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最近では、ワイドショーでも取り上げられなくなった「野菜工場」ですが、あちこちに建設が進んでいるようでして、上場企業が大工場を造ったりもしています。 私は、「野菜工場」など宇宙船か原子力空母の中にでも造れば良いと思っている人間の一人でして、地上での野菜は土の上に育てるべきだと思っています。無農薬である上に衛生的だと言いますが、本当にそうなのでしょうか。 もともと慣行農法自体に疑問を持っていますので、その延長線上のものでしかないと勝手に決め付けています。人口の環境に人工の栄養で育った野菜が、健康な野菜であるとはどうしても思えません。まして、低価格になる事もなさそうなのですから、いずれ見向きもされなくなる様な気もしないでもないと思っています。 食料自給率を上げるためにひとつの可能性として無駄とは言いませんが、根本的な問題の解決にはならないような気がします。この映像を見る限りでも、養鶏場の鶏が野菜に変わっただけという印象しかありませんし、完全な無菌状態ではありませんから病気にもなります。 鶏インフルエンザに感染した養鶏場一帯では、鶏の殺処分が行われるのと同様に病気が見つかれば全てが廃棄されるのが「野菜工場」です。 「野菜工場」では、化学肥料を溶かした溶液によって栄養を確保するわけですが、経費の無駄を省く為に循環式になっているが故に、一株でも病気が見つかれば全てを廃棄せざるを得ないのです。当然、溶液を循環させて使うためには、其の都度殺菌する事が求められ、ほとんどの場合其の確実性を求める為に「殺菌剤」を使用しています。 一部には、紫外線や加熱による殺菌をしている所もあるようですが、確実性を求めるなら薬剤に頼る他に無く、経費を度外視して溶液を廃棄すれば環境汚染(富栄養化)を引き起こす事になります。また、薬剤を使用してなおかつ病気が発生すれば、溶液の大量廃棄となるわけで、環境汚染は免れ無い事になります。 工場内は、24時間の照明と空調も必要なのですから、エネルギーの問題もあります。二酸化炭素の排出削減を叫びながら、それに逆行する事を必要とするのです。野菜の成長に一番適した環境を作り、夜の無い環境で育てる事により、畑で栽培するよりも遥かに早く収穫できるようになるのですが、やはり養鶏場と変わりないように思ってしまいます。 高額な設備投資と高額な経費を考えれば、価格が安くなる事が無い事は容易に想像できますし、低価格にならない事の言い訳のように「無農薬」を前面に出していますが、殺菌剤を使っていながら「無農薬」とは、おかしな事を言うものです。 連作障害を起こすような野菜の中には、成長抑制物質を分泌するものもあり、それを抑制する為に薬剤を使用する場合も有るようですし、栄養は化学肥料、病気予防に殺菌剤と薬だらけに感じませんか。 嫌いなものは与えず好きなものだけ食わせ、暑い寒いも知らずに滅菌されて、これで健康といえる野菜が出来るのか、疑問に思わない方がおかしいと思うのですが、高いお金を出して「安全」を買っているとでも思うのでしょうか。 食とは、生命を維持する為に必要なものであり、健康に育ったものを食べなければ、食べた方の健康も怪しくなると思います。私には、工場で造られた野菜を食べて、健康を維持できるとは到底思えません。 「野菜工場」を造るのは結構ですが、どっかのスーパーみたいに、周辺の商店街を潰し、収益が上がらなくなったと言って廃墟を残し、困るのは周辺住民だけなんて事態だけは避けて欲しいですね。 あっ、ひとつ忘れてましたが、一日中明るいという事は、一日中光合成を行っている事になりますが、基本的に外気の入れ替えをしない工場の中で、光合成に必要な「二酸化炭素」はどうしているのでしょう。まさか「二酸化炭素」を作って、工場に入れてるなんて事は無いですよね。 |
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2009年06月24日
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