つまらないオヤジの話

政治ブログではありませんが、政治ネタの多いブログです。

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腐ったリンゴ

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 長いこと更新をサボっていたオヤジです。公私にわたり何かと忙しく、記事の更新まで手が回らなかったんですが、ここにきて一時的に落ち着いてきました。もっともこれも2週間程度の事で、時期的に直ぐ忙しくなる事は見えていますので、更新できない日が続くかもしれません。

 さて、今週は娘の卒業式が有りまして、入学式や卒業式に一度も参加した事のないオヤジが初めて娘の卒業式に参加してまいりました。基本的には、入学式も卒業式も仕事優先のオヤジには縁の無いものなんですが、「答辞」を娘が読むとなれば無視もできず、仕事を早退させてもらい参加する事にしました。写真の壇上で背中を向けているのが私の次女です。こんな日が来るとは考えたことも無く、中学の時には3と2が並ぶ成績表に苦笑いしかできなかった事が嘘のようです。

 人間は、その気になれば変わる事も出来るのだと、娘の頑張りを見て感じてしまう事が有るなどとも思ってもいませんでした。もっとも、そんなに自慢できるようなレベルの高い高校ではありませんが、入試では2倍前後の人気のある高校で、学科試験の無い面白い高校です。

 親バカ親父としては、非常にうれしい事のあった一週間でしたが、卒業式当日の校門の前に居た連中を見て怒鳴りだしそうになった事もご報告しておかなければいけません。

 卒業式という目出度い日に「憲法改悪反対」などと書かれた幟を立てて署名している連中が校門の前に居たら皆さんはどのように反応するでしょう。私は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「何でこんな日に校門の前にお前らみたいのが立ってるんだ!」と3回も・・・・・4回目は妻に止められました・・・・orz

 我ながら大人気ないと思ってしまうんですが、どうも我慢できません。そういえば去年の参院選の時に民主党候補が駅前で演説している時も「嘘吐きは帰れ!」と叫び、次女に止められた事もありました。−−;)



 昨日は、TVに向かって「ふざけるな!」と怒鳴ったんですが、娘も妻も笑って「もっと言え!」・・・・・・・外と家の中は違うようです。(当たり前ですね ^^;)

 昨日は、帰宅した時に丁度「野田」「レンホウ」「前原」の3人が献金で追求されている最中で、3人とも歯切れの悪い答弁に終始していましたが、献金した人間が覚せい剤取引で名前の挙がった事のある人間であることが暴露されると大臣席が固まってしまったのには、思わず笑ってしまいました。こんな奴らでも流石にまずいと感じるんだと不思議な気分でしたが、前原の違法献金にはやはり後ろめたい事ばかりしている連中の集まりでしかないと再確認しました。

 所詮は、売国奴の集まりで、仙石などは「人権救済法案(人権擁護法)」に一生懸命取り組むんだそうです。呆れ果てるしかないですが、これが民主党の真の姿なわけで、こいつらが「国益」などと口にする事こそ「方便」なんでしょう。「国民の生活が一番」・・・・・笑わすな!と言っておきます。

 過去に3月解散が有ったのか調べてみたら「バカヤロー」解散が3月だったようで、菅総理が言っている事なんて余り考慮する必要もないんでしょう。多少混乱するのかもしれませんが、これ以上日本を駄目にされるよりはマシだと考えれば、解散総選挙になったとしてもその方が日本の為にはなると思います。

 個人的には、2大政党制がこの国に適しているとは思いませんし、何処の国の政党か得体の知れない政党は日本に必要無いと思っています。腐ったリンゴがたった一つ有るだけで、箱の中のリンゴ全てが腐ってしまう事を考えるなら、民主党はまさに箱の中の腐ったリンゴでしかないでしょうね。早く取り除かなくてはいけません。


 本日も取り留めの無い記事にお付き合いいただきありがとうございます。


石のスープ

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 (画像の右下をクリックすると拡大できます。)




