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『窓と建築の格言学』

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著名な建築家というのは、なかなか雄弁である。
いや、雄弁でなければ、著名な建築家にはなれないのでだろうか。

そもそも、建築する、というのは、まあ、自然に逆らうというか、宇宙や地球に爪を立てるようなもので、
それがどんどん強固になっていくのに従って、人間も自然から遠ざかっていくのかも。

暑い夏に、涼しい部屋の中で、氷の世界をモニターで見る、などというのは、
自然界から見れば、とんでもない裏切り行為だ。

まあ、それでも、人間の欲が全面的に悪いというわけではなく、
かくいう私も、エアコンの効いた(多少抑えめにしてはいるものの)部屋の中で、こう語っているのだから。


建築が人が存在しうる建築かどうかの最低限に必要なものは、窓である。
「家を描きなさい」と言われたら、四角(あるいは台形?)の中に、出入り口と窓を描く。


さて、この本の中には、「文化としての窓」「内外の調整としての窓」、そして「機能としての窓」と、
3章に分かれた格言が、その出典とともに記されている。

どれもこれも、うなる格言ばかりだけれど、
私が気になったのは「機能としての窓」の章の格言。

そうか、もう、機能としての窓は必要ないのか。
風が窓から入らなくても、光が窓から入らなくても、実質的には困らない。

けれど、やはり窓が必要なのは、人間の心の問題なのだ。



「窓は光を取り入れるというより 外を眺めるために必要となっている」
(ロバート・ヴェンチューリ)

「もはや窓の現代的な機能とは、風景のフレーミングにあるわけだ。」
(ビアトリス・コロミーナ)

「善も悪も、ようする人間の内にあるもの
すべてを引き出して際立たせるのが窓なのである。」
(藤森照信)




窓は怖いけど、外から覗きたくなる。

窓は小さいけど、見える世界は無限だ。

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斎藤美奈子さんが、書評で取り上げていて、それで読みたくなったのだ。
http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2016040300004.html

う〜ん、他県民は、この方言満載の文章が理解できるのだろうか、と心配する気持ちの方が先に立つ。


震災と、東北の地と、親族と、行動や性格と、

どれもこれもが自分と重なって、なんだかとても痛かった。

そのくせ、つい電車の中で泣きそうになってしまった。



もしかしたら、私も蝦夷人なのかなあ、ごくまれに、外人に見られる。

「え、どこの国に見える?」と問うと、みんな答えに困るんだけど。

たぶん、どこの国にも属さない、

消えてしまった国

あるいは

夢の中に存在する国



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あれ?9月20日が終戦記念日?これが真実なんだっけ??
・・・などと思ってしまいそうな、第二次世界大戦の終結がすこし変わっただけで、
もしかしたら、2014年の日本はこんなふうになっていたのかもしれない、などと思わせる始まり。


第二次世界大戦後、日本は南北に分断され、北海道は<日ノ本共和国>として独立。日本国内では北のスパイが暗躍し、政府は警戒を強めていた。
――そして平世21年。私的探偵行為を禁止する法律が成立し、探偵狩りが行われている現代。



さすがにこのタイプの推理小説は、今までのものとは違って、数時間で読み終えるようなことはできなくて、
ちょっとだけ、手こずりました。



有栖川有栖って、ええと、何から来てるんだろうなあ・・・トーゼン、ペンネームよね・・・








「IMA」

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定期購読している雑誌を、昨年かなり減らした。

唯一残っているのが、この写真雑誌「IMA」である。


写真雑誌と言っても、なにも撮影技術やカメラについての雑誌ではなく、
ビジュアル的にもOKな、ちょいとオシャレな雑誌なのである。
なんせ、¥2,000/冊だ。インテリア雑誌より高い。

いや、そんなことに関係なく90%を積読本にしてしまう私の場合、当然ほとんど見ていなかった。


ま、今回、たまたま知人が教えてくれた記事を読んだ。

「ジョセフ・クーデルカ×森山大道」の対談である。
ううむ、うかつだった。


クーデルカは、とてもいい人らしい。
シャイなくせに、ジョーク好きで、常に新しいものを探している人で。


う〜ん、ますますファンになってしまった。

・・・どうしよう、これ以上彼の写真集を買い集めるのはやめようと思っていたのに・・・




この話は、また、別の機会に。






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読んだことはなかったけど、どうやらこの著者は、
”湊かなえや沼田まほかるらとともに、イヤミス(読んだ後にイヤな後味が残るミステリーの旗手”と
呼ばれているらしく。

なるほどねえ、そんなジャンル?があるのねえ。

湊かなえは、わかる気がする。

でも、この本に限って言えば、私に限って言えば、
”イヤな後味が残る”というよりは、"この主人公の性格が乗り移ってしまう”というもので。





母親のカルマからは逃げられない、そのことがあったとは思うけれど、
”私は悪くない”、”バレなければ犯罪ではない、殺人とは言えない”という心理は、
私の中にも少なからずある要素であって、

電車の中で読む私は、慌てて駅に降りて、網棚に忘れ物をしてしまうという、
そんな羽目に陥ったしまったわけで。







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