「旅の窓」から咲のひとりごと。

カリフォルニアの端っこから・・・・

アメリカの先住民

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1000年以上前から使われているとされるレンガ造りのマンション。
建て増しに建て増しを続けて造られているそうだ。

Adobeスタイル、土と水、藁を組み合わせて作ったレンガで出来ている。
壁は厚く、頑丈だ。
夏は涼しく、冬は暖かい。






サンタフェから北へ車で1時間半。
ロッキーから海へと続く河、Rio de Gurandeの横をだだっ広い荒野からロッキー山脈の始まりにあるTaosを目指してひたすら走り続けた。

一山超えて広がる台地はグランドキャニオンを思い起こさせる地形が続く。



New Mexicoのプエブロインディアンは19の部族からなる。
それぞれの部族には独自の言語がある。

Taos Pebuloはその中心的存在だ。 

彼らの言語はTiwa。
ほとんどは英語が話されているがスペイン語を話す人も多いそうだ。
居留地の学校では子供達にTiwaを教えている。


現在は観光、工芸品、カジノが部族の主な収入源だ。

Taosのダウンタウンから10分のところにTaos Pebuloのインディアン居留地がある。
サウスダコタやモンタナなどは町から遠く離れたところにあるのと対照的な気がした。



居留地では部族の若者によるツアーが毎日行われている。


この日のガイドはクリスティーナ。
この村で生まれ育って、今は町で看護婦になるために勉強している。
2年間の学校が終わって正式な看護婦になったらここに帰ってきて働くのが夢だと胸を張って語ってくれた。




Taosの人々の90%がカソリック。
けれど、大半が彼らの宗教を同時に信仰している。
だから教会と彼らのキバが両方村の中心にある。



1000年以上つづくこのコミュニティには今150人くらいの村人達が住んでいる。
TaosPebulo全体では約1900人の部族メンバーが周辺で生活をしている。


サンタフェでもこのタオスでも町と先住民の居留地が混在し融合しているような印象を受けた。

今まで行ったダコタやモンタナとの違い、そこはどこだろうと考えた。

たった4泊5日の滞在では表面しか見ることは出来ないだろうけど・・・
もう一度機会があれば今度はゆっくりと滞在して地元の人々とじっくりと話し込んでみたいと痛切に思う。



 

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ちなみに私はアウトドアの人間ではない。
    まずはキャンプの仕方も知らないし、トレッキング、山歩きはもっとも苦手とするところだ。


そんな私の目の前に現れた見上げるような高さの梯子。
 

そのときの私の動揺がわかってもらえるだろうか・・・



じつはずっと行ってみたかったところがある。
以前日記にも書いたことがあるがアナサジインディアンの遺跡、メサ・ヴェルデだ。

プエブロが彼らの文化を継承していると聞き無知な私はタオス・プエブロから近いと思い込んでいた。実際に調べてみるとサンタフェから約5時間、タオスからでも4時間程度運転していかなければならないことがわかった。