 「石のスープ」というお話をご存知でしょうか。ポルトガルの民話だそうです。私は、小学校の時に担任に読み聞かされましたが、今でも時々思い出し、子供たちに話して聞かせた事もあります。私の印象では、あまり良い話という記憶はありませんでしたが、調べなおしてみると・・・・・・

 
 *ポルトガルに伝わる民話。そしてそのエピソードから、協力を集めるための呼び水の比喩にも使われる。似た形の民話はヨーロッパ各地にあるが、北ヨーロッパでは石の代わりに釘、東ヨーロッパでは斧が使われている

 と、ウィキペディアでは紹介されていて

 *飢えた旅人(僧侶とも)が集落にたどり着き、民家に食事を求めて立ち寄ったが、食べさせるものはないと断られてしまった。 一計を案じた旅人は、路傍の石を拾うともう一度民家にかけ合った。「煮るとスープができる不思議な石を持っているのです。鍋と水だけでも貸してください」

興味を持った家人は旅人を招き入れた。旅人は石を煮始めると「この石はもう古くなっているので濃いスープになりません。塩を加えるとよりおいしくなるのですが」と説明した。家人は塩を持ってくる。

 旅人は同じようにして、小麦と野菜と肉を持ってこさせた。 できあがったスープは見事な味に仕上がっていて、何も知らない家人は感激してしまった。旅人はスープのできる石を家人に預けると、また旅立っていった。


 と、話のあらすじが載っています。このあらすじは、私が小学校の時に聞かされたものと同じで、どこが「協力を求めるための呼び水の比喩」なのか理解しがたいお話です。当時の私の感想は、「詐欺師」の話だなと思いました。その思いは今でも変わらないわけですが、記憶違いという事もあるのでもう少し詳しく調べてみました。



 陽が地に沈むころ、ほこりだらけの道を、これまたほこりにまみれたベルナルド師がトボトボと歩いていました。ロザリオはちりんちりんと鳴り、おなかはグウグウと鳴っておりました。

 長い道のりです。でもこれは修道院に辿り着くまでの道のりが長いのではありません。長い長い道のり・・・・・。

 彼は頭が良く、また頑丈な肉体を持っていました。。お腹がいっぱいならば100レグアくらいも歩けるのに・・・。でもいくら歩いても迷子のニワトリにも会わないしリンゴの木が見つかるわけでもないし、ごちそうしてくれる誰かに出会えもしません。ああ、何にも食べるものがない!

 「あとちょっとで・・・」ブツブツと人生を嘆きかけたその時、遠くに農場が見えました。

「おお、我をお守り下さる主よ、我をお忘れにならなかったのだ!」 

 ベルナルド師はにまりと満足げに微笑みました。悪いことがいつまでも続くわけではないのだ。ささやかな幸福・・・・・きっと食べ物にありつけるに違いない。

 しかし、何もかもがそううまくいくわけではありません。人生は困難の連続です。何年も続いた干ばつで穀類は芽を出さず、菜園の野菜類はしおれ、動物たちは飢えと渇きのため死んでしまっておりました。

 領主たちはいつも通り重税を課しておりましたが、遠い地の敵を倒すために男たちは去り男手はなし。カラカラに干上がった大地からは殆どなにも採取できない状態。かろうじて収穫したほんのわずかの食べ物は、各家庭で皆誰にもわからないようにこっそりと隠して、自分たちのためだけに充てていたのでした。

 これらすべてのことを、善良なるベルナルド師はよく知っておりました。彼は悪人でも詐欺師でもありません。ただ現実の道を進まねば、彼は食べられないのです。他に食べる近道はあるか? 否!

