東日本大震災 未来への祈りと伝承〜「みちのく巡礼」

みちのく巡礼は、東日本大震災の祈りの場創設と記憶・教訓の伝承、防災精神の啓発、復興に寄与する活動を行っています。

全体表示

[ リスト ]

杜泉新生シルクロード2万キロをゆく10

?H1>ホテル服務員と二人旅で平涼から蘭州へ(中国3)

平涼〜蘭州

[イメージ 1

イメージ 2
「しばえびす」は、漢方では麻酔剤に利用されている。
イメージ 6
黄土高原にはところどころに段々畑や棚田が見られる。涙ぐましい土地利用だ。16年前黄土高原を列車で通った時、「国土は狭し、されど人口は多し。耕作に励め」という意味のスローガンが書かれた、大きな横看板を目にしたのを思い出した。

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5
写真ではよくわからないが…、谷底までは200メートルほどはあるだろう。私が撮影している、橋の長さがが200メートル以上あるのだから、下を流れる川にしても、幅が数十メートルはあるだろう。とてつもないスケールだ。

イメージ 10
色とりどりのものは何でしょう? 
……………道端でかぼちゃが売られていました。声をかけられてもこれからトルコまで持っていけませんよね〜 
 

蘭州

 今まで青々としていた空が蘭州が近づくにつれて、どんよりと曇ってきた。「おや、天気が悪くなってきたのかな?」と思ったが、そうではない。 蘭州は、石油精製工場や化学工場が多く、中国で最も大気汚染がひどいところといわれている。写真も鮮明でない。
イメージ 19
イメージ 22

[イメージ 7
いよいよ黄河が見えてきた。「やっぱり黄河の色」だった。中流の洛陽や河口に近い斉南より濁りがすごい。
イメージ 20
黄河は黄色というより赤褐色をしている。ミルクチョコレート色とでも言ったらよいのだろうか…
イメージ 8 イメージ 9
蘭州は黄河に沿った細長いの街並み。橋を渡って市内へ入る。
[イメージ 11イメージ 12

イメージ 13 イメージ 23
蘭州には、「ひょうたん専門店」があり、装飾品などのひょうたん製品がたくさん並んでいた。ひょうたんは蘭州方面の特産だ。
店には、次のような写真入のパンフレットがあった。帰国後日本訳して見ると――
「甘粛省蘭州市の査さんは、6年間の実験と研究で、サッカーボールやバスケットボール、バレーボール、中国将棋、弥勒仏にそっくりなヒョウタンの栽培に成功した。これで6つの特許を手にした査さんは、サッカーボールなどの形をしたヒョウタンを、北京五輪へのお祝いとして北京五輪組織委員会に贈るつもりだと話している。」
 *「いろいろな形は、どうして作るのですか?」と質問したら、「バイオテクノロジーを利用してひょうたんの形をコントロールして作りますが、6年間もかけて研究したのだから…、それは秘密です」と言って、ウインクして笑っていました。とてもユーモアのある人でした。

イメージ 14黄河沿いの公園では、たくさんの人びとがいろいろなスポーツやまあじゃんなどのゲームに興じている。中国の公園では、どこでもよく見かける光景だ。
[イメージ 15イメージ 16
イメージ 17イメージ 18   蘭州ラーメン(牛肉麺・ニュウロウメン)は美味       旅の疲れを足底マッサージで… 40元 
イメージ 21
蘭州は大工業都市と言われるだけあって、大通りには数多くの科学・工業系の研究所がの機を連ねている。


平涼から蘭州への二人旅
 この旅はいろいろなことを体験するため、現地の観光バスやガイド付きのタクシーなどは、出来るだけ利用しないことに決めていた。
 そのために、以前からシルクロードやその他の国をひとり旅した人たちの体験記を本で読んで研究していた。
 ヒッチハイクは誰しもやることだが、ホテルの服務員に相談することもひとつの方法だ。
 フロントのチーフに相談すると、幸運にもホテルの服務員の楊さんが用事があって蘭州までゆくという。これぞ渡りに船。頼んで便乗させてもらうことになった。
 蘭州まで、途中案内してもらいながら、向かうことになった。ガイド付きとまったく同じだ。

