[杜泉新生シルクロード2万キロをゆく 前回の記事]259 小河墓遺跡1 〜タクラマカン砂漠を西へ 杜泉新生シルクロード2万キロをゆく261←クリックしてください。[本 日 の 記 事] 小河墓(しょうがぼ)遺跡小河墓遺跡ってどんな遺跡? 楼蘭といえば。「楼蘭の美女」のミイラは有名だ。 だが、いま目指している「小河墓遺跡」は、 そんな美しいミイラたちが、ぞくぞくと出土した遺跡である。 (左)「尊い衣装、中央から左右に分けた黒き長い髪 (右)身分の高い老婦人の墓。死体はよく保存され、痩せた面持ちが分かる。 小河墓遺跡は「千の棺が眠る墓」と呼ばれ、小高い砂山に、無数の木の墓標が立っている。 長く砂に埋もれていたのか、 1934年に発見されて以来、ずっとその位置が分からないまま、21世紀を迎えたのだった。 私が訪れた2007年より3年前、2004年になって再発掘されたのだ。 棺に埋葬されていたミイラの保存状態は、他の楼蘭遺跡と同様、驚くほどよかったと報告されている。 副葬品の状態、これが3千年前のものとは思えないほどよい状態だったとのことである。 多くの女性のミイラが小麦の種を持っていたことから、 3千年前にすでに小麦が栽培されていたと考えられ、注目された。 恐怖と孤独を感じたはてしない砂漠走行〜砂漠は走っても走っても尽きることがない―― タクラマカン砂漠(ロブ砂漠)へ入ってから、 これでもか、これでもかというほど砂丘が襲って来る。 まるで波越えのようだ。 細かい砂の上は車もいっそう走りにくい。 上りはそろりそろりとまるで歩くようなスピードで、 下りでも油断してスピードを出してハンドルを切ると、横滑りしてしまう。 4時間走ってもわずか30キロくらしかしか進めない。 もしも、ここでいくばくかの水と食糧を持たされて放り出されたら…… 《間違いなく死ぬだろう》 そう実感した時、首から背中にかけてゴチゴチに硬くなった。 カラブラン(砂漠の暴風・砂嵐)に襲われた時以上の恐怖を感じた。 孤独の底に突き落とされたようないたたまれない感じにさいなまれた。 まるでどこにも陸地の見えない大海に、一人漂ってでいるようだった。 苦闘のはての小河墓遺跡到着3日目の午後3時ころ、砂漠の真っ只中の小さな丘の上に、無数の墓標が見えてきた。 あれを見るために、そして3千年前に想いを寄せるために…… 3日もかけたのか…… 決して失望感ではない。 だが、何か気が抜けていくのを感じた。 ようやくたどり着いた小河墓。 実際に目にする小河墓は、想像以上にうら寂しが漂ってくる。 空には、早くも星がまばらに輝き始めていた。 小麦といい胡楊の墓標といい、当時この周辺に「緑」があったことは明らかだ。 今はわずかに残るかれた胡楊が往時の面影をかろうじて遺すのみである。 その胡楊が、わびしさをいっそう強く感じさせるのである。 墓地の砂山からほど近い場所にテントを張った。 さすがに墓地の近くでのテントの一人寝は、少々気味悪い。 だが、疲れがここちよい眠りを提供してくれた。 [お 勧 め の 記 事]シルクロードの花たち 5(西安〜蘭州) 杜泉新生シルクロード2万キロをゆく22 ←クリック杜泉新生シルクロード2万キロをゆく 〜旅の始めのほうから見たいときはこちら〜6.[ http://blogs.yahoo.co.jp/sakurai4391/25800937.html 長安名所・旧跡巡り ワンポイント写真集(西安周辺1) ―杜泉新生シルクロード2万キロをゆく6 ] ←クリックしてください。 |
11楼蘭への砂漠の旅
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砂漠の墓標は、まるで、植物のように
ほどけていますね。
砂漠の砂の美しい造形は、恐怖と裏腹ですね。
苦闘の果ての遺跡到着にポチ!