 茅ぶきの屋根で黒っぽい石の壁の家に近づくにつれて、ある考えが彼の頭に浮かびました。道ばたに落ちている石を拾い上げ、にこりと微笑みました。それはただの丸い石。ついている埃をていねいにはらってゴシゴシと磨き、ドアを叩きます。

「誰?」女の声がしました。

「神のご加護を、奥さん!そこに鍋があったら貸してくれないかい。それと、水があったらほんの少しでいいからわけておくれ。今ここに炭火をおこして『石のスープ』を作るから。」

「なんですって?! そんなこと本気にすると思ってるの!」赤ちゃんのいるその大きなお腹に手をのせながら、女は笑い飛ばしました。
「石のスープですって? そんなの聞いたこともないわ!」

「そりゃあ、私の出身の小さな小さな村の食べ物だからね。知らないのも無理はない。よく食べたもんだよ。とても美味しいんだ。見てみたいかい?」

 それを聞くと女の好奇心がムズムズとうずきはじめました。あからさまに、まるで5頭のニワトリでも見るような感じで、修道士をジロジロと見つめます。

「いいわよ、作ってみてよ。」

 彼女は半信半疑ながら、面白そうだと思いそう言いました。

「なあに、簡単さ。すぐ作れるよ。まず、鍋の中にこの石と水を入れる、そしてぐつぐつと煮立てる。」

 先ほどピカピカに磨いたその石を示しながら、ベルナルドは説明します。女は信じがたいとは思いましたが、好奇心には勝てず、鍋と水を取りに行きました。

 ベルナルド師は木片を6つかき集め、そこに火をつけ、炎が強くなったころ、石を入れた鍋を上に乗せました。これから何が起こるのかを観察するように腕を組んで見つめます。それから、ロザリオを手でもてあそびながら、暫く黙ってそこに座っていました。時間が経ち、水が沸騰しはじめました。石が中に入っています。

 女は、ずっと信じられないままでしたが、修道士から目が離せませんでした。

 「あー、もういいかな。どれどれ、う〜ん。」そう言いながら彼は一口試します。

「う〜ん、少し塩味が足りないな。塩があるといいんだけどねえ。」

 女は塩を取りに行きました。ベルナルド師は礼を言い、またロザリオの玉をもてあそびます。

 女は、彼の言ったことを全く信じていないふりを続けてましたが、その心は好奇心でいっぱい。でもそれを押し隠し彼の様子を観察しつつ雑用事を続けておりました。修道士は女のそんな様子には気づかないふりをしました。

 しばらくたってから女が耐え切れなくなって質問しました。

「スープ・・・どう? 美味しくなったかしら。」

「美味しいかって? そりゃあ、わたしが今まで食べたものに比べればねえ。う〜ん、もし小さなジャガイモ一個とキャベツの葉を一枚足せばねえ、もうちょっと美味しくなると思うよ。」

 女は菜園に行き、ジャガイモを二個とタマネギ、キャベツの葉を何枚か取って戻って来ました。そんなにも頼んだわけではありませんでしたが、ベルナルド師はしめしめとそれらを受け取りました。

 美味しい野菜スープが既に彼の前に出来上がっています。しかしながら、ちょっと時間が経ったら、また女のほうを振り返りこう言いました。

「このスープは悪くはない。でももしニンニク一切れとオリーブオイルがちょこっとと、チョリソーの輪切り2枚あれば・・・こりゃあ最高のスープになるよ!」

 スープの素晴らしくいい匂いがしています。 女は家に入り、必要なものを持って来ました。

「さあ、あとは何が必要だと思う? 奥さん。スープのいれものをここに持って来て、座りなよ。スープ2人分の出来上がりだ!」

 ベルナルド師が美味しい石のスープを充分に堪能したので、女は彼に大切な自分たちの食料を恵む必要はないのだと、ホッと胸をなでおろしました。彼の巧みな話術で、食べ物を既にあげているなんてことにまったく気がついていなかったのです。

 「ところで、その石はどうするの?」鍋の底までスープを食べ尽くした後、女がそう質問しました。

「この石かい? そりゃあ、またスープを作るために持って行くよ。」ベルナルド師は満足げに二ヤリと笑い、そう答えました。



 元のお話は、3人の兵士が主人公だというお話もあるのですが、出だしは同じで違うとすれば、長い戦争で閉ざされていた村人の心を開き村全体を幸せな気分にしたという事でしょうか。ヨーロッパ全体に似たようなお話が有り、日本でもこのお話をモチーフに「しあわせの石のスープ」とか「オオカミと石のスープ」などの絵本もあるようです。

