将棋の棋書レビュー

将棋の本(棋書)を紹介します^^

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将棋の上達法のひとつとして、「詰め将棋を解く」というのが有名です。

逆に「詰め将棋」を解いたことない人で将棋の強い人は居ないと言っも過言ではありません。

「詰め将棋を解く」ことは、詰みの発見する力を鍛えるだけでなく、同時に「読む力」も鍛えていますので、「攻め」や「受け」に確実性が増し、気づいた時には棋力が向上していたという結果が得られます。

イメージ 1ぼくはこのブログを始めた時、将棋倶楽部24の点数は1300点前後で、ヤフーの点数は1700点前後でした。
 
それまで、4年半の間その点数で停滞していたのですが、かといって将棋倶楽部24にはほとんど毎日ログインしていました。
 
なぜ、毎日将棋をやっているのに、点数が停滞していたかを「詰め将棋」ということで考えれば、鮮明に原因が浮き上がってきます。

それまで人生の中で1冊まるごと解き終えた詰め将棋の本は「こども詰め将棋入門」のただ1冊だったのです^^;

詰め将棋は2000問くらい解いてようやくその効果が現れる旨を何かの本で読んだ記憶がありますが、100問程度しか解いてないのでは、いくら序盤巧者になっても棋力の向上が停滞するのは当たり前です^^;

当時のぼくは、詰め将棋に極度のアレルギーを持っており(将棋が好きなのに)、3手詰めなら「なんとか解いてみようかな」という気になるのですが、5手詰めになると難儀で、7手詰めは10分、20分と考えれば解けないことはないのですが、その有様では続けて何問も解こうという気になりませんでした。ちなみに9手詰めなんて解いたこともありませんでしたし、解こうとも思いませんでした・・。

5手詰ハンドブック」が出た当時、将棋ファンの間で好評で、ぼくも買ったのですが、ぼくにとっては難しい問題集でした。50問くらい解いたところで、解く気力が絶えてしまいました(T_T)

しかし、そんなぼくにも転機が訪れました。「3・5・7手実戦型詰将棋」(飯野健二 著)という本をたまたま本屋で見つけたのですが、これが手数に比較すると容易な問題ばかりで構成されており、当時のぼくにはまさにピッタリの内容でした。並べ詰めとかはほとんどなく、しっかり手筋を要求される問題であるため、解いた後の充実感も味わえました。

元来、詰め将棋の本という代物は、将棋指し又は詰将棋作家という職人が作るため、一つ一つの問題に「作意」と呼ばれる職人魂が込められています。
「作意」とは誤解を恐れずに言えば、作り手が解き手を迷わせるための罠(意地悪)で、それがないものは作品として評価されることはありません。

そのため、解き手はある程度、解くための基本技を持ち合わせていないと、ひとつひとつの問題を解くたびに、コンピュータ将棋で言うところの「全幅探索」が必要になるわけです^^;(つまり、全ての王手の筋をしらみつぶしに探さなければなりません。)

このブログを始めたころのぼくが、まさに、詰将棋を解く際は「全幅探索」に近い状況だったのですが、その状況では詰将棋を解こうという気にならないのは、いわば当たり前です。詰将棋をサクサク解くためには、まず「金頭の桂」「捨て駒」「退路封鎖」「不成」「大駒捨て(正式名を知らない)」といった基本技を身につける必要があります。これは、問題をたくさん解くことでしか身につけることができないのですが、ぼくにとってそれらを覚えるのにピッタリだったのが「3・5・7手実戦型詰将棋」だったわけです。

強調しておきたいのは、将棋に限らず、何事もそうなのですが、自分のレベルに見合ったことをやるのが、一番上達は速いです。

例えば、「光速の終盤術」という名作中の名作を初心者が手にしたところで、本棚の中で「棋神のお守り」になるのが高見山でなかった、関の山でしょう。
そのプレミアムの付いた高価な本よりも、初心者にとっては「将棋1手詰入門ドリル」の方が遥かに価値のある代物になると思います。

しかし、将棋の本というものは、表紙やまえがきを読んだくらいでは、レベルを察知するのは難しいです。詰将棋の本になると、同じ手数のものでも難易度にかなりの差があったりします。普通の人がそれを見分けるには、実際に解いてみるしかありません。(よくよく考えると、本という代物自体が中身を知るには読むしかない媒体なのですが^^)

そこで、1年半の間に詰将棋の本を30冊以上読み終えたぼくが、記憶がまだあるうちに、レベル別に紹介したいと思います。が、

とても長くなりましたので、続きは次回に致します^^

次回予告 詰将棋ノススメ(後編)「この段級の人にはこの本がピッタリ!」

どうぞ、ご期待下さい!


明日は女流名人戦第2局があるので、楽しみです!(里見倉敷藤花のゴキゲンに期待!)

第36期女流名人位戦5番勝負 特設中継サイト  ←対局の模様はこちらで中継される予定です。


上の記事で出てきた詰将棋の本です。
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   こども詰め将棋入門     5手詰ハンドブック   3・5・7手実戦型詰将棋    将棋1手詰入門ドリル
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大吉さん、こんにちは。
詰め将棋、私、苦手です。5手詰めがやっと。
7手は盤駒ないと、まぁ解けないです。
毎日やってますが、なかなか長手数のは苦手意識が消えません。
記載されている、金頭の桂と、香頭の金捨て、とか、
ある程度、使えるんですが。。。
いつか、九手や十一手詰めとか、解けるようになりたいとは
思っているんですが、なかなか。。。です。

2010/1/31(日) 午前 10:53 [ habu-magic ]

habu-magicさん、こんにちわ^^
5手詰は、「5手詰将棋」というのが実戦的かつ比較的簡単でおすすめですよ^^
7手詰以上では、「いちばんやさしい7手からの詰将棋」というのがおすすめです。
棋力にあった本を読んでいれば、必ず9手や11手詰めも解けるようになると思います^^

2010/2/1(月) 午前 3:52 阪田 大吉

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大吉さん、こんにちは。
飯野七段の「3・5・7手実戦型詰将棋」はすばらしい本ですね!ぼくもこの本で2年前に詰将棋ファンにカムバックしました(笑)。同じ手数でも著作によって難易度に差があるというお話、まったく同感です。現在、勝浦修九段の「詰将棋道場(7手〜11手)」(マイコミ文庫)の7手詰めにかなり手こずっています。。。

2010/2/7(日) 午後 4:22 [ しげ ]

しげさん、こんにちわ^^
飯野七段の「3・5・7手実戦型詰将棋」は詰将棋が嫌いな人を好きに変える名作だと思います。その本がなかったら、未だにぼくは詰将棋にアレルギーがあったかもしれません^^;
難度の違いは、飯野七段の「3・5・7手実戦型詰将棋」を解いた後、同じ手数の「ラクラク詰将棋」を解いた時のギャップから痛感しました。詰将棋を解き慣れている人にはいい本だったみたいですが、当時のぼくはへこんだのを覚えています^^
勝浦先生の本、ぼくも解きたいです。しげさんが難問を打破していくことを応援しています^^

2010/2/7(日) 午後 5:32 阪田 大吉


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