東日本大震災 未来への祈りと伝承〜「みちのく巡礼」

みちのく巡礼は、東日本大震災の祈りの場創設と記憶・教訓の伝承、防災精神の啓発、復興に寄与する活動を行っています。

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2009年4月3日(金)

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[本日のシルクロード]

シルクロードの出発点・西の城門

 潘さんたちとの待ち合わせまで、まだ30分ほどある。ふたりが到着するま前に、西門(安定門)をひとりでゆっくりと眺めたいと思った。これでなんと三回目だが、その都度新しい発見と出会いがあるものだ。
イメージ 2
 西門(安定門)の城楼

イメージ 3
 西門(安定門)の通行用アーチ状の3つの門

イメージ 6 イメージ 7敵をこの中庭のような空間におびき寄せて上から弓矢などで攻撃する。右は矢を射掛ける箭楼

イメージ 4イメージ 5 西門の城門(安定門)と城壁の夜景
 
 ここで、まず西安の城壁や西門について紹介しよう。
 中国の城が日本と大きく違うのは、皇帝が住む宮殿はもとより、市民が住む都市全体を城壁で擁護しているという構造にある。
 これが、中国の都が「城都」と呼ばれる所以であり、ここ西安は、城壁が完全に残っている中国でも数少ない都市の一つである。
 さて、現在西安に残る「城壁」は、以前の記事にも書いたように、明代の初期に築城されたもので、大きさは南北約2.5km、東西約4.2kmある。
 西安が都として栄華を誇った随、唐代の城壁は、なんと南北約8.7km、東西約9.7kmもあったといわれている。地図の中の赤で囲まれた部分が明代の城壁であるが、規模のちがいが歴然であろう。
イメージ 1

 明代の城壁も周囲には幅20mの水壕が巡らされていたが、現在は都市化や交通事情のため、かなり埋められてしまった。

 城壁には、北側には「安遠(あんえん)門」、東側には「長楽(ちょうらく)門」、南側には「永寧(えいねい)門」そして西側には「安定(あんてい)門」が造られている。
 また城壁の四隅には外敵の見張りや攻撃をするための角楼(かくろう)がある。
その名のとおり四角い造りの楼だが、ただひとつ南西角にある角楼は名前とは裏腹に円形をしている。
なぜ一つだけ形が違うのかについては、風水などによるのでは、と言われている。
(詳しく知っている人がいたら、コメントで教えてください)
ただ警備や攻撃を考えると、こちらの形(円形)の方が合理的だとも思うのだが……。

 城壁は高さ12m、幅とも12m〜14mほどあり上ることもできる。
前の記事で書いたように、城壁の上は自転車などで走ることもできる。
東西南北、四つの門がある場所は城壁が囲いを造るような構造となり、門は二重になっている。
一旦敵が侵入してももうひとつの門を閉じて、敵を中庭のような空間に閉じ込め周囲から攻撃を加えることが出来る。
内側の門の上には「城楼(じょうろう)」、外側の門の上には「閘楼(こうろう)」と呼ばれる建物が建っている。
外観は3階建てだが、内部は2階建てになっている。

さて、ここであらためて西門「安定門」をご紹介したのは、この西門こそ「シルクロード」の起点だからである。

到着してからまず楼の一階部分に入ってみた。一階と言っても城壁自体12mあるので相当な高さだ。
ここにはシルクロードや歴史的な展示物がある。このなかには天皇皇后両陛下がお出でになったとき、子どもたちから歓迎を受ける場面を撮影した写真が展示されていた。
ここにはお土産屋もあり、以前と比べて、展示物よりも土産品が多くなった。

お茶を飲んで店内を見ていると、店員の女性が日本語で商品を薦めにくる。わたしが絵を見ていると、
「あなたは絵に興味があるのですか?」
 と日本語で話ながら寄ってきた。けっこうスムーズな日本語だった。それに対して私は、
「どこで日本語を習いましたか?」と中国語で尋ねると、
「えっえっ、あなた中国人なの?」と、日本語で驚いてみせる。
 日本語で言ったところをみると、既に私が日本人だということはお見通しだったのだ。
今までも中国人ぶっても、話す前から化けの皮がはがれていた。雰囲気でわかるのだろう。
彼女はまるで私を試すかのように、
「我在西安外語学院学日文(西安外語学院(外国語大学)で習いました)」と、今度は中国語で答えた。
「現在幾年級?(今、何年生?)」 と聞くと、
「一年級 (一年よ)」とすまして答えた。
もうひとりは3年生だった。

 なんと一年で日本語の会話ができるのだと感心して、よく聞いてみると、高校生の時に日本語を学び始めたという。
 考えてみれば潘さんの孫娘の、偉華さんは高校生でもけっこう日本語を話していたのだから、外語大静なら1年生でこれだけ話せても不思議はないと思った。

 1年生の小姐は男の人と中国語で話をしている。
 その人は学生ではないが、現在日本語を学んでいて、日本人留学生と互いに教え合っているという。
小姐の知り合いであった。

「1西安とその周辺(遙かなり長安)」書庫の記事一覧

閉じる コメント(6)

西安の城壁の事が凄く良く分かりました。
中国旅行をした日が蘇ってきました。
ブログを最初から拝見させて頂こうと思ってます。
お知らせ、ありがとうございます。

2009/4/4(土) 午前 5:52 プニまま

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訪問ありがとうございます。どうも凝り性で一回の記事が長くなりがちですが、読んでくださいね。写真も毎日数百枚は撮っているので、整理と選択が大変。

2009/4/4(土) 午後 1:40 [ moriizumi arao ]

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ロマンス世界への旅立ちのような・・きっかけになるのでしょうか???

2009/6/11(木) 午後 4:50 [ がらくた・おやじ ]

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cbe*0*1 ほんとうに夢見るユメコさんみたいに、心は飛んでいました。今日はどんな出会いがあるのだろう…、明日は…?

2009/6/12(金) 午後 3:38 [ moriizumi arao ]

顔アイコン

西安の城には、壮大な城壁が一部残っているのですね。
中国に城を見に行く機会があれば、西安と平遥のどちらが良いのでしょう?

2009/12/22(火) 午後 8:59 [ rec*u*ive_s** ]

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rec*u*ive_s**さん
西安には城壁がしっかりと残っています。
西安をお勧めします。

2010/6/11(金) 午後 9:33 [ moriizumi arao ]


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