2010/6/18(金) 午後 10:57
これはまたすごい写真ですね。
中国恐るべし。奥が深いです。まだまだいろいろありそうですね。
2010/6/19(土) 午前 2:29
砂漠に眠るミイラが三千年前のものとは思えませんね。
乾燥した砂漠だからこその保存状態なのでしょうかね。
小河墓は墓だと聞かされていなければなんだかわかりませんね。
なぜか月の上に立ってるような不思議な画です。
2010/6/19(土) 午前 9:55
楼蘭ろにはきっと美人が多かったのでしょうね。
砂漠を一人旅したむかしに人の精神力は私たちとは比較になりませんね。ポチ!
2010/6/19(土) 午後 4:01 [ chama ]
砂漠の墓標は物悲しい風景ですね。
発掘されたミイラの保存状態がいいのもびっくりです。
砂漠の旅はとても過酷で大変だったことでしょう。
よくここまで行かれましたね。
素晴らしいです!ポチ〜☆
2010/6/19(土) 午後 5:45
音楽も素晴らしくて写真が更に素晴らしくなります。
2010/6/19(土) 午後 11:38
アッ!ポチです。
2010/6/19(土) 午後 11:39
おはようございます。
武者です。
読みにくいと思われる漢字はふりがなを打ってくれると有難いし、理解も深まると思われます。
2010/6/20(日) 午前 8:48 [ - ]
荒涼たる悠久の地の果ての遺跡・・音楽とともに酔い痴れました。ポチ☆
下から3枚目の写真>はわずかに残るかれた胡楊・向こうの木には未だ葉が着いているようですが?
2010/6/20(日) 午後 0:12
Kさん
ありがとうございます。
砂漠は近づきたくもあり、だけど怖くもあり、
旅人にとっては魅力的な場所でさんもあります。
傑作ポチありがとうございます。
2010/6/20(日) 午後 5:40 [ moriizumi arao ]
G.I.Cafeさん
中国は怖くもあり、腑ころの深い魅力もありの国ですね。
2010/6/20(日) 午後 5:44 [ moriizumi arao ]
gloriosa036さん
月の上に立ってるような不思議な画です――とても素敵なコメントですね。ありがとうございます。
傑作ポチありがとうございます。
2010/6/20(日) 午後 5:48 [ moriizumi arao ]
chamaさん
昔の旅人はもしも一人だったら、恐怖と孤独のれんぞくだったのでしょうね。
とてもまねできませんね。
傑作ポチありがとうございます。
2010/6/20(日) 午後 5:58 [ moriizumi arao ]
ちろままさん
大変だから楽しさもよろこびもひとしおなのです。
砂漠と冬山は一緒の感覚がします。
エールの傑作ポチありがとうございます。
これからも応援してくださいね。
2010/6/20(日) 午後 6:03 [ moriizumi arao ]
Legさん
お褒めのコメントありがとうございます。
傑作ポチありがとうございます。
わざわざのお知れ瀬はうれしいですね〜
2010/6/20(日) 午後 6:06 [ moriizumi arao ]
武者小路さん
アドバイスありがとうございます。
せっかく読んでいただく人に、「読みやすく」を心がけたいと思います。
2010/6/20(日) 午後 6:13 [ moriizumi arao ]
迷えるオッサンさん
ありがとうございました。あれも胡楊の木です。
タクラマカン砂漠には現在進行中の胡楊がけっこうありました。
楼蘭故城や小河墓遺跡の周辺にも、生きている胡楊がわずかにありました。
2010/6/20(日) 午後 6:25 [ moriizumi arao ]
これは「小河墓遺跡」・・「おがきいせき」でいいのでしょうか?
2010/6/20(日) 午後 7:16 [ - ]
武者小路さん
「墓」と 「基」はほとんど同じに見えますね。
「しょうがぼいせき」です。
さっそく振り仮名を入れます。 ありがとうございます。
2010/6/21(月) 午前 0:12 [ moriizumi arao ]
ありがとうございました。
漢字が読めれば親しみが沸きます。
2010/6/21(月) 午後 6:11 [ - ]