そこでメサヴェルデの小さい版、バンダリア国立公園を今回は訪れることにした。
 

ビジターセンターからレンジャーのボランティアのガイドでトレッキング。

ガイドはミシシッピ大学4回生のフレッド。
環境学の学生だ。彼の初めてのガイドだったそうだ。

歴史、ここでいまだに住む人々生活。
山でのサバイバルの仕方。
食べられる草木、シャンプーを作れる葉っぱ。
石で起こす火。とうもろこしを砕く石。

自然の中で生活をする人々の知恵を少しだけ学ぶことが出来た。
実際にこのバンバリアは洞窟の中に今でも住む部族がいる。
もちろん電気、水道などない。

ガイドツアーが終わり住んでいる方たちの邪魔にならないように岩山の中の住居を見学。
 
ロングハウスといわれる岩山の中の洞窟を使いアドーべスタイルの家と融合させて作った長屋。梯子を使って中を覗き込むことが出来る。

邪魔にならないようにといっても人っ子一人居なかったけれど・・・

その先に儀式で使う洞窟があるとの表示に、すでに足は重くなっていたが運動不足の体に鞭を打って足を伸ばした。

森の中を通って行き着いた先にあったのが見上げるような高さまで伸びる長い真っ白な梯子だった。
 

この同じくらいの長さの梯子を4本上らないと儀式の洞窟には行き着けない・・
友人とかなり悩んだけれど一本目を無理をしてあがった。

あがったからには降りなければならない・・・
あたりまえのことだけれど・・・

梯子というのは上るよりも降りるのがめちゃめちゃに怖い・・・

高所恐怖症だからと友人は一本目だけでギブアップして降りてしまった。


かなり長い間悩んだ末に死ぬ気で梯子を上ることにした。
脂肪はあっても筋肉がない私には梯子を上ることすら死ぬような恐怖だった。

心臓をばくばくと言わせながらたどり着いた崖の上の洞窟は思ったよりもかなり広かった。
 

そこから見下ろす風景はかなり感動的だった。

けれど、直立して立っている長い梯子を降りなければならない恐怖と緊張がすぐに襲ってきてしまった。
ふと梯子の上から見下ろしてみると頭がくらくらする・・
 


上がってくる人たち、降りていく人たちを暫く眺めながら呼吸を整えて下を見ないようにしながら一段一段声を出しながら数えながら降りた。


最後の一歩が地面に着いた瞬間の感動!普段山歩きしている人たちにとったら朝飯前だっただろうけど、高いところが怖くて運動不足で筋肉がふにゃふにゃの私にとったら
「ああ、ここで私の人生は終わるのかな・・」と、思う一瞬もあったのだから・・

しかしこの儀式用のCaveは今でも使われている。
ここに住む先住民の人たちはお祝いや祈りの儀式のたびにここに集まる。

実際に住んでいる人たちから話を聞く機会が無かったのが残念だった。

爽快感でホテルに帰った私だったけれど、運動不足の私が急に無理な運動をしたわけだから2,3日筋肉痛でまともに歩けなかった情け無いわたし・・・

行きたかったメサベルデはもっと巨大な岩の住居群跡・・
今の私が行ったらきっと踏破出来なかったのでは・・

来年行こうと思ってるマチュピテュにいたっては論外だ・・・



ああ・・

体を鍛えねば・・・・

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ニューメキシコの旅第一日目

アナサジの先住民の遺跡と現在のプエブロインディアンの生活を見たい。
それが今回の旅の目的だった。

アルバカーキーの空港からサンタフェに直行するつもりだったが、アルバカーキーの南にプエブロの一族Acomaインディアンの町があり、昔ながらの生活をしていると聞き足を伸ばした。

SkyCityの名前が表しているように大きな「メサ」(切り立った台形の岩)の上に築かれた町は空に限りなく近い町だ。

アルバカーキーの空港で車を借り走らせること45分。
昔見た西部劇のような荒野を見ながら辿り着いたAcomaの入り口は大地から湧き出たような不思議な形の岩達に囲まれ異次元のような様相をしていた。

ビジターセンターでガイドツアーを申し込み部族の若者の案内でメサの上の町に行った。
 
アドーべスタイル(土のレンガつくり)の家たちが立ち並ぶ。
厚いレンガの壁のため夏は涼しく冬は暖かい。ここには電気もなければ水道もない。

ガイドはAcomaのプエブロの一人、フレッド。
彼はここで育って今は近くの町に住んでいる。

スペインの侵略からメキシコになり、その後アメリカへと支配が移る中で民族が生き抜いてきた経緯を情熱を込めて語ってくれた。

スペインの征服の下、キリスト教へと改宗を迫られその中でも民族の宗教を保ち続けるために彼らの祖先が編み出した方法が彼らのシークレットナンバーを使って教会を建てた事だった。
12本の柱、7フィートの高さや4フィートの幅、など彼等が大切にしている「シークレットナンバー」をすべてに使い彼ら独自の教えを融合させていったらしい。

フレッドは胸を張り誇り高く彼らの部族の言葉や歴史、伝統を語ってくれた。

村の中心には彼らの神聖な儀式に使う「キバ」が建てられている。
立てかけられた梯子は天に向かっており、大地と天空とを結んでいる。

村の中央にある広場では彼らの伝統の宗教の祭りが行われる。


スペインの支配下にあった長い歴史の中でスペインの文化は村中に色濃く残っている。
写真にある丸い鍋をひっくり返したみたいなものはパンなどを焼く釜だ。
土でこねて出来たこの釜は今でも使われている。

ガイドの合間に村の角々にある手作りの店に案内される。
陶器やアクセサリーなど。

4時過ぎだというのに太陽の光は容赦なく降り注ぎ屋根のないレンガつくりの町の中では日陰を探すことは容易ではない。

意識が少しボーとし出した頃村のはずれに辿り着いた。

そこから大きな自然の石段が崖下へと続き歩いてメサを降りることも出来る。
一緒にこのツアーに参加していた他の部族のインディアンらしき家族のお父さんと息子はこの石段を降りてビジターセンターへと向かったが後の参加者はまたバスに乗ってメサを降りビジターセンターへと戻った。

