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一緒に暮らしていたお袋の姉妹だった3人の叔母。 |
幼年期
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従兄弟は全部で8人だけ。 |
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Jちゃんとマー坊の兄弟がいなくなった直後に、青い目の女の子が編入してきた。 |
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年長組になると、物心ついた頃から一緒だったJちゃんとは、 幼稚園でも幼稚園が終わってからでも、一緒に遊ぶことが極端に減っていった。 ボクはIやモミたちと。 Jちゃんはニシちゃんたちと。 Jちゃんはニシちゃんのほかに、ブーちゃんというあだ名の洋裁屋の子供とも仲が良かった。 ボクもニシちゃんやブーちゃんと遊んだことはもちろんあったが、今思い出すと、 親が決めた遊び以外をしない子たちだった。 子供たちが遊ぶのを親が決め、子供たちはそれに忠実に従う。 公園で遊んでいても、滑り台から降りる順番を忠実に守る。 Jちゃんもそういうタイプだったのか、とにかくJちゃんはニシちゃんたちと気が合って、幼稚園から帰ってきた後は、彼らと遊ぶことが多かった。 かたやボクがいつも一緒に遊んでいたIやモミは、子供同士の遊びの中で、 親を意識することがない子供たちだった。 公園なんか行くと、Iは知らない子供たちとよく揉めて泣かせていた。 モミはどんな小さなスペースでも、みんなでする遊びをズバ抜けて知っていた。 ニシちゃん一派と違って、滑り台やトイレの順番を巡っていつも揉めていた。 Iもモミも、抜け道をよく知っていて、悪さをして小学生たちから追いかけられると、 民家の庭や塀をスルスルと縫うように走って逃げていった。 同じガキ大将なんだけど、Iやモミと違ってニシちゃんは、 運動がからっきしダメな子だった。 そしてガキ大将なんだけど、ものすごく繊細な子供だった。 幼稚園の運動会の徒競走で、ニシちゃんはブッチ切りのビリになったことがある。 ニシちゃんはスネてしまって、その後の競技は全てボイコット。 お母さんとのフォークダンスの時になって、ようやく機嫌を直して参加してきた。 ニシちゃんにいつもくっついていた金物屋のヤッシは、お母さんが病気のため、 一人だけお父さんとフォークダンスをすることになって泣き叫んでいたけど、 お父さんが無理矢理手を取ってダンスをして、みんなの笑いを買っていた。 Iやモミたちの家の近所で遊ぶ時、外で遊ぶことが多かったのは、 彼らの家はおやつを出せない家庭だったから。 Iに至っては高校を卒業するまで、おやつはおろか誕生日ケーキすら買ってもらえなかったらしい。 モミは、自分の家でおやつを出せないことがコンプレックスだったと、 大人になってから述懐していた。 ボクの家にIやモミが遊びに来るときは、Jちゃんはいないけど、弟のマー坊は一緒に混ざって遊んでいた。 そして年長組になってすぐの頃、Jちゃんとマー坊の兄弟が神奈川県へ引っ越して行くことになった。 幼稚園に入園してからも、年長組のボクのクラスに来ては、金魚のフンみたいにくっついてきていたマー坊とのコンビもこれで解消だ。 引越しの一週間前、Jちゃんの家に遊びに行った時、 お母さんが写真を撮ってくれた。 この頃にはマー坊は、既にボクとJちゃんの身長を抜いていた。 ボクにとって初めて、仲のいい友だちが目の前からいなくなった。 遠いところに行ってしまったんだから、そう簡単には会えないのは分かっている。 「でも遊びに行ったら、Jちゃんもマー坊がいつものようにいるかもしれない」 そう思ってJちゃんが住んでいたマンションへ行くと、 業者の人が内装工事を始めていた。 それ以来、家から2軒目のマンションに入ることはなかった。 それから3年後、ひょっこりJちゃん家族が、何かの用事でこっちに遊びに来たことがあった。 マー坊は小学1年生になっていて、さらに身長が高くなっていた。 だけどボクもJちゃん兄弟も照れてしまって、一言も話さなかった。 さらにそれから10年の歳月が流れ、高校生のボクがあいにく留守にしていた時に、 マー坊がお母さんと一緒にウチに来たことがあった。 マー坊の身長は185cmに達していたらしい。 マー坊はボクと一緒に遊んだことを、こと細かく覚えていたそうだ。 自分が転げ落ちた石の階段が、とてつもなく長い階段だと思っていたのに、 10数段の階段だったことにショックを受けていたらしい。 そしていつも遊んでいた駐車場が、広大な敷地面積だと思っていたのに、 意外に小さかったことにも驚いていたそうだ。 さらにそれから6年が経過したある日のこと。 突然、マー坊から電話が来た。 マー坊はボクんちで食べてから焼き鳥が大好きになって、 焼き鳥屋で修行を積んでいる最中で、いつか自分の店を開きたい、 そしてまたいつかボクに会いたいと言ってきた。 ・・・それがマー坊と19年ぶりに交わした会話で、 きっと最後の会話になるんだろう。 会わなくてもこの頃の思い出が色褪せることは、これからもないだろうから。 マー坊は今頃、念願の焼き鳥屋を開いて、きっと大繁盛しているはずだ☆ 次は、Jちゃん兄弟が引っ越してすぐに入園してきた、青い目の女の子との思い出を。(続く) ↓(Jちゃん兄弟の引越し一週間前。真ん中がマー坊) |
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幼稚園の頃まで、隣のアパートに住んでいた「コマキさんちのお兄ちゃん」と |




