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晴れ、ときどき曇り

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こんなふうに天気が良い日は、そりゃあ出かけたくもなるんだけど、

でも、家でゴロゴロしていたい気もする。

まあ、天気に関係なく、ゴロゴロすることだって、多いんだけれど。


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最初、アルチンボルドのだまし絵のような絵を見た時、「う〜ん、これは描かれた人をバカにしてないか?」と思った。

【四季・春】は美しい花々で描かれているから、まあ、いいとして、
【四季・冬】なんかは、古い大木の幹が顔になっているなんて、尊敬の念が入っているなどとは思えない。

しかし、これはどうやら、風刺画なんかじゃないみたいで。

そう、これを描いていた時、アンチンボルドは宮廷画家だった。

そんな人が描く絵なのだから、これは間違いなく、君主への礼賛画なのである。
(もちろん、彼の心の中まではわからないけれど、25年間もその地位にいたのだから、ねえ)

当時の王侯貴族の間では、優れた芸術品や様々な珍しい自然物(動物や植物から、人間までをも含む!)の収集が流行していた。

※う、これは私の好きな「驚異の部屋〜ヴンダーカンマー」のことだ。
私がアンチンボルドに惹かれるのも無理はない。

彼らにとって、このような収集は、世界を手中に収めるのと同義だった。
脈絡があろうがなかろうが、集める価値があろうがなかろうが、とにかくありとあらゆる珍しいものを手にするというのは、権力、地位、財が無ければできないことなのである。

ただし、これはあくまでゴミを集めればよいというものではない。
いや、仮にゴミだとしても、それを蒐集しておく部屋や館は、それなりに豪華でなければいけないのである。これが博物館の始まりですからね。
あ、これはなんだか、「美術館やギャラリーに展示されるものがアートである」のと一緒だ。「箱に入れられてこそアートになる」いや、コワイですね。

…と、だんだんワケのわからない内容になってしまったが。



皇帝たちは、これらの肖像画を気に入り、何度も描かせたくらい。
ポスターの右側の絵だって、80種類もの花々によって描かれている。
動物によって描かれた肖像画もしかり。

つまり、アンチンボルドは、その宮廷画家という立場にあるからこそ、宮廷内の植物園やら動物園やら珍しいコレクションの数々を直に見ることが出来、それによって、はじめてこの絵が描けたのである。

絵が描かれた背景を知ることによって、
初めて、絵が風刺画なんぞではなく、礼賛画だということがわかる、という、
なんだか、ありがちな、けれど、大事な、お話。

保存保存保存保存保存

『窓と建築の格言学』

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著名な建築家というのは、なかなか雄弁である。
いや、雄弁でなければ、著名な建築家にはなれないのでだろうか。

そもそも、建築する、というのは、まあ、自然に逆らうというか、宇宙や地球に爪を立てるようなもので、
それがどんどん強固になっていくのに従って、人間も自然から遠ざかっていくのかも。

暑い夏に、涼しい部屋の中で、氷の世界をモニターで見る、などというのは、
自然界から見れば、とんでもない裏切り行為だ。

まあ、それでも、人間の欲が全面的に悪いというわけではなく、
かくいう私も、エアコンの効いた(多少抑えめにしてはいるものの)部屋の中で、こう語っているのだから。


建築が人が存在しうる建築かどうかの最低限に必要なものは、窓である。
「家を描きなさい」と言われたら、四角(あるいは台形?)の中に、出入り口と窓を描く。


さて、この本の中には、「文化としての窓」「内外の調整としての窓」、そして「機能としての窓」と、
3章に分かれた格言が、その出典とともに記されている。

どれもこれも、うなる格言ばかりだけれど、
私が気になったのは「機能としての窓」の章の格言。

そうか、もう、機能としての窓は必要ないのか。
風が窓から入らなくても、光が窓から入らなくても、実質的には困らない。

けれど、やはり窓が必要なのは、人間の心の問題なのだ。



「窓は光を取り入れるというより 外を眺めるために必要となっている」
(ロバート・ヴェンチューリ)

「もはや窓の現代的な機能とは、風景のフレーミングにあるわけだ。」
(ビアトリス・コロミーナ)

「善も悪も、ようする人間の内にあるもの
すべてを引き出して際立たせるのが窓なのである。」
(藤森照信)




窓は怖いけど、外から覗きたくなる。

窓は小さいけど、見える世界は無限だ。

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前々から行ってみたかった場所のひとつなのに、ねえ、ようやく行きましたよ、「インターメディアテク」。

以前、小石川分館で見て、えらく感動した「脅威の部屋展」が移ってきた?らしいとのことで、
うう、あの、ぐっちゃりとした世界が再現されているかと思うと、どうなってるんだろうと思う反面、
いやいや、あのぐっちゃりとした世界はあの建物、状況(ほとんど貸し切り状態)だからこそのものだと思うわけで。

う〜ん、だからこそ、近年重くなってきた腰がさらに重くなって、行けてなかったのである。
残念ながら、館内は撮影禁止。まあ、こんな感じです⇒http://www.intermediatheque.jp/

ちなみに、「KITTE」は、旧東京中央郵便局の局舎を一部保存・再生した部分があり、
「旧東京中央郵便局長室」が残されてたりする、なかなかいい感じの商業施設なのであります。
なるほど、調べてみると、福岡や名古屋にも「KITTE」が出来てますね。東京がうまくいったということなんだな。



いや、私が言いたかったことは、そんな施設案内というものじゃなくて。


展示用の什器というか、本棚とか、机とかは、確かに良かった。
思わず引き出し開けてしまった(いけない、って書いてなかったし、でも音がして、警備員さんがにらんだような)。

しかし、小石川の様子を知っている私としては、なんだか、「ちょいちょいピックアップしてみました」的な感が否めなくて、
さらに、「日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館が協働で運営をおこなう公共貢献施設」というだけあって、無料だし(まあ、博物館としては、本来当たり前だ)、配布用パンフは贅沢だし、う〜ん、案内のお姉さんたちは若くてキレイだし…。

まあ、東京駅すぐ、という立地からして、この形態は間違ってないんだろうなあ。


展示物・標本に、ぐっとくるものはなかったけど、
巨大本棚に、スリスリしたくなってしまったのは、事実である。



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