(町道場初段くらい)はないと解きすすめるのは難しいだろうな、と思った次第であります。 9手詰は、問題129と問題130で合わせて1時間以上を使ったため、平均考慮時間が増えたということもあるのですが、ぼくの棋力では決して簡単ではなく、普通の9手詰だと思います。 次に、第5章ですが、7手詰から23手詰までの実戦形詰将棋と曲詰めが収録されています。実戦形の20問はかなり良いです。手数が長いものもありますが、そんなに難しくはなかったです。もともとこの本は実戦で強くなるのがコンセプトのようですし、どこかで見たことがある形の囲い攻略20問は、解いていてうれしくなりました。 しかし、おまけ程度に付けたと思われる曲詰め10問は、難しすぎます。ぼくは半分しか正解できませんでした。というか、ひと目難しいとわかる問題なので、頭が痛くなって、解く気が失せました。 実戦形の19手詰は、がんばればなんとか解けますが、曲詰めの23手詰はぼくの棋力では回答不能です。 本の最後に「あなたの実力を判定!」と題して正解率で棋力が診断されていて、ぼくは143問正解で、ギリギリ初段に認定(初段は141問以上正解)してもらうことができました。 1冊の本として全体的に評価すると力作だとは思いますが、読者のターゲット層を広げすぎている感じです。問題の半分以上は7手詰以上の手数なので、1冊をまるごと楽しむためには結局はアマ初段くらい(24の5級くらい)の実力がないと難しいです。(3級問題以降はぼくにちょうどいいくらいの難易度でした。) イメージ 3正解と同手数の変化手順(駒余りなし)のある問題がいくつかあったのですが、解説に触れられていないものがあったりと、解説不足の感は否めません。 また、問題139は11手詰になっていますが、その問題は13手詰で、解答が間違っています。問題140は9手詰と表示されていますが、解答は7手詰のミスプリです。 以上の点は、満足度10%の減点としました。 繰り返しますが、全体的には力作です。777円(税込)と将棋の本にしては安いので、上の対象棋力の人がならば、値段分は充分満足できるとは思います。 文庫サイズの小さな本なのですが、成美堂の詰将棋本のレイアウトはとても見やすくベリーグッドです。 上記の満足度は1冊の本の内容の難易度の幅が狭いものを好む、曲詰めが嫌いな人間の満足度であることも付け加えておきます。
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9級から初段までの基本詰将棋160題

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閉じる コメント(6)

最近出る詰め将棋の本は、級位者〜初段くらいを対象にしたものが多く、3手〜9手と短手数が多いですね。
自分としては7〜15手詰めくらいが中心の本が欲しいのですが。。。^^;

2010/1/10(日) 午後 4:46 [ アプト ] 返信する

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確かに対象を広げすぎですね。超短手数ものだと思っていたのですが、最後にそんなオマケがありましたか。

短いもの(超早解き用)も、長めのもの(じっくり用)も好きな人間なので気にせず買うような気はします。

2010/1/11(月) 午前 7:01 [ - ] 返信する

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詰将棋や必死の本なら文庫本サイズが絶対にいいと思います。家で解くよりも電車の中とか携帯したいので。家なら本でなくてもネットやテレビで詰将棋はたくさんありますしね。

2010/1/11(月) 午前 8:33 ヒッチさん 返信する

アプトさん、つまり、3〜9手詰ならやってみようという将棋ファンが多いのでしょうね^^ぼくも5〜9手詰が大好きです。
7〜15手詰め中心となると梧桐書院から出ている原田先生のが有名ですね^^

2010/1/11(月) 午後 10:09 阪田 大吉 返信する

prometheさん、9級問題とか8級問題と書かれてあるものは、道場で言われているその級だと思いましたが、4級くらいからは「24の級なのだろうか?」という勢いでした^^;
曲詰めも7手詰は解けたのですが、11手詰を超えると、難しすぎて頭が痛くなってしまいました^^;

2010/1/11(月) 午後 10:15 阪田 大吉 返信する

ヒッチさん、その通りだと思います^^この成美堂の詰将棋シリーズは本屋の売り場では小さくてせこく見えるのですが、図面は見やすいし、持ち運びに便利で実用的です^^

2010/1/11(月) 午後 10:21 阪田 大吉 返信する

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