杜泉新生シルクロード2万キロをゆく11
2009年4月18日(日)
すでに公開した「杜泉新生シルクロード2万キロをゆく」8〜10について、写真の後に紀行文を加えましたので、戻ってお読みいただければ幸いです。
炳霊寺 〜昔のシルクロードはここで黄河を渡った 1
炳霊寺に到着
周囲の景色はやや桂林を思せる。桂林よりは荒々しいが、ダイナミックで、とても眺めがよい。
お土産売りが手ぐすね引いて待ち構えていて、マンツーマンで食い下がる。入口までずっとついて来た。小さな女の子はなかな追い払いづらい。
炳霊寺石窟入口 40元(2006年から50元)払って入場 ただし、すばらしい169窟と172窟は各300元、126,128,132窟は各50元だった。さらにカメラの持ち込み料として100元を取られたが領収書を出さないので、もしかして管理人のポケットマネーになるのかも…。癪だがすべて見学。合計で890元も払わされた。しっかり観て、しっかり写真を撮らなくっちゃ!
昔のシルクロードはこの地点で黄河をわたった。
炳霊寺石窟は西秦時代の420年に開かれ、全部で194窟あり3分の2が唐の時代に造られている。石窟は絶壁の中腹に掘られている。石窟の前には遊歩道ができていて近くから仏像を眺めることができる。
比較的下側の方には仏龕(ぶつがん:仏像・位牌(いはい)などを安置しておく厨子(ずし)が彫られている。仏龕の大多分は仏壇程度の小さいものだった。
炳霊寺最大の石仏 (唐) 高さ27m
10窟 菩薩像と弟子 (唐)
64号窟は盛唐時代に造られた。左から勢至菩薩、阿弥陀如来、観音菩薩。両側の菩薩はS字形に体を曲げて女性の柔らかさが出ている。悩ましい感じさえする。顔は唐の時代の特徴であるふくよかな顔をしていて、特に左側の菩薩の顔は素晴らしく、まるで血が通っているように見える。この石窟の芸術性の高さは炳霊寺一と言われている
70窟 明の時代に造られた.チベット仏教の千手観音の像が祀られている。
169窟は仏像の上部に設けられている。
169窟の仏像群 420年(西秦) (上)三立佛 (中)仏龕群 (下)佛与菩薩
172窟は、最近公開されたばかりで、まだ工事中。工事用はしごを緊張して上る。なんと300元も出してこんな怖い思いをするの?
172窟 仏頭部
16号室 北魏時代に造られた長さ8.6mの涅槃仏が安置されている。もともと16窟に安置されていたが、ダム建設の際に水没するため、一旦甘粛省博物館に移転され、日中共同で1年以上かけて再度炳霊寺に移転された。安らかな子供のような顔をしていて見ていると心が落ち着く。
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チベット仏教の千手観音像、腕の数は控えめですが、頭が何と多いことでしょうか!
2009/4/20(月) 午前 10:16 [ - ]
訪問に今朝気づきました。私の関心がある地域に出かけていますね。イランの様子も伝えられ、興味深く拝見しました。お暇なときにお邪魔します。当方見聞録の写真集(ナショジオ)を再度借りてきたところです。
2009/4/20(月) 午後 3:14 [ g71*2g5*s ]
すべて立派な国宝級の崖仏ですね。
大切に保存が必要です、カラーの石仏に驚きです。
2009/4/20(月) 午後 4:45
すごい奇岩の山ですね〜 こんなとこに これだけ多くの芸術性の高い仏像を彫るなんて すごいですね!!
中国文化って 底知れぬ深さがありますね〜〜
2009/4/20(月) 午後 4:56
astralaudiosoundさん たくさんの人びとに目配りや心配りをするためなんでしょうね。
2009/4/20(月) 午後 5:06 [ moriizumi arao ]
しげよあゆみさん この後もたくさん石窟を訪れれましたが、もっともっとすばらしいももありました。ただ、残念なことに外国の探検隊に大分持っていかれましたし、イスラム教徒の手で、壁画の顔を削られたり、仏像の頭がなくなっていて哀しうあら、腹立たしいやらでした。
2009/4/20(月) 午後 5:12 [ moriizumi arao ]
g71*2g5*s さん 訪問ありがとうございました。基本的には毎日公開しますので、これからもよろしくお願いします。
2009/4/20(月) 午後 5:17 [ moriizumi arao ]
やまびこさん 乾燥しているので、気候的には日本と比べると保存にはいい条件でしょうが、対観光客対策はまだ不十分だと思いました。
一応、案内人はいますが一度にたくさんの観光客に目配りはできませんよね。それに、シャッターを禁止していないところもまだありました。
2009/4/20(月) 午後 5:24 [ moriizumi arao ]
ペッポさん ここだって1000年以上にわたって彫り続けていますからねえ。日本と違って、ある面では動きが遅いですが、ものすごい息の長さをかんじますね。
2009/4/20(月) 午後 5:31 [ moriizumi arao ]
しげよあゆみさん ポチありがとうございます。
2009/4/20(月) 午後 5:32 [ moriizumi arao ]
>杜泉新生さん
大昔の大陸の旅について貴重な情報をいつもありがとうございます。
大黄河もこんな上流の炳霊寺付近しか渡河ができなかったとなると、黄河も…レッドクリフの(海のような)揚子江も天然の要害であったことがよくわかります。
支那(China)には、このほかにも大河は多く大河が天然の要害であり続けたと推察できます。≪鴫緑江(オウリョクコウ)≫もそうであるとか。河川の地政学もまたおもしろいですね。
2009/4/20(月) 午後 11:14
いれいざすさん いろいろなコメントをいただいてこちらも勉強になります。
2009/4/21(火) 午前 10:37 [ moriizumi arao ]
とても良いところですね。撮影料を払って窟内での写真も撮れたわけですね。890元払った価値が十分ありますね。
2009/6/5(金) 午前 0:03 [ mog*m*13 ]
mog*m*1338さん やはり高い金を払っただけの価値はありました。
炳霊寺は敦煌や龍門石窟などと比べると知名度が低いのは近づくにくい場所だからでしょう。その代わり、貴重なものがしっかりと守られたのだと思います。さすがのイスラムや文革もここまで手が伸びなかったようですね。
2009/6/5(金) 午後 10:00 [ moriizumi arao ]
高いお金を払っても 工事中のそこにはもういけないから
よかったんじゃ??なんて思うのは私だけかな?
ほんとうに どうしてこんなすごいものがいまも残っているのかが
不思議です。
2009/12/24(木) 午前 11:34 [ リノ ]
リノさん
オレも断じてそう思いますね。
写真で堪能してください。
2009/12/26(土) 午後 1:23 [ moriizumi arao ]
こんにちわ。
少しずつ遡りつつ拝見してますが、やっぱり、中国はスケールが違いますね。
規模も深さも別格です。
傑作☆
2010/5/10(月) 午後 6:35
リノさん
貴重なものを見れてよかった〜
リノさんの言うとおりですよ。
2010/5/10(月) 午後 11:46 [ moriizumi arao ]
河童さん
でかくてすごい――こんなのを見せ付けられると日本は飲み込まれてしまうんじゃないかと思いますね。
2010/5/10(月) 午後 11:51 [ moriizumi arao ]
cst*n77* さん
ナイス☆ありがとうございます。
2015/3/6(金) 午後 10:22 [ moriizumi arao ]