 あくまで個人的な感想を言えば、所詮嘘から始まった一瞬の幸福感(満腹感?)であり、冷静に考えれば、飢えた人間が人を騙して己の欲望を満たす話で、どこが素晴らしい話か理解に苦しみます。

 オヤジの感性が貧しすぎるからだと言われてしまえば反論もできませんが、何でこんな記事を書いているかといえば、民主党の比喩として私が使っているからなんです。

 「ここに日本を良くする政党が有ります。」
 「政権をとれば日本が変わります。」
 「子供手当、農家の個別保障、高速道路の無料化、高校の授業料無償化などを加えると本当に良い国が出来ますよ。(スパイスに外国人参政権とか選択的夫婦別姓も入れたいんですけど今は内緒で・・・)」

 そんなお金が有るわけないだろう!?

 「いえいえ、皆さんが見た事がないだけで、無駄遣いをやめれば幾らでもお金は出てくる事を私は見て知っているんです。」

 で、政権交代し日本全国幸せ気分で浮かれ、メディアも大騒ぎ、でも暫くして冷静になってみれば「騙された・・・・」そして増税だけが残された・・・。嘘からは、真の幸せは生まれはしないと思います。


 本日は、「建国記念日」です。日本人なら「紀元節」と言うべきでしょうが、どちらにせよ日本という国を改めて見つめ考える日ではないかと思います。良い休日をお過ごしください。


 本日も拙い記事にお付き合いいただきありがとうございます。



仕事と報酬

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 皆さんに忘れられてしまうのではないかと思うぐらいの更新頻度のオヤジです。

 大好きな(?)国会中継もなかなか見る事が出来ていませんが、相変わらずなようなので安心(!?)しています。民主党政権では、マニフェストの履行はおろか何も進まない事が確実なようです。勿論、自民党に代わったとしても、それで日本が良い方向に向かうとも思いませんが、このまま国益を棄損され続け国民の生活を蔑ろにされるよりはマシでしょうね。

 相撲界もまた大騒ぎになっていますが、「またこのタイミングかよ!」と報道番組での取り上げる時間の長さや新聞各紙が一面で報じたりする姿にウンザリしています。相撲界に八百長が蔓延していたとして、それが国民の生活に及ぼす影響は?・政治に及ぼす影響は?・相撲界を叩けば日本が良くなるのでしょうか?と聞いてみたくなります。ただ、角界の方々は、国技である相撲を汚した事を土下座して天皇陛下に謝罪しろ!とは思いますけどね。

 政治家にしても角界にしてもそれぞれの立場における「誇り」というものを感じません。


 さて、私が私の友人と話す中でよく出てくる話なのですが、「仕事に見合う報酬」と「報酬に見合う仕事」が有ります。一見同じように思えるかもしれませんが、我々の中では全く違う事であるという認識が有ります。

 「仕事に見合う報酬」であると当然の権利として受け取るのか「報酬に見合う仕事」が出来ているのかと常に自分を見つめながら受け取るのでは、仕事に対するスタンスが違うという話です。似て非なるものというのが結論です。

 報酬を受け取るために仕事をするのだから当然だろうと言ってしまえばその通りなんですが、「権利」の話をしているわけではありません。あくまでも仕事に対するスタンスの話です。極端に言えば、難しい事から逃げてばかりいる人間と前向きに仕事と向き合う人間、楽ばかり求める人間と仕事を遂行する上で当然の苦労と考える人間ほどの差が有るだろうと思うわけです。その差が、仕事での達成感や仕事に対する自信や誇りを感じられるかどうかの違いとなってくるのではないかと、そんな事で2時間近く話し合う事も少なくありません。

