東日本大震災 未来への祈りと伝承〜「みちのく巡礼」

みちのく巡礼は、東日本大震災の祈りの場創設と記憶・教訓の伝承、防災精神の啓発、復興に寄与する活動を行っています。

全体表示

[ リスト ]

イメージ 11

このブログは旅の流れに沿って公開されております。すべて表示をクリックするとすべての記事がご覧になれます。

[杜泉新生シルクロード2万キロをゆく 前回の記事]

258 楼蘭王国を知る鍵になった三間房    楼蘭故城5←クリックしてください。
  
                  [本 日 の 記 事] 
 

故城の夕暮れにいにしえの楼蘭を想う《改訂版) 

砂と粘土の都
 3時間ほどかけてひと通り見学を終えると、
 スタッフ6名は、それぞれ夕食の支度や、
 明日の行動の準備に取り掛かった。

 私は今度は,自分の観察ポイントでじっくりと見て回った。
 
イメージ 15


 昨日楼蘭へ近づいた時から不思議だったのは、
 楼蘭は「流砂の都」という表現があるのに、
 来てみると、砂よりも固い粘土の塊が目立つ。
  固まった粘土の上に、仏塔や三間房や城壁が築かれ、
 あちこちに砂が吹き溜まりになっている。
 こうしてみると全体の印象は「砂と粘土の都」だ。
 
       イメージ 1   イメージ 8
           左は仏塔   右は三間房


===== 楼蘭の大工の腕もまんざらでない ===== 

 役所や民家の跡らしい場所には、乾ききった建材がポツリぽつりと立って、風に吹かれていた。
 丸太も転がっていた。
  
イメージ 12

 
 だが、じっくりと観察すると、柱を組み合わせるためのホゾ枘穴(ほぞあな)も、きちんとあけられている。
 楼蘭の大工は、なかなかの腕前なのである。
 
イメージ 3
                     住宅跡の胡楊の材木

 直径30センチほどの木製の基台は、石のないこのあたりの工夫らしく、
 礎石の代用品として、柱を立てるのに用いられたのだ。
  
イメージ 13

 
イメージ 16
                 住宅跡 アシやタマリスクを粘土で固めた壁に残る楼蘭の住居跡

楼蘭の森や川を想う
 木材はすべて胡楊の木だ。
 かつてこのあたりには、胡楊の木が生い茂っていたのだ。
 故城の外には「森の遺跡」がところどころにあった。
 丘の上に、無数の枯れ木が、樹木の墓場のように立っている姿は、悲壮だった。
 木の肌は、乾燥のためひび割れして痛々しかった。
 
イメージ 4
 住宅跡の柱と立ち枯れた胡楊の木が入り混じり、歴史の長さとわびしさを感じさせる。
 胡楊三千年、「生きて千年、枯れて千年、倒れて千年」といわれるが、
 枯れた胡楊は何年楼蘭の歴史を見続けてきのだろうか。


イメージ 14 深くえぐられた河川の跡も、縦横に走っていた。
 かつてそこを水が流れて、
 ロプ・ノールにそそいでいたはずである。
 
イメージ 9

 
 緑と水の景色を想像するのは難しかった。
 楼蘭の人々は、河の水が次第に乏しくなっていく姿を、
 どんな気持で見つめていたのだろうか。

故城の夕暮れぐれ
 楼蘭故城の夕暮れは、シルクロードの他の遺跡同様すばらしい。
 砂漠では、太陽が沈みかけると、月が輝き、星もきらめいてくる。
 今日も3つを同時に見ることが出来た。

 
イメージ 5

 
イメージ 2
 夕陽で真っ赤に染まる仏塔。  上空には早くも月と星が輝きだした。
 
イメージ 6
    楼蘭故城の月     砂漠の月は、時には青白い光を放っている時もあれば、赤っぽい黄色の時がある。 楼蘭故城の今日の月は赤みを帯びていた。 
 


杜泉新生シルクロード2万キロをゆく 〜旅の始めのほうから見たいときはこちら〜

2.東西文化が花ひらいた大唐の都・長安(1)  ←クリックしてください。
 
イメージ 10
                   城門への入城式=

== [お 勧 め の 記 事] ===
=== シルクロードの花たち3(西安〜蘭州)  杜泉新生シルクロード2万キロをゆく20 === ←クリック
 
イメージ 7
                  オオバベニガシワ 西安碑林博物館

「11楼蘭への砂漠の旅」書庫の記事一覧

閉じる コメント(12)