そしてその夜の宿が取ってあるSantaFeまで約1時間半車を走らせ、サンタフェのホテルに辿り着いた。

Anasazi 消えた古代文明

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        ↑これらの写真は模型じゃありません。実際に人が住んでいたりします。



Anasazi:アナサジ(ナバホ族の言葉で「昔の人」の意)

アリゾナとニューメキシコの州境に生活していた部族です。
西暦1100年までに石と粘土で見事な建物を築き、
それが後にプエブロと呼ばれるようになったらしい。

アメリカ最古の石の住居として有名だから聞いたことがあると思います。

プエブロには今も沢山の部族が住み、この石の住居にも多くの人たちが住んでいます。
もちろん電気、水道などはありません。



ネイティブアメリカンのフルート奏者Nakaiのフルートをバックにした動画を見つけました。
Anasazi 
http://www.youtube.com/watch?v=b9NsNGeG-5w

高度な文明を持ち、高度な天文技術をも持っていたとされるアナサジ文化は
1200年後半に突如として消えてしまった。
干魃のためとか、エイリアン説、さまざまありますが、いまだに解明されていない。


サンタフェも綺麗ですが、こっちの自然の中のほうにも行ってみたいですね。


ニューメキシコには各地にナバホ、アパッチをはじめとして多くの部族が住み、
毎年4月には大きなPowwow(お祭り)が行われています。




Carlos Nakai
カルロス・ナカイはアリゾナのフラグスタッフ生まれ。
フルート奏者で人類学者というユニークな経歴の持ち主。
ナホバ族の文化の中で育ち、
インディアンの伝統的なフルートと西洋のフルートを融合させて、彼独自の音の世界を作っています。
彼の演奏するフルートの音色は奥行きがあり、凄く心に染み入ります。
グラミーも4回ノミネートされています。

気分転換に是非聞いてみてください。

R. Carlos Nakai
ドルフィンの映像とCarlos Nakaiのフルート
http://www.youtube.com/watch?v=5fOH_4YV3Vo

ミシガンの風景とCarlos Nakaiのフルート
http://www.youtube.com/watch?v=IkrJUPltUCQ

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ちょっとした話し合いがあった時のこと。
中心者のアメリカ人のおじさまが「Talking Stick」を用意していました。

Talking Stickはアメリカンインディアンが話し合いで使っていたフェザーなどの付いた棒で、
話し合いの最中はそのTalking Stickを持っている人だけが話す権利があるというものです。
他の人はその人が話し終えるまで待たなくてはなりません。
そして次そのTalking Stickを持った人が話す権利があると云うものです。

これはなかなかいいアイディアでした。

だってここは、みんな話すと止まらない、
人が話してる途中で割ってはいる、
一度に何人もの人が話す・・・
内容がシビアであればあるほど時折収集がつかなくなります。

ロシア人のおじちゃまはメッちゃいい人、ただ話が長くポイントに行くまでに人の十倍くらいかかる。
だから短気な人は時折その途中で話を取っちゃう。
だからなんとなく軽く見られてたんですけど、今回はみんなじっと忍の一字で聞いていた。
すると、本当にかなりいい視点で物事見ていることが皆によく伝わった。

いつもは人の話の途中で話を持って行っちゃうアルゼンティン出身のお姉さん。
今回はこぶしを握りながら我慢していた。

学校教師のアメリカ人のおじちゃんはいつもは自分が話し出すと止まらない。
で、人の話を聞くのが苦手。
そんな彼も今回は手を伸ばしっぱなしで棒が自分のところに来るまで我慢我慢・・・

そしてみんなもぎ取るようにTalking Stickを奪い話す。
だけれども、全員が均等に話すのがルールなのでTalking Stickは輪になって回っていく。

誰か話の途中でさえぎろうとするとみんなが、

「ほら、Talking Stick!!」

いや、なかなかいいですね。

自分から割ってはいるのが苦手な人も順番にこれでじっくり話せる。

普段は忍耐力が無く、癖のある英語話す人を無視しちゃう人も
(まあ、いわばちょっと見下げていた人も)
この時は皆がじっくりと話しを聞いたし、
それにTalking Stickのおかげで連帯感があっていいムード。


話し合いが大事なのはみんな知っているけれど、本音でがんがん話すのは難しいこと。
なんとなく表面だけ判ったつもりからの一歩脱却できた気がする。まだまだこれから。

話し合いも忍耐と勇気。

でも、Talking Stickにはお世話になりました。
ネイティブアメリカンの智慧に感謝!

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