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 まずはじめに、ここ10日間ほどですが、北海道に帰省していてブログを更新しませんでした。すみません。昨日の夕方、佐倉についたのですが、そのまますぐに、教育委員会へ直行しました。
「子どもの未来を考える会」として次期教育長へ話しあいの継続を引き継いでもらいたい旨の文書を渡すためです。 高宮教育長には最後のお願いになりましたが・・・・。

 学力観や教員の自発的な教材研究の必要性、そのための時間的あるいは精神的な余裕が不可欠なこと、評価は、上(校長あるいは指導主事など)からするのではなく、子どもたちこそが的確に行ってくれること、また子どもたちの評価こそが教員を育てていくものであることなど、予算委員会でも教育長とは議論したところですが、話し始めるとやはりその問題に行き着いてしまいました。

 教員は現場で学び現場で育てられます。官製研究会や学校教育目標に無理矢理あわせた自己申告や評価制度で育つものではないと思います。
思考力や問題解決能力を子どもたちに培う教育実践は、自らも主体的に思考し常に問題意識を持つ教員でなければできないからです。言われたとおりに間違いなく実行し、上司からの命令をそのまま受け入れるような没主体性を求められている現状では、難しいでしょう。

 仮説実験授業、水道方式、バズ形式の授業、課題解決学習、ディベートなど、北海道では、日常的に研究されていた授業実践もここでは、特別に用意された授業だからという受け止めのようでは・・・。

 意見の相違は多々ありましたが、教育長が代わっても継続的に話しあいの場を設定することは約束してもらえました。また、予算委員会での指摘から教員の労働時間の実態把握についても、各学校にアンケート調査という形で今年度実施する予定であるとのことでした。
 要望で取り入れられるものはやりましょうという姿勢をもってもらえたことには感謝し高宮教育長との最後の話しあいを終えました。

 君が代不起立の反処分を闘う根津さん、河原井さんをはじめとする東京都の教員を支援する集会が都庁前広場で行われた。寒風が吹き抜けるビルの谷間で、首都圏以外からも参加者がきて元気な歌声やアピールが交わされた。創作ダンスや自作の詩の朗読、さらに根津さんの家庭科の授業まで盛り込まれたにぎやかな集会だった。参加者はのべで300名位はいただろうか?
 佐倉からも3名「子どもの未来を考える会」として参加し、連帯の挨拶を行った。
昨年は、国会前で、今年は都庁前で、「千葉県佐倉市からきました」と挨拶をし、多くの仲間たちと出会った。
 
 教育基本法の改悪、全国学力学習状況調査の強行、学校教育法や地方教育行政法、教員免許法などの教育3法の改悪、学校現場における思想信条、学問の自由を認めた06年の9.21判決を次々と覆すような反動的な判決が君が代不起立の闘いに出されている。
そして、日々、反動の嵐が東京都、石原体制の教育現場に起こっている。でも、これは東京だけの話ではない。千葉では、来年から業績評価制度(いわゆる勤評)が実体化される。既に東京では数年前から導入されているという。東京は、教育基本法改悪の先取りを石原都政の中で行ってきている。
 教育を管理統制し、自分の考えを表明する教師は排除し、権力に逆らわず物言わぬ教師をつくり続けようとしている。

 ワーキングプアの問題も、社会保障制度の削減の問題も、地方と都市の格差拡大の問題も、そして、この君が代処分の問題も、底流にあるのは、「グローバリズムと新自由主義」という路線に舵を取った小泉内閣以後の(もちろんそれ以前から着々と用意はされていた)改革という仮面をかぶった新たな収奪とみせしめ、分断と服従の結果、起こってきたものだ。

 様々な活動団体、地域からのアピールを聞きながら、私たちにできることは?と考え続けた。

 一人の教員が語った言葉が心に残った。
「連帯すること、そして、一番攻撃されている仲間を皆で守りきること、ここから象を倒す蟻の闘いは始まる」

 犬山市の「学力テストに参加しません」という本を読んだ。一気に読んでしまった。そして、教育委員会の圧倒的な質の差を感じた。そこには、本来あるべき教育委員会の姿があった。
明日、佐倉では「教育懇話会」が開かれる。犬山で議論されたことを質問してみようかと思ったが、これまでの話しあいの中で返ってくる答えが容易に想像出来る。失望するだけだからやめようかとすら思ってしまう。
 大きな違いは学力観のとらえ方だ。めざすべき目標が違うから当然、プロセスも変わる。
犬山は、「自ら学ぶ力」を学力と言い切った。つまり、子どもの主体性をなにより大事にするという方法。従って特定教科の一部の学力を調査する学力テストは犬山が求める学力を測ることはできない。無意味であるという。その通りだ。
一方の佐倉は?
さらに、目標に至るプロセスは、「学びあい学習」と「少人数学級」だという。習熟度別編成はしない。多様な習熟度であるほうがお互いの学びあいの幅が広がると捉えるからだ。教員の評価もしない。互いの授業評価は日常的に行い教職員集団としての力量は高めていく。しかし、評価はしない。評価は、評価者(管理職)に目を向けさせることにつながり、本来子どもに向けるべき力を削いでしまうから。
 全くその通り。ヒラメ教員には、主体的な授業は無理だ。なぜなら自分が主体的思考を放棄しているから。「教える授業」から「学ぶ授業」へ「問題解決能力・コミュニケーション能力・人間関係力・判断力・自己評価能力」それらの力を総合的に身につけるために一斉授業ではなく、少人数のグループ学習形態を取る。
 教育行政は現場の取り組みを教員の増加という整備面でバックアップする。
さて、佐倉は?
 急には無理だが、せめて現場から教育を考えていく、この一点だけでも、犬山をまねてほしいとつくづく感じた次第。
あらためて「学力テスト不参加」という決断の背景の深さを感じた。しかし、こういう教育委員会はもう他には皆無?なのかと思うとそちらのほうがショックだな。