顔アイコン

住居あとの朽ちた材木と立ち枯れた木が、砂漠のなかでの歴史の長さを感じますね〜。
ポチ☆

2010/6/12(土) 午後 4:43 [ バタフライ ]

顔アイコン

バタフライさん
なかなかロマンチックですよ。
ポチありがとうございます。

2010/6/12(土) 午後 6:55 [ moriizumi arao ]

顔アイコン

楼蘭の基盤は固い粘土ですか、「流砂の都」はイメージだったのですね。基盤がしっかりしてなきゃ胡楊建材は立てられず、まして王国は築け無いのでしょうか。ポチ☆

2010/6/13(日) 午前 0:35 迷えるオッサン

顔アイコン

楼蘭故城の今日の月は赤杜泉を帯びていた・・・。
まさに 杜泉シルクロードの 色ポチ!です

2010/6/13(日) 午後 0:11 [ EGACITE ]

顔アイコン

現代の人工物が無いところで見る夜空は、キレイですね。

2010/6/13(日) 午後 1:58 [ rec*u*ive_s** ]

顔アイコン

迷えるオッサンさん
城壁や住居が日干しレンガだったところを見ると、年度も多かったのかも…

2010/6/13(日) 午後 4:00 [ moriizumi arao ]

今回も魅了されました!

やはり都会の人工の灯りの無い天然の世界は本当に神秘的ですね!

故城の夕暮れ、夕陽で真っ赤に染まる仏塔、楼蘭故城の月
どれも素晴らしいです〜〜

アラオさまのお写真で旅行ブログのなんたるか?を新たに教えていただいている気がいたします!

今日も素敵なお写真と素敵な記事、ありがとうございましたm(..)mペコ
[傑作]ポチ☆

2010/6/13(日) 午後 4:22 remon

こんばんは。
まだ少ししか拝見しておりませんが、壮大なロマンあふれる数々の記事ですね。ポチ。

時間がある時にゆっくり拝見させて頂きますので、お気に入りの登録をさせてくださいね。
宜しくお願い致します。

2010/6/13(日) 午後 9:01 若紫

顔アイコン

EGACITさん

日本では赤い月は殆ど見かけたことがありません。
こちらでは青っぽいのから白っぽいのから、いろいろですね。

2010/6/13(日) 午後 9:02 [ moriizumi arao ]

顔アイコン

rec*u*ive_さん**
砂漠の真っ只中には自然しかないのが魅力ですね。
それが時には不安にさせるときもあります。

2010/6/13(日) 午後 9:21 [ moriizumi arao ]

顔アイコン

レモンさん
よろこんでいただくとほんとうにうれしいですね。
砂漠では人間社会では出会えないものと一杯遭遇できてワクワクドキドキです。
ポチありがとうございます。

2010/6/13(日) 午後 9:26 [ moriizumi arao ]

顔アイコン

若紫さん
お気に入り登録ありがとうございます。
ゆっくりと見に来てくださいね。

2010/6/13(日) 午後 9:28 [ moriizumi arao ]


.
moriizumi arao
moriizumi arao
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
友だち(76)
  • michiko
  • kassy1946
  • くまこ
  • ピー子♪
  • hiro555
  • 嵐子
友だち一覧
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

知人

おなじみ

おなじみ2

おなじみ3

四国遍路

東日本大震災

登録されていません

絵画

仙台関係

仏教

意見

癒し系

旅と趣味

旅 シルクロード関係

旅 中国旅行と情報

イスラム諸国

登録されていません

旅 世界一周・世界各地

旅 (アジア・アフリカ)

歴史

文学・研究

趣味

標準グループ

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事