道々、黄さんから聞いた興味深い話を少し紹介しよう。
 ――「団結」「文明」「文化」「憲法」「政治」「科学」などの熟語が、日本からの逆輸入だ、だということ、西安の方言で自動車を日本と同じ「くるま」と発音すること。中国では8億の農民といわれるが、実際には4〜5億人であること、などだ。
 出発して40分、距離にして58km走行して寧夏回族自治区へ入った。自治区が半島のように甘粛省に食い込んでおり、自治区内を約60km走行するのである。自治区に入って2分ぐらいで三関口瑞道を通過する。トンネルから出ると道は次第に狭くなって山間に入っていく。今日はヤオトンがほとんど見られない。
 出発するとほどなく、黄さんが「前方に六盤山が見えてきました」と指差した。前方には大きな山並が広がっている。
イメージ 24



「どれが六盤山ですか?」と質問すると、「全部が六盤山です」と答える。
「日本では、ああいうのは山脈というのですが……。中国では山脈という言葉はないのですか?」と質問したところ、
 中国でいう「山」は日本の山脈規模のものを言い、中国で用いられる「山脈」(「山脉」)は、日本の山脈が何重にも集まった大きな塊のようなものだとのことだ。さしずめエベレスト山系などをイメージしてもらえばよいだろう。
 
 ここからは、やや急な坂になり、5分ほどで六盤山トンネルへ入った。1997年に完成した2385mのトンネルである。このトンネルの上にそびえる六盤山の最高峰半崗嶺は2942mで、チンギスハーン終焉の地と言われ、頂上付近には「長征の碑」が立っているとのことである。

イメージ 25 周囲のポプラは少し黄ばみかけている。下り道には、スピードが出すぎないように進行方向に垂直に高さ10センチほどの突起が施されている。日本でもたまに見かけるのと同じようなものだ。
イメージ 26 道端のところどころに、すいかが売られている。日本のものと違い楕円形をしている。よく日光の当たる乾燥地帯で育っているためか、すばらしい味だ。私はこのよう甘くてみずみずしいすいかを食べるのは、初めてだった。
 周辺の畑には、黄色い花がいっぱい咲いている。柴胡といい、解熱剤に用いられている。
 出発してから100キロほど走行して再び甘粛省に入った。日差しはあまり強くなく、風がさわやかで、透き通った青空がいい。
 宏達飯荘で昼食を取る。ジャージャー麺と焼き鳥である。焼き鳥と言っても日本の串にさしたものでなく、鶏を丸ごと蒸したものを火に通したものである。身をほぐしてビールを飲みながら食べる味は格別だった。
 道端には、ところどころに露店が並び橙色のかぼちゃやキャベツ、とうもろこし、トマトなどを売っている。
 そこから少し行った所の小高い山の上になにやら城跡のようなものが見える。ガイドに訊いてみると、山賊の城跡だとのこと。昔、山の上から様子を見ていて、今我々が車で走っているこのシルクロードを通る商人や旅人を襲って金品を奪っていたのであろう。
 時々川のそばを通るが、水がまったくなく、川底は粘土を硬く固めたような状態になっている。
 バスは、岩のように硬くなった茶色の山肌がそそり立つ山肌の間を走り続ける。車は、深い谷底が見える渓谷の橋付近でストップした。
 この谷は、深さ100m以上もある浸食谷である。黄土高原の固い粘土質の土は保水力が無いため、降った雨は大地を削りながら低いところに集まり、長い年月の間に深い谷を形成したものだ。そこは、グランドキャニオンを砂漠化したような感じで、「黄土高原グランドキャニオン」と呼ばれることもあるそうだ。
 この周辺は、10年ほど前までは羊の姿が見られたそうだが、現在は放牧を禁止して緑化を計っている。粘土質の山肌を水平に削って植林をし、植えた木の周辺を土手状に囲って水が流れないように工夫している。涙ぐましい努力を感じる。
 ところどころにミツバチの巣箱やひまわり畑が見える。また、この辺の家の周囲はレンガの壁で囲まれている。
 道は少しずつ上りになり、山のほうへ向かう。峠に差し掛かったところで周囲をみると、変化に富んだ光景が広がっている。遠くにみえる山には樹木は生えていない。山腹も丘陵も、耕せるところはどこも段々畑になっている。土地の有効利用に心がけている国家政策と農民の努力とが垣間見られた。
 段々畑は作物の緑と山肌の茶色がみごとな縞模様を織り成し、その等高線が渦巻きのようにみえてすばらしいながめだ。この辺の標高は2100mほどだ。ここでバスを止めて、しばしこの景観に浸った。だが一方では、〈農民の苦労も知らず景色としてみるのは不謹慎ではないか〉という後ろめたさも感じていた。
蘭州へ近づくと、化学プラントが何箇所かに見えてきた。ここ一帯は石油や化学の大コンビナート地帯で、中国有数の「空気の悪いところ」であり、近年公害問題が深刻化してきている。空はどんより曇っていて、周辺も霞がかかっているようで薄暗い。年中ほとんど晴れ間が見られないとのことだ。のどの弱い同行者がバスの中で盛んに咳き込んでいる。市街地に入る前、黄河に差し掛かった。水はチョコレート色である。
 ホテル到着後、スーパーに買い物に行く。2階建てのかなり大きなスーパーである。スーパーは、値札がついていて値段の交渉をする必要がないので、安心して買い物が出来る。日本の価格と比べると、とにかく安い。りんごや桃は、小ぶりだが1個5円〜10円だ。