 柏にある千葉学校合同組合(以下学校合同)の組合員の皆さん5名の方達と話し合いの機会をもつことができました。学校合同が独立組合として、日教組からわかれ出た背景やその思想性、千葉の教育現場の状況と具体的な活動の様子など2時間弱でしたが、いろいろとお話しをお聞きすることができました。
 「指導力不足教員」といういわれのない差別的な処遇を受けながらも、学校合同組合に入り、現場復帰を勝ち取った佐倉市に在住するO先生との出会いからこの組合を知ることになりました。
 でも、お会いすると昨年の「教育基本法改悪」に反対した国会前のハンストや座り込みでご一緒だった方々でした。出会うべくして出会ったんですね。

 組合の成り立ちは89年の連合傘下に反対して、日教組から別れ出たところからというお話しを聞きました。同じ頃、私は北海道で北教組に入って活動していました。89年、連合傘下を選ぶか別の道かという議論が起こったときに、私は「教え子を再び戦場に送らない」という旗を守り抜くなら、連合へ行くべきではないと各分会や執行委員会で仲間達と活動をしていたことを思い出しました。
 でも、私たちは北教組からは分派せずに残り、分会活動や地域活動、市民活動へとそれぞれ関わっていく方向をとりました。そのころ全国では、日教組から分かれた19の独立組合ができていたんですね。その一つが、千葉学校合同ということがわかりました。今は19の組合がネットワークを作り、教育現場の労働問題や人権問題などに取り組んでいるということです。

 労働条件が守られていない状況、業務評価が今年から入れられていく状況など、厳しい学校現場のお話しもお聞きしました。「教員の労働条件は子どもの教育条件だ」という言葉は、以前もブログに書きました。一人一人の子どもが大切にされる教育を行うためには、一人一人の教員が職場で育てられなければならないと思います。ところが、教員間に競争原理を持ち込み現場は一人一人がバラバラになっています。
 学校合同は小さな組合ですが、本当の意味で働く人たちを守ろうと闘う組合だと思いました。
 今後もいろいろな場面で共に活動していきたいと思います。
  
 

 5日は、都教育委員会前での一日行動日。「君が代処分」の反対する首都圏各地の教職員や市民が集まりました。佐倉からも午前と午後に計4名が参加。根津さんにもお会いし、激励とカンパを手渡してきました。都の教育委員会にも「子どもの未来を考える会」として要請文を手渡してきました。
その顛末をかいつまんでご報告・・・・。

 全体要請行動の時間が9時〜10時ということで、30分ほど遅れて着いた私たちは、佐倉単独で行くことにしました。なかなか中に入れてもらえないことやアポを取ってからでなければ難しいかもと、先に要請文を渡した方から言われたので、「受け取らなければそれはそれで問題にしますからとりあえず入ってみます」と都庁の超豪華な建物(信じられないくらい贅沢な作り、まさに税金の無駄遣いの象徴ですね)の30階にある教育委員会総務課へ。

 ところがドアに「関係者以外立ち入り禁止」の張り紙。2人の職員が仁王立ち。
それならばと、慇懃無礼に名刺を差し出し「千葉県佐倉市から来ました議員の工藤です。お約束も取らずに申し訳ありませんが、教育長にお手紙をお持ちしました。少しお話も伺いたいので、担当課に通してください。」と申し入れ。すると、仁王立ちの一人が、顔色を変えていきなり態度が丁寧になり、「お待ちください。今担当を読んできます。」といわれ、別室に通されました。

 20分ほど、担当課2名の職員と話しました。
工藤 「国旗国歌法」制定時に強制しないとの答弁があったが、教育委員会は逆行した対応ではないか
担当 君が代については指導するものと学習指導要領に記されていますので
工藤 指導要領には君が代に起立せよという指導が明記されているのか
担当 そうは書かれてはいませんが教員については校長からの職務命令ですので
工藤 君が代に起立することが職務なのか
担当 上司の命令に従うのが公務員として当然であり秩序維持に必要ですから
工藤 これまで職務命令違反で停職6ヵ月という事例はあるのか
担当 職務命令ということでは・・・・ありません。ただ、わいせつ行為とかで免職にした例はありますから
工藤 わいせつ行為と君が代不起立が同列に捉えられるのか
担当 あくまでも職務命令違反ということで。
工藤 職務命令を下す内容なのか聞いている 思想信条に関わる問題でもあり裁判事例も出ている
担当 裁判の内容についてはこちらも上告しているのでその内容についてはお答え出来ないので

と、このような押し問答が続きました。最後にこの要請文は教育長に間違いなくあげるのかを確認すると、この場でのやりとりも含めて全て報告するということでした。
一緒に要請文を渡すために同行してくださった市民のかたが「立ち入り禁止には驚いた。いつもこんなことをしているのか?これでは、都民に開かれた教育委員会とはいえない、学校で何かあって緊急に対応してほしいとか都民の方が相談に来られても入っていけないではないか」と訴えると、「今日は特別。都庁前で集会が予定されていることや団体で要請に来られるということなので混乱を避けるために行った」と弁明はしてましたが・・・・。

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