 私などが偉そうに言う事でもないとは思いますが、政治家や角界の方々も「仕事に見合う報酬」を受け取るのが当然の権利だと思わずに、一度でよいので「報酬に見合う仕事」が出来ているか見つめ直してみてはいかがでしょう。目先のお金に溺れ自分の社会的な責任や地位を忘れてはいないか、自分の得た権力に驕って見失ったものは無いのか、考えていただきたいものです。



 本日も拙い記事にお付き合いいただきありがとうございます。



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大雪

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 久しぶりの更新です。
 ご無沙汰しております。m(_ _)m

 昨日は、雪が降り積もる新潟に日帰りで出張に行ってきました。十数年ぶりの新潟は、その当時と同じように大雪に見舞われていました。道路のわきには、うず高く降り積もった雪によって壁が出来ていて東京とは別世界でした。

 当初は、車で移動のはずでしたが、雪が降りっぱなしという事で、安全と時間の正確さを優先させ、新幹線での移動となりゆっくりと車窓を眺めながらの移動となりました。たまには良いものですね。

 今回の主張先は、魚沼のコシヒカリが収穫される地域で、美味しいお酒と美味しい食べ物が頂ける所なんですが、残念ながらお泊まりは無くゆっくり堪能することはできませんでした。(残念・・・)

 浦佐という駅で降り、田名角栄さんの銅像のお出迎えを受け、車で移動して出張先の工場へ向かいました。ちょうど昼時でしたので、工場近くの立派なお蕎麦屋さんで昼食をいただきましたが、その時に出張先の工場の工場長とお話しさせていただきました。

 話しているうちに当然のように雪の話や雪降ろしの大変な話なども出てくるのですが、その時の工場長の一言が、私の脳みそを刺激しました。

 「雪が降ってくれないとコメの味もイマイチなんですよね。」

 天候は、人智の及ぶものではありません。降り積もった大雪は、その地域に住む人達には大変な苦労を強いるわけですが、大雪は、やがて溶けて雪解け水となり、豊富な地下水を維持し、豊富な地下水が美味しいお米を育てる、雪の多さが味まで左右するとなると決して悪い事ばかりではないという事になる・・・のかなと思いました。大雪は、おいしいお米を収穫するためには、避けて通れない試練であるともいえるわけで、自然とはそうしたものなのだろうと思います。

 富山湾のブリが豊漁というのも、寒さの厳しい冬が、厳しさに耐える試練の代わりに人間に与えた恵みと考えられないでしょうか。

 もっとも、TVを見ていると科学的な説明で済まそうとします。ブリは、水温が低すぎるのを嫌い冬に南下を始めますが、今年は特に水温が低いようで、比較的水温の高い富山湾に入ってくるブリが例年以上に多いという現象になっているとなるんですが、ではなぜそこまで水温が下がるのかと次々に疑問をぶつけていけば、すべてを科学で解き明かしているわけではないので、いずれは説明に窮する事になります。

 人間の力で自然の何かを変えられると思ったとしたら、自然のすべてを説明できると思ったとしたら、それは人間の思いあがりでしかないでしょう。北京オリンピックでは、ロケットを打ち上げて雨が降らないようにしていましたが、思いあがった人間の姿をまざまざと見せつけられたように思います。自然に対する畏れと敬う気持ちが有って初めて、自然を受け入れ自然の恵みに感謝できるのであって、それが調和という事ではないのかと考えたりします。

 人間の力では、如何ともし難い自然に触れ、そこで生きる人々を見て、話を聞いて感じた事ですが、それと同時に神社の拝殿に祀られている鏡について改めて考えてみたくなりました。


 本日も取り留めのない記事にお付き合いいただきありがとうございます。





 

