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『ケンタウロス座のアルファ星/タンジェリン ドリーム』
①サンライズ イン ザ サード システム
②フライ アンド コリジョン オヴ コマス ソラ
③アルファ ケンタウリ
本作は、ドイツのプログレッシヴ・ロック・バンド、タンジェリン・ドリームが71年にOhrレーベルからリリースした彼等通算2枚目のアルバムです。前作リリース後、クラウス・シュルツェとコンラッド・シュニッツラーが脱退し、新たにクリストファー・フランケとスティーヴ・シェロイダーを迎えて制作されました。パーソネルはエドガー・フローゼ(g.b.kbd)、クリストファー・フランケ(ds.flt.kbd)、スティーヴ・シェロイダー(kbd.vo)の3人に加え、ウド・デネンボルク(flt,vo)、ローランド・パウリック (kbd)がゲストで参加しています。
さて本作の内容ですが、サウンドとしては当時のサイケ音楽に最新鋭の電子機械を導入してみました的なもので、半世紀が過ぎようとしている今の時代から考えますとこの程度のサウンドでしたら、才能のある小学生ならば作れてしまうのでは?と思ってしまいます。さらに非難を恐れずに言ってしまうなら、本作は大の大人が、不思議な音の出るおもちゃを手にした子供のように、嬉々として遊んでいる印象…と言うことになるでしょうか。メロディの変化もあまりない状況で同じ旋律を垂れ流ししている部分などは、完全に悦に浸っている感じがします。
とはいえ、プレイヤーにとってもそしてリスナーにとっても、このサウンドは実に新しく、そして経験したことのないものだったことは確かであり、後のエレクトロニクス・サウンドの基礎のようなものがここに姿を現していることの意義は、プログレの発展を考える上でも非常に重要です。また、静と動の対比を組み合わせることによって、これまでにない恍惚感を得ることが出来ることを示している点においても、本作は高く評価されるべきでしょう。シンセとフルートのセットによる素晴らしいサウンドが次々に生み出されて行くのは、もしかしたらここから…だったのかも知れません。
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タンジェリンドリームと言えばアルファケンタウリかエレクトリックメディテーションか。人生の独壇場。
2019/6/12(水) 午前 11:03 [ tetsuo aspic ]