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利上げに弱気姿勢が見えるまでは買い

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戦前昭和 その6


「犬養暗殺」
ニュースが流れると、世論の同情は被害者の首相でなく襲撃した青年将校に集まり、
全国から100万通を越える 「減刑嘆願書」 が送られたのだった。

「金解禁」の開始と停止に伴う為替の乱高下。
これらの情報は事前に政党から財閥へとリークされており、
財閥たちはマネーゲームにより、巨万の富を得ていたのだった。
その見返りとして、三井財閥は政友会に。三菱財閥は民政党に。莫大な資金援助を行なっていた。

しかし、日本全体では娘の身売りまで行われているほどの大不況であり
多くの人々は襲撃者の主張に共感していたのであった。
「国民の敵たる腐敗した既成政党と財閥を倒せっ!大義は青年将校たちにありっ!」


そんな中。西園寺公望は次の首相を誰にするか思案する。
「憲政の常道」 でいくと、新しく政友会の総裁となった 「鈴木喜三郎」なのだが
いくつかの理由により 「一時的」 な政党内閣の停止を決意すると、
「海軍出身」 の斉藤実を次期首相に奏薦する。

・昭和天皇はファシズムは不可、の希望であり、鈴木喜三郎は親軍派の代表であった。
・政友会も民政党も党利党略を優先するあまり、帝国議会は泥沼化していた。
・軍部を抑える必要があった。

 「斉藤実」 は海軍出身ではあったが、穏健で常識的な人物であり
鈴木よりも斉藤を首相にした方が安定した政局運営と平和を期待できると考えたのである。


そして西園寺の期待通り、斉藤内閣は各所の支持を取り付けて「塘沽協定」 を締結。
ひとまず、満州事変の収拾に成功する。

が、しかし。 条約締結に先立つ昭和7年。
常任理事国であった日本にとって痛恨の「国際連盟脱退」という事態になってしまったのであった。










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