童話作家 櫻田陽子のブログ (桜田陽子)

こずえちゃん出版本の表紙の写真掲載 櫻田陽子(桜田陽子)

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『グランダー ヴィジョン/リレイヤー』

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①エニィワン 
②グランダー ヴィジョン 
③ザ リヴァー 
④ワイアー ミル スカーズ






 本作は、アメリカのプログレッシヴ・ロック・バンド、リレイヤーが94年にリリースした彼等の記念すべきファースト・アルバムです。バンド名からも想像できるとおり、一応イエスからの影響を受けていると言われているバンドで、カテゴリー的にもシンフォニック・プログレとされています。しかし、本作にイエスの『リレイヤー』的なサウンドを求めてしまうことは少々危険性を孕んでいるとも言え、そのイメージを一旦頭から消し去ってから聴かないと、彼等の本質が見えて来ないばかりか、思いっきり肩すかしを食らってしまう場合があります。ですので、あくまでサウンドはアメリカらしいハード・プログレを基本としたシンフォニック・プログレと思って聴いたほうがガッカリすることもありませんし、しっくり来るかと思います。
 さて、本作におけるメンバーの構成としては、トム・バーク(b.vo)、マイケル・ウェイズ(ds.vo)、グレッグ・パンマー(kbd.vo)、ティム・ラロイ(g.vo)、ジョン・サハジャン(vo.g)といった5人で、感じとしてはジャディスをアメリカンっぽくしたような印象です。今現在、既に4枚の作品がリリースされておりますが、セカンドからはその完成度を徐々に上げて行くことを考えれば、本作は新人バンドによる試運転的なものとして、温かい目で見て貰いたい気がします。また、極端に大作指向だったのも本作までで、次作からはコンパクトな曲づくり(1曲くらいは大作も含んだりしていますが)を行っています。さすがに、本作のような表情に変化のあまりないない大曲ばかりと言うのは、リスナーとしても忍耐を要しますし、1枚を通して聴くには辛いものがありましたので、こういった変化は私的には大歓迎でした。やはりロックは、ハード・ロックにしろプログレにしろ、瞬発的な何かが必要なのであり、それが出来るか出来ないかで、メジャーになれるかマイナー止まりかが決定するのだと思います。
 その点から言ったら、本作はまだまだ発展途上と言うことができ、力作程度の評価で終わってしまうわけですが、この金太郎飴状態から一皮むけて構築性が向上し、メロディラインにも魅力が備わって来れば、一気に注目すべきバンドへと大化けする力を秘めている可能性を感じさせる作品となっています。事実、このあと注目を浴びて行くことになりますので、その前夜的な作品として楽しむのもまた一興でしょう。

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