ユニバーサルデザインのまちづくり

人権・平和・自治について思いをつづります

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 NPO法人木ようの家第7期総会が今日行われた。

NPOを立ち上げて7年がたったのかと改めて歳月を感じた。
活動の広がりは、様々な分野の人たちとのつながりへと広がり、今年は、いよいよ千葉大学との共同プロジェクト「障害のある人とのシェア居住」「グループホームではない多様な暮らし方」を実現するためのモデル事業へとふみだす予定だ。
そのプロジェクトについては後日改めてブログで紹介したい。

今回は総会後に行った学習会について書きたい。
「障害のある人にとっての裁判員制度」について「市民の法律事務所」及川智志弁護士を講師に学習会を行った。今月21日にスタートした裁判員制度だが、たくさんの課題や制度の不備、あるいは憲法違反とも言える人権侵害等が内包されていることを改めて認識した。

 参加したくない権利すら認められず、無理矢理義務として課せられることも大きな問題だが、障害者の参加は始めから裁判官や弁護士の「忌避」という方法によって実質的に排除されかねない。つまり、国連の障害者権利条約にも謳われている「合理的配慮」は想定されていないと言うことが明らかになった。
 千葉県地裁では車いす等のハード面でのバリアフリーは建物の改築で行ったらしいが、肝心の視覚障害の方への点字による調書の解読や証拠写真等の視覚的証拠品の理解に対する配慮、聴覚障害の方への速記を介した読み取り機の導入による同時進行の議論の参加も行う予定はなく、まして知的や精神の方は始めから想定外の対応のようだ。

 守秘義務が終生にわたってかけられ破ったら刑罰が科せられる。裁判の課程で見たくもない証拠品時には残酷な現場写真等を見せられたためにかりにPTSDになってもおそらく立証が難しいから保障されることはないだろうとのこと。
 ちなみに裁判所へ招集されて嫌と拒否したときは10万円以下の科料。(つまり罰金)
この裁判員制度に非常に似ているのは、フランスで1941年ナチスの傀儡政権時代につくられた参審制という制度とのこと。
人権侵害といい、始めから障害者を排除する差別的な制度といい、ナチス傀儡政権時代の制度に似ている・・・という説明は恐ろしくも妙に納得させられた。

 議会の議員は条例に基づいて参加する審議会や協議会、あるいは広域にまたがる行政の議会議員などの議会外でのポストがある。その中で、「後期高齢者医療広域連合」は各市町村自治体から一名、議会選出議員が代表して出ることになっている。都道府県によって違いはあるが千葉県は、一市町村一議員で一票ずつの表決権が与えられている。

 先週、このポスト決めがあり、私はダメもとで立候補した。「私にやらせてください。佐倉市の現状を訴え、皆さんにはきちんと情報提供をします。」と訴えた。今までの流れから言えば当然、保守系会派のそれも長老議員がこういう重大ポストに収まることになっていた。
でも、瓢箪から駒?予測しなかったラッキーチャンスで、広域連合の議員として選出された。

 2008年4月から本格的にスタートしたこの制度は、「姥捨て山制度」「高齢者切り捨て政策」と多くの当事者から反対の声が上がっている。
 負担と給付の均衡と言いながら、負担割合を決める収入額は世帯単位なのに、支払いは個人単位という大きな矛盾を抱え、そのためにこれまで保健料の支払い義務がない被用者保険の被扶養者(多くはサラリーマンの妻)も均等割や所得割という支払い義務が生じ、実際には本人の収入がほとんどないのに保険料を取り立てられるということが起きてくる。もっともそこへの批判交わしに今は、均等割を来年まで課さないとか、所得割も9割軽減するとか小手先の軽減策をとっている。国は「これまでより支払いが少ないでしょ。お得でしょ。」と、とにかく制度の定着を計るための既成事実づくりに必死だ。

 国民健康保険制度の中で老人保健に占める負担割合が大きくなり、国民健康保険制度そのものが危うくなっていたものを高齢者を国民健康保険から切り離すことで制度の延命を計ろうという意図が「後期高齢者医療制度」導入にはあった。担当課に聞くとやはり国保にとっては、後期高齢者がきりはなされて今は一息ついているとのこと。

しかし、これって、制度が残って人は切り捨てられるの典型ではないか?
なぜ国保が厳しくなったのか?老人保健にだけ理由があるのではない。むしろ国の補助率が大幅に削られ、加えて被保険者に国保がつくられた時代とは違い、非正規や不安定雇用層が急増しているためだ。
つまり、低所得で担税力のない人たちが約7割近く占めるようになったことが大きな要因だ。
その雇用不安を生み出した原因は、グローバル競争に打ち勝つためと労働者派遣法を作り、次々と改悪した政策にある。

 国の悪政が生み出した結果が巡り巡って国民皆保険制度を揺るがし、制度の延命のためにまず切り離されたのは75歳以上の方達の医療制度ということだ。
問題点は多々ある。制度を根底から変えることは最終目標としても、現状の問題を当事者の視点から明らかにして改善できるところはして提案していきたい。

先週は「年金者組合」の方達と話し合いをさせてもらった。これから「高齢者クラブ」など当事者の方や地域の高齢者の方達からもお話しをお聞きしたいと思う。

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