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歌うための作業

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「歌うこと」...これは音楽をする者にとっての永遠のテーマであり、歌詞を伴わない器楽奏者には最重要課題となります。 そもそも「歌う」ってどういうこと? 
自分の思いを曲に込めて、感情たぁっぷりに〜!?...成程、カラオケで自己陶酔するだけなら、それも許されますが、(プロ、アマ問わず)表現者としての社会的責任が伴う場合(笑)それだけではマズイ。  思えば学生の頃、様々な場面で「そこの所はもっと歌って!」と指導者に言われ困惑した記憶が...(苦笑)
では、どうする?

苦慮した結果、現在の僕は生徒さん達に「歌う=メロディーの処理方法」として説明しています。その一連の作業は役者さんが台本を読み込んで役作りをするのとよく似ています。月並みですが「読書百篇〜」の如く、ひたすら楽譜を読んでお話の内容をよく理解することから始まります。この過程で句読点を探すのは勿論ですが、そのためには、矢張り和声やリズムの基礎知識はあった方が良いし、楽譜を視覚的に捉えるある種の目も必要でしょう。更に古典作品にはその時代のセリフ回しがありますから、それも知らないといけない。

「うわぁ大変!」なんて余計な心配をしないで下さい。確かに決して楽ではありませんが、これは経験によって十分身に付きますし、もし指導者がいればその人が最後まで責任を持つべきです(笑) 
フレーズが見えてきたら、その楽器の演奏に相応しい語り口調を見つけ出す。この段階でダイナミクスやアゴーギグの処理をどうするか?などなど...掘り下げればキリがありませんが、こう云った一連の過程の中で、その人らしさは自然と表出されてくるものと僕は信じています。少なくともメロディーが垂れ流しになることだけは回避できる筈です。

作業の一例として説明致しましたが、最も確実な方法は良い演奏を沢山沢山聴いてイメージを作り上げる...そして自分がそれに近付くために試行錯誤することだと思います。「大いに悩む!」決して無駄にはなりませんよ。...僕はそうしています。そのためか最近白髪が増えて(笑)...おあとがよろしいようで。


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