地球の救い方・・・R.シュタイナーの人智学に学ぶ

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第二章 ■四■ マニ教と薔薇十字会のクリスティアン・ローゼンクロイツ④
 
(四)クリスティアン・ローゼンクロイツと薔薇十字会の霊的経緯
 
 シュタイナーは、薔薇十字会の起源について興味深いことを語っています。ここでは、「薔薇十字会の神智学」の「あとがき」として日本の人智学者・西川隆範氏がまとめた内容を基に説明してゆきたいと思います。
 
 西暦四世紀、後アトランティス時代の菩薩たちの叡智すべてを人類の未来に流し込む計画について話し合うために、霊的な次元でマニはスキティアノス、ゾロアスター、仏陀の三人を呼び集めます。
 シュタイナーは、彼らについて邦語訳書「仏陀からキリストへ」の講義の中で、次のように述べています。
 
  スキティアノス「アトランティス時代の人々は霊視力をもっており、理解を見ることができました。この霊視力は発達を続けることができず、西洋人は霊視力を失ってゆかねばなりませんでした。霊視力は当時、世間から隠れて生きていた人物に管理されていました。この偉大な秘儀参入者が弟子たちと共に世間から隠れて、アトランティスからもたらされたものを後の時代に保管していたのです。この高次の秘儀参入者、肉体の秘密を伝えるアトランティスの太古の叡智の保持者は、中世初期、スキティアノスという名前で知られました。ヨーロッパの秘儀の本質を知っている者は、スキティアノスとう名前が地上の最高の秘儀参入者を指すものであることを知っています。」
 
  ゴータマ仏陀「霊的な観点から観察すると、地上には菩薩と呼ばれる存在が昔から生きていたことが分かります。この菩薩は西洋に於ける任務を果たした後、紀元前約六百年にゴータマ仏陀に受肉しました。人類の師として東洋に赴いた存在は既に高度に進化を遂げていまいた。この菩薩が第二の偉大な導師、秘儀の封印の管理者、ゴータマ仏陀となった存在です。」
 
  ゾロアスター:「第二章 ■二■・■三■を参照」
 
  マニ : 「第四の人物も良く知られていない人部分が多いのですが、スキティアノス、仏陀、ゾロアスターの三人よりも大きな存在がマニです。マニは、マニ教徒が考えた以上に偉大な、キリストの使者です。」
 
この四人の会合で、後アトランティス時代の菩薩の叡智のすべてを薔薇十字の秘儀の中に保管伝、伝承されることになりました。
「薔薇十の秘儀には常にスキティアノス、仏陀、ゾロアスターが行き来しました。彼らは薔薇十字会の学童の導師となり、叡智を地球に送りました。彼らの伝授する叡智を通して、キリストの本質が把握されるのです。」
 
そして、十三世紀に、アトランティス時代の「土星神託、木星神託、火星神託、太陽神託、金星神託、水星神託、ヴルカン星神託」という、それぞれの神託を担った七人の人物と、後アトランティス時代の五文化期それぞれの叡智を代表する五人の人物が集まり、一人の子供を育てることになります。
 
この子は、過去世においてソロモン神殿の建築者ヒラム、後に福音史家ヨハネとして転生した人物で、ヨハネ福音書においてはラザロとして登場しており、ラザロはイエスによって秘儀に参入したとされています。(シュタイナー・ヨハネ福音書講義・参照)
 
こうした過去世を経て転生した子供は、ある日、仮死状態に陥り、十二人の人物はそのまわりに集まって自分たちの有する叡智のすべてを語り聞かせますが、この少年の人生は、若くして終わることになってしまいます。 しかし、この少年は十四世紀に、クリスティアン・ローゼンクロイツとして再受肉するのです。
 
クリスティアン・ローゼンクロイツ(1378―1484)として転生した少年は、二十八歳のとき東洋の秘儀と西洋の秘儀の均衡を見出すために東洋を旅し、旅の途中、再びダマスクスでパウロの体験をします。
 