稲むらの火

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稲むらの火


 「これはただ事ではない」とつぶやきながら、五兵衛は家から出てきた。今の地震は、別に烈しいというほどのものではなかった。しかし、長いゆったりとしたゆれ方と、うなるような地鳴りとは、老いた五兵衛に、今まで経験したことのない不気味なものであった。
 五兵衛は、自分の家の庭から、心配げに下の村を見下ろした。村では豊年を祝う宵祭りの支度に心を取られて、さっきの地震には一向に気が付かないもののようである。
 村から海へ移した五兵衛の目は、たちまちそこに吸いつけられてしまった。風とは反対に波が沖へ沖へと動いて、みるみる海岸には、広い砂原や黒い岩底が現れてきた。
「大変だ。津波がやってくるに違いない」と、五兵衛は思った。
このままにしておいたら、四百の命が、村もろとも一のみにやられてしまう。もう一刻も猶予はできない。
「よし」と叫んで、家に駆け込んだ五兵衛は、大きな松明を持って飛び出してきた。そこには取り入れるばかりになっているたくさんの稲束が積んであった。
「もったいないが、これで村中の命が救えるのだ」と、五兵衛は、いきなりその稲むらのひとつに火を移した。風にあおられて、火の手がぱっと上がった。一つ又一つ、五兵衛は夢中で走った。
こうして、自分の田のすべての稲むらに火をつけてしまうと、松明を捨てた。まるで失神したように、彼はそこに突っ立ったまま、沖の方を眺めていた。日はすでに没して、あたりがだんだん薄暗くなってきた。稲むらの火は天をこがした。

 山寺では、この火を見て早鐘をつき出した。「火事だ。庄屋さんの家だ」と、村の若い者は、急いで山手へ駆け出した。続いて、老人も、女も、子供も、若者の後を追うように駆け出した。
 高台から見下ろしている五兵衛の目には、それが蟻の歩みのように、もどかしく思われた。やっと二十人程の若者が、かけ上がってきた。彼等は、すぐ火を消しにかかろうとする。五兵衛は大声で言った。
「うっちゃっておけ。ーー大変だ。村中の人に来てもらうんだ」

 村中の人は、おいおい集まってきた。五兵衛は、後から後から上がってくる老幼男女を一人一人数えた。集まってきた人々は、もえている稲むらと五兵衛の顔とを、代わる代わる見比べた。その時、五兵衛は力いっぱいの声で叫んだ。
「見ろ。やってきたぞ」
たそがれの薄明かりをすかして、五兵衛の指差す方向を一同は見た。遠く海の端に、細い、暗い、一筋の線が見えた。その線は見る見る太くなった。広くなった。非常な速さで押し寄せてきた。
「津波だ」と、誰かが叫んだ。海水が、絶壁のように目の前に迫ったかと思うと、山がのしかかって来たような重さと、百雷の一時に落ちたようなとどろきとをもって、陸にぶつかった。人々は、我を忘れて後ろへ飛びのいた。雲のように山手へ突進してきた水煙の外は何物も見えなかった。人々は、自分などの村の上を荒れ狂って通る白い恐ろしい海を見た。二度三度、村の上を海は進み又退いた。高台では、しばらく何の話し声もなかった。一同は波にえぐりとられてあとかたもなくなった村を、ただあきれて見下ろしていた。稲むらの火は、風にあおられて又もえ上がり、夕やみに包まれたあたりを明るくした。

はじめて我にかえった村人は、この火によって救われたのだと気がつくと、無言のまま五兵衛の前にひざまづいてしまった。




 最近知ったかつて小学校の国語読本に採用されていたお話です。昭和12年から昭和22年まで掲載されていたそうですが、今でも十分通用するというか、今こそこういった教材を通じて子供たちに教えていくべきなのではないでしょうか。


 ウィキペディアによれば

:稲むらの火(いなむらのひ)は、1854年(安政元年)の安政南海地震津波に際して紀伊国広村(現在の和歌山県広川町)で起きた故事をもとにした物語。地震後の津波への警戒と早期避難の重要性、人命救助のための犠牲的精神の発揮を説く。小泉八雲の英語による作品を中井常蔵が翻訳・再話し、かつて国定国語教科書に掲載されていた。主人公・五兵衛のモデルは濱口儀兵衛(梧陵)である。


 興味のある方は、調べてみるのも楽しいと思います。




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