閉じる コメント(16)

サッカーボールの瓢箪は、凄いですねえ〜。
どうやって作るのでしょうか?
足つぼマッサージは、気持ちいいよねえ。

2009/4/16(木) 午後 5:03 プニまま

顔アイコン

16年前黄土高原を列車で通った

16年前ですか わたしが始めて中国上海を訪れたのが11年前 でも仕事もありなかなかいけず 今年定年退職した頃には体力も弱り さてさてどうしたものか
黄河の色はすごいですよね 鄭州で黄河河畔で魚料理していましたが さすが食べるのははばかられました・ あの色見るととても食べる気は起きない 爆

2009/4/16(木) 午後 7:54 あさ

顔アイコン

この道シルクロードを通訳案内人つけて 走破したらいったいいくらくらいの費用がかかるのだろう でもほんとにいいですね まさに旅行ではなく旅そのもの
歴史に触れなければ旅の価値は半減。。 蜀も楽しみの一つであったけれど いまは 食細くして旅の価値半減。。それで この道を歩けば 新しい興味が次々とわきあがるような快感と喜び、、いいですね・・

2009/4/16(木) 午後 7:59 あさ

顔アイコン

ベルチャままさん 「いろいろな形は、どうして作るのですか?」と質問したら、「バイオテクノロジーを利用してひょうたんの形をコントロールして作りますが、6年間もかけて研究したのだから…、それは秘密です」と言って、ウインクして笑っていました。とてもユーモアのある人でした。、サッカーボールのほか、バスケットボール、羅漢、孫悟空といった様々な形のひょうたんもありました。
興味のある人もいそうだから、記事に追加しておきます。
中国人はきっとマッサージが好きなんでしょうね。街のあちこちにマッサージ屋があります。値段はそれこそ「ピンきり」で、安いのは20元くらいからありますが、高いのは「うん百元」までいろいろですね。たまにはいかがわしいところもあるので要注意、でした。

2009/4/17(金) 午前 7:31 [ moriizumi arao ]

顔アイコン

あさやまさん
一回目の63日の旅は、費用も考えて、9人で行きました。費用は2百数十万でした。現地ガイド付きでした。次からのあわせて150余りは、ひとり旅でした。余り上手でない、英語、中国語、ちょっぴり程度のいロシア語、それに俄仕立ての各国語、それ以上に手振り身振りをフル活用しました。
何よりも、とにかく話したいと思うとどうにか通じるものだなあ。、と実感しました。現地語は,話しているうちに「習うより馴れろ」で少しずつ進歩しました。

2009/4/17(金) 午前 8:13 [ moriizumi arao ]

顔アイコン

蘭州は西安から鉄道で通りましたが、下車しませんでした。シルクロードのグランドキャニオンの景観が凄いですね。私は高所恐怖症なのでとても橋は渡れないと思います。サッカーボール状のヘチマ、これは芸術品ですね。傑作!