その後、この旅の成果として十五世紀前半、かつて十三世紀の前世の時に自分のまわりにいた十二人の人物(七つの惑星神託と五つの文化期の叡智を修めた存在)を集めて薔薇十字会を創設します。
 
また、ローゼンクロイツの自我の中には、キリストの自我のコピーが織り込まれており、彼はカインとアベル、ヒラムとソロモンの物語という形で秘密を語ったとしています。(「神殿伝説と黄金伝説」を参照)
 
当時、秘儀参入者たちの認識では、中世から近代にかけて火星領域にある死者たちは険悪な状態に陥っていたといわれます。そのため、ローゼンクロイツは、仏陀の霊と話し合い、仏陀は平和の王子として戦いの星、火星に向かうことになります。また、これは同時に、この地球上の人類が、霊的方向にのみに向う人間と、物資的な事にのみ向う人間とに、二分する危険を回避するためのものでもあったのだといいます。
 
そうして、一六〇四年以降、仏陀はキリストが地上で十字架に処されたのと全く同じように、火星の贖主としてその使命を果たします。そのため、仏陀は現在でも地上で薔薇十字的行法を修行する人々に力を送り与えているとされています。さらに、これによって、地球上では世俗を捨てずに(出家しなくとも)修道生活が送れるような、新たな可能性が開かれたとシュタイナーは洞察しています。
 
それから後に、ローゼンクロイツのエーテル体に込められた叡智は、ヘレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキーの『ヴェールを剥がされたイシス』の中に結晶したとされています。さらに、ローゼンクロイツは、次の転生ではサン・ジェルマン伯爵として活動し、フランス革命の時代を生きたといいます。
 
このときサン・ジェルマン伯爵は、秘教的な深い洞察から革命を必然的な結果とみながらも、未来を予見して「人間はこの世的な文化から、キリスト教の真の文化へとゆっくりと導かれるべきであろう」という考えを主張することで警告を発します。しかし、結果的には当時の世の中は自由を暴力的に、しかも物質的なやり方で獲得する道を選び、フランス革命という歴史を刻んでいったのです。(「神殿伝説と黄金伝説」を参照)
 
その際に、サン・ジェルマン伯爵は、1748年、当時のドイツのフリーメーソン員のひとり、ヘッセンの領主の宮廷で亡くなりますが、その後もダデマール伯爵夫人の前に現れ、1790年にもウィーンで数名の薔薇十字会員の前に現れたといいます。
 
そして、彼は85年間東洋に引きこもり、85年後の1875年に再びヨーロッパで活動するだとうとい残したとされています。そして、この1875年は神智学協会が設立された年だとシュタイナーは述べており、その関連性を示唆しています。
 
シュタイナーの人智学は、このクリスティアン・ローゼンクロイツの組織した薔薇十字会の神智学とも共同しており、そこには霊的次元でマニやゾロアスター、仏陀らが深く関与し、ブラヴァッキー夫人の神智学とも源流を共にしているのです。その意味では、シュタイナーが神智学協会に導かれたのも必然的だったといえます。
 
こうした経緯からローゼンクロイツの転生は、次のように示すことができます。
 
◆ヒ ラ ム    →  カインの子孫で、ソロモン神殿の建築者。
 
◆ラ ザ ロ    →  ヨハネ福音書第十一章「ラザロの死」の登場人物。
               福音書家ヨハネと同一人物。
 
◆ヨ ハ ネ    →  ヨハネ福音書第十一章でキリストによってラザロは生き返
               り、福音書家ヨハネとなる。
 
◆少   年    →  7つの惑星神託と5つの文化期の叡智を修めた人物らに
                叡智を伝授される。
 
◆ローゼンクロイツ →  7つの惑星神託と5つの文化期の叡智を修めた人物らと
               薔薇十字会を設立。
 
◆サン・ジェルマン →  フランス革命の前後を生きた人物。
 
 

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ありがとうございます。こちらも、ゆっくり読ませていただきます。

2014/4/23(水) 午前 11:59 [ カール(カヲル32) ] 返信する

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