[杜泉新生シルクロード2万キロをゆく 前2回の記事]266 タリム河沿いの美景 〜ミーラン遺跡への道〜 杜泉新生シルクロード2万キロをゆく266←クリックしてください。267 ミーラン遺跡1 遺跡の歴史と発見 杜泉新生シルクロード2万キロをゆく267←クリックしてください。 ミーラン遺跡2 ミーラン故城の手荒な歓迎】綿花を積む人々 笑顔の交流途中の農園では、綿花が栽培されていた。白い花が一面に咲き広がっている。 眼に優しさが飛び込んでくる。 熱心に綿花を積んでいるおばちゃんたちがたちが車にむかって、ウイグル語で、 「ヤフシムーシズ(こんにちは)」と、 笑顔を向けて挨拶してくる。 盛んに手を振ってくる人もいる。
このような交流は心を和ませてくれる。
小さなタマリスクがまばらに映えている砂礫のゴビが再び広がっていた。 崩れたレンガの仏塔や土堆が見えてきた。 その周辺は、礫のすくない、 起伏だらけの土のゴビであった。 車輪が何度か土に埋もれた。 なんとしたことか 故城を目前にして――。 それでも、スリップをくりかえしながら、 車はあえぐようにして進んだ。 カラ・ブラン《黒い嵐)襲来私たちが車を降りると同時であった。それまではほとんどなかった風が、 突如吹き始めたのである。 猛烈な風であった。 ゴビの荒野の果てから、砂が、音を立てて吹き上げ、 私たちを目指して押し寄せてくる。 とっさにラップで全体を覆ったカメラに切り替える。 ぎりぎりまで撮り続ける。 眼を開けていられない。 車の中へ逃げ込んだ。 車は風を避けて城壁の陰に急遽移動した。 風は西南の方向から砂埃を巻き上げながら、 すさまじい勢いで押し寄せ、次から次へと砂丘を登ってゆく。 故城は、風砂の幕に閉ざされた。 はげしいカらブラン《砂嵐)のなか、陽光は茫漠として霞み、 土の遺跡は夢幻のように見えた。 まるで、いままで身を潜めていた風塵が、 私たちの闖入(ちんにゅう)を見て、 一挙に風袋の紐を切ったようである。 風神は手荒な方法こそ、 歓迎の意を表すのにふさわしいと考えたのかもしれない。 しかし、短期間に4度も襲われれるということは <やっぱり、オレは風神に魅入られている> という苦い思いも味わっていた。 突然「船弁慶」私の脳裏に突然、謡曲「船弁慶」の一節が浮かび上がった。 “西風にわかに吹き出でて、 前後亡ずるばかりなり” 平知盛の亡霊が壇ノ浦の海に出現する場面を、 いま、暗い砂の海の中で思い起こしたのであった。 ――「前後亡ずるばかりなり]とは、 その時の情景に最もふさわしい表現だ。 こういう表現の出来る日本語は なんて素晴らしいのだろう。 などとを考えていた。 (国立能楽堂で鑑賞した時のパンフレットより)→ カラブランも4度目になると多少の余裕と度胸が出てくるものだ。 どんなことでも経験とはまことに貴重なものである。 [ぜ ひ お 勧 め の 記 事] 敦 煌 莫 高 窟ぜひご覧いただきたいので、再度ご案内しています。原則撮影禁止のところ特別許していただいたもので、とても貴重な写真だと自負しています。また、敦煌研究所より厚意提供いただいた写真もあります。
NO9まであります。 3日間7〜9までをアップします。
見たい題目をクリックしてご覧ください。 落 日 〜さらば莫高窟 さようなら平山先生〜←クリック
いかにも平山さんが描きそうな光景なので、アップしながら胸が熱くなりました。
五代・宋・西夏・元の仏教美術 煌莫高窟一千年の至宝をめぐる8←クリック 莫高窟を舞う飛天たち 敦煌莫高窟一千年の至宝をめぐる9←クリック コメントやポチ!は、それぞれの記事にお願いします。
なんという穏やかさ――思わずため息が出ました。
しばし立ち尽くしていました。こころが次第に、とけていくようでした。 |
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こんばんは 綿を摘んでいる人たち明るいですね@@
砂嵐はすごい自然現象なんですね〜♪
2010/7/9(金) 午後 9:32 [ かずちゃん ]
砂嵐の記事、何度か拝見しましたが、
突然にやってくるのですね。
砂漠の轍の後は、見ている分には美しいいですね。
ご苦労の足跡みたいなものでしょうか?ポチ!
2010/7/9(金) 午後 11:12
今晩は。
ミーラン古城も敦煌も死ぬまでに一度は行ってみたい場所です。
でも、いつになるやら・・・・。
ポチです。
2010/7/10(土) 午前 0:16 [ しげよあゆみ ]
Kさん
「ご苦労の足跡みたいなものでしょうか」
まったくその通りだと思いますね。
ポチありがとうございます。
2010/7/10(土) 午前 6:42 [ moriizumi arao ]
offshore_linxさん
ウイグルの人々は、とても陽気で穏やかな人が多いですよ。
政府さえ適切な接し方さえすれば、暴動なんか起こす人たちじゃないと思うのですが。
2010/7/10(土) 午前 7:02 [ moriizumi arao ]
おはようございます。
笑顔の交流は、とてもいいですね。見ていて、癒されますよ。
それにしても、こういう広大な光景を丹念に撮られているのには感心しました。凄い砂嵐ですね。自然の脅威を感じますよ。
傑ぽち★
2010/7/11(日) 午前 7:07
カメラに砂は禁物ですね・・・。
私は昔メドニーヌ付近でF3をだめにした記憶があります。
それにしても短い期間で4回もの砂嵐は確率が高いですね。
画像も綺麗ですし、良い雰囲気が伝わります。
2010/7/11(日) 午後 6:35
勇壮な景色に自分の将来が重なって見えるんですね〜♪
旅することは己の人生ですね@@
2010/7/11(日) 午後 6:43 [ かずちゃん ]
ヤフシムーシズ(こんにちは)
ウイグル人は 陽気ポチ!ですね。
今日の京都は1日中大雨で「前後亡ずるばかりなり]・・・?
2010/7/11(日) 午後 9:22