2009/5/3(日) 午後 10:13 [ mog*m*13 ]

顔アイコン

63日の旅は、費用も考えて、9人で行きました。費用は2百数十万でした 9人でですか それとも独り。。あたり??? デモ気力と それを支える体力と 若さって武器ですね あ失礼 そんなに変わらない 爆
それにしてもやはり壮大ですね、、雅に夢に終わる夢ですね・・

2009/5/3(日) 午後 11:43 あさ

顔アイコン

自称35歳です。シルクロード2万キロも四国歩き遍路千二百キロも興味と好奇心が後押ししてくれました。

2009/5/6(水) 午後 11:57 [ moriizumi arao ]

顔アイコン

順調にいってますか あたいも あと数年が山でしょうね 自称30歳と井ってもあたいでは 通りませんからね爆

最期のともし火を何とか燃やしたいものですが。。 さてさて
でもそれほどの旅すれば まさに悔いなしと言ったところでしょうか。。爆

2009/5/31(日) 午前 11:47 あさ

顔アイコン

おかげさまで、中国流に「万事如意」でした。

2009/5/31(日) 午後 11:09 [ moriizumi arao ]

顔アイコン

六盤山のトンネルは、多分照明のないトンネルだったような気がします。ライト故障のバイクでかなり危ない状態でした。
黄土高原の爽やかな7月を思い出しています。

2010/9/1(水) 午前 9:49 安里のご隠居

顔アイコン

ご隠居さん
思い出を共有できることはすばらしいですね。
これからもよろしくお願いします。

2010/9/2(木) 午後 3:33 [ moriizumi arao ]

顔アイコン

私も蘭州には何回か行った事があります
蘭州には涼面や豆と肉の炒め物がお勧めです
あと出来れば蘭州のデパートやスーパーマーケットや遊園地の内部の写真も載せてください

2011/2/21(月) 午前 10:05 [ goa**889 ]

顔アイコン

goa**889さん

書庫 4河西回廊(蘭州〜武威〜酒泉~)
もご覧になりましたか?
まだでしたら、ぜひご覧ください。
もしかすると、あなたがご覧になっていない場民もアルかも知れません。
デパートやスーパーマーケットや遊園地の写真は、他の都市ではしたものもありますが、あいにく蘭州ではありませんでした。

2011/2/21(月) 午前 10:17 [ moriizumi arao ]

顔アイコン

以前からシルクロードやその他の国をひとり旅した人たちの体験記を本で読んで研究していた。
ヒッチハイクは誰しもやることだが、ホテルの服務員に相談することもひとつの方法だ。


今日もまた 同じ゜記事を読んでいます
眼を閉じてふふと写真の風景や道程を思うととても素晴らしいなと思いますこころがふととんでしまいますね

永遠の夢かもしれませんね
最近は出かけず家でごろごろばかりだから足腰がとても弱って元に戻すには相当な運動しないと戻りません

体力気力金力情熱筋力 そして何よりもロマンを求める強い意志がないとだめですね
本当にわが身が情けないですよ 爆

2011/2/21(月) 午後 10:07 あさ

顔アイコン

あさやまさん

私もデスクワークが多くてメタボになってしまいました。
イタリア旅行もダイエットにはあまり効果はなかったようですが、
ちょっとお腹がへこみました。
秋の四国遍路をめざして少しずつ歩いています。

2011/2/22(火) 午後 0:14 [ moriizumi arao ]


.
moriizumi arao
moriizumi arao
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
友だち(76)
  • 中国韓国の原発リスク
  • lingmu9216
  • cis*ie_**avier
  • 風の音の中に・・・
  • くまこ
  • 真砂女
友だち一覧
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

知人

おなじみ

おなじみ2

おなじみ3

四国遍路

東日本大震災

登録されていません

絵画

仙台関係

仏教

意見

癒し系

旅と趣味

旅 シルクロード関係

旅 中国旅行と情報

イスラム諸国

登録されていません

旅 世界一周・世界各地

旅 (アジア・アフリカ)

歴史

文学・研究

趣味

標準グループ

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事