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昔話

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ついにPCを乗り換えた。

いや、消費税がどうのこうのとは、思っていなかったのだけれど、
ちょうど動きが怪しくなってきたこともあって、しょうがなく混んでいる3月末に買いにいったのだ。

そして、届くまで1か月、それから数日、ようやくセットアップした、というわけなのだが。

データを移行する際に、いくつか読み返してみた文章があった。

それは、この中のひとつ。

日記を読み返すことが、いや、日記の存在すら毛嫌いしていた私は、
いったいどこに消えたんだろう、とも思うけれど。





府中市美術館。リートフェルト展。



私があなたを必要としていたのは、自分を出せるのはあなたの前だけだと思っていたから。

けれど、今はどうだ?



言いたい言葉を飲み込んで、あなたもそれを言わせまいと言葉を濁す。

そんな会話がどれだけ続くというのか?必然的に私たちの間では言葉のやりとりが無くなった。

するのは身体のやりとりだけだ。その間は会話をしなくてすむ。その間は悲しくならなくていい。



だから風も起こらなくなった。



行ったことは、もちろん覚えていたけれど、それは単に楽しい記憶のひとつだった。

でも、あの頃の私は、そんな風に感じていたのだ。




あの頃に戻れたとしても、私はやっぱり同じことを繰り返すに違いない。

それは、私のせいじゃなく、もちろんあなたのせいじゃななく、


ただ、そうゆう巡りあわせだったのだと、

今なら、そう思い込める。








夕焼け

小学生の頃は、とにかく長かった。

何にも無い中途半端な田舎で、欲しい物は身近になく、反骨精神を養うほどの貧困もなく、
手元にあったのは、テレビや雑誌や本だった。

今、考えると、まわりの風景とか、空とか、あるいはその風土とか、
もちろん家庭のこととか、
私を育ててくれたモノの大切さに、ちっとも気づけなかった自分を恥じたりもするのだけれど。

それでも。


長い、長い、小学校生活の中で、
私が得たものは、ものすごく大きい。

というか、今の私の全てだ。

ロートレックも、ピカソも、
マザーグースも、谷川俊太郎も、

芥川も、吉行も、
ジャニス・イアンも、


私の根底にあるものは、全て、
この小学生時代が全てで、

それを与えてくれたのは、
やはり家庭、というよりは、その何にも無かった田舎だったのかもしれない。




そんな中で、

今も心に残っているのは、吉野弘の「夕焼け」
教科書に載っていた、心に深く残る詩。





いつものことだが

電車は満員だった。

そして

いつものことだが

若者と娘が腰をおろし

としよりが立っていた。

うつむいていた娘が立って

としよりに席をゆずった。

そそくさととしよりが坐った。

礼も言わずにとしよりは次の駅で降りた。

娘は坐った。

別のとしよりが娘の前に

横あいから押されてきた。

娘はうつむいた。

しかし

又立って

席を

そのとしよりにゆずった。

としよりは次の駅で礼を言って降りた。

娘は坐った。

二度あることは と言う通り

別のとしよりが娘の前に

押し出された。

可哀想に。

娘はうつむいて

そして今度は席を立たなかった。

次の駅も

次の駅も

下唇をギュッと噛んで

身体をこわばらせて−−−。

僕は電車を降りた。

固くなってうつむいて

娘はどこまで行ったろう。

やさしい心の持主は

いつでもどこでも

われにもあらず受難者となる。

何故って

やさしい心の持主は

他人のつらさを自分のつらさのように

感じるから。

やさしい心に責められながら

娘はどこまでゆけるだろう。

下唇を噛んで

つらい気持ちで

美しい夕焼けも見ないで。







北風






北風は太陽に負けたのか?

じゃあ、北風は生きてちゃいけないのか?




北風が吹かなければ、木々だって冬が来たのがわからないし、
となれば、いつまでも、新芽が出てくることはない。

北風がしたかったのは、旅人の帽子を吹き飛ばすことでも、上着を脱がせることでもなく、
ただ、あなたと一緒に遊びたかっただけ。



北風さん、私はあなたも、好きだよ。


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自分の居場所




日の光を浴びて、両手を広げ、カモメと戯れ、心地良さそうに見える

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彼女が立っているのは、こんな台の上で

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そして、こんな場所だ

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彼女の視線の先にあるのは、確かに海なのだけれど、

私たちが彼女を見ようとすると、彼女の視界に私たちが映ってしまうかもしれない




自分の居場所は、足元を見れば見えるようにも思うけれど、
実際には自分の前を通り過ぎる他人こそが見えているわけで、

自分は自分の居場所を、永遠に見られないわけだ。

自分の顔が自分には見えないように。







鏡で見ればいいじゃない、写真で見ればいいじゃない、
マーキングして見ればいいじゃない


いや、そうじゃなくて、

自分の居場所は、周りがあってのことであって、
自分の望みや努力だけでもないし、




どんな場所にいようとも、今この瞬間に廻りにある、この場所が、あなたが



自分の居場所







好きなもの




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くちなし

ユリ

ギンモクセイ





ニセアカシア

水仙

フリージア




すずらん

ヒヤシンス







白くて、匂いが強い花が好き






季節が廻ってきたことを、感じさせるのは花の匂いだから

忘れかけていた記憶を、呼び戻させられるのも花の匂いだから




哀しい思い出も、嬉しい思い出も、すべて花が引き受けてくれるから

私はただ、その匂いを楽しめばよい






白くて、匂いが強い花が好き





私があなたに気づけるように

どうぞ、強く、匂いを飛ばして




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