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東愛知新聞 一面のコラム 最終回 人生論 ( 全文 )
20代の頃、4度の入院を経験。
仕事のやり過ぎで、頼まれ事を断れない性格 が、災いした。
努力 を、周囲に評価してほしい八方美人の自分は、
単なるNOを言えない駄目男なのだと 後で気付く。
建築家としてこれまで相当数の物件 を、手掛けてきた。
そして20年間で 「 世の中の裏側 」 を、随分と見た。
隣地間紛争 を、始め 相続争い や 嫁姑問題。
破産や夜逃げや騙し合い。
ここで心の問題 が、多過ぎる事に疑問を感じる。
皆、自分の事で精一杯な時代。
こんな時代だからこそ志を持って綺麗ごとを貫き通したくなった。
実は15年程前、病院のベットの上 で、その覚悟は出来ていた。
「 長い時間生きるより、与えられた時間を大切に使おう。」
生き方 が、活き方 に、変わった。
人生最初の 「 発想の転換 」 で、ある。
もし人が命がけで戦うとすれば、無駄な争いは回避すべきだと思う。
喧嘩や暴力等は以ての外。
生涯一度、意を決して勝負する時、それは大切な物を守るとき。
だからこそ今回 ふるさとの街と桜の再生 10年計画 を、決意した。
人生10年間 を、担保に入れた事業である。
殺伐とした世の中との戦いでもあった。
リスクなき戦い は、単なるゲーム。
戦略なき戦い は、無謀なギャンブル。
そして本当の戦いでは土壇場力 が、試された。
想いが本物ならば 周囲の心 は、共鳴できる。
心が動けば、身体も動く。
同志 は、自然と集まった。
この企画の基本構想 は、自発的な行動のきっかけ作り。
昨年、公益財団法人の地方組織
「 三河の日本花の会 」 を、設立。
桜守 を、養成して地域の桜を保全できる環境 を、整えた。
発想の転換したボランティア活動 「 秋のさくら祭り 」 では
延べ2000人 が、参加。
桜の基礎的な知識と技術のノウハウ を、提供。
高所作業車の無料出張 も、継続中。
各地区3人以上の参加と軽トラックの準備 で、申込可能。
苗の無料配布は年間1000本。
植樹と管理のできる団体や地域 に、提供している。
今の時代は、いろんな意味で夢 を、語れない世の中
だからこそ今回 ( 最終回 ) あえて、夢を 語りたい。
日本一のさくら再生の街 と、して ブランド化。
4年後の第二東名開通記念事業 で、
全国さくらシンポジウム を、故郷の街で開催。
そこで企画の想い や 戦略 を、広く伝授して
全国各地の樹勢回復 「 さくら再生100万本 」 を、目論む。
里山再生では戦後、杉・ヒノキの植林 で、
伐採された 「 山桜 」 を、復活。
自生する山桜 で、百年後の林業活性化。
落葉広葉樹の植樹 で、豊川水系や三河湾の浄化。
想い 募れば、夢 叶う。
満開の桜 が、散っても その美しさが印象に残るように、
この活動がいつまでも人々の心に残る事を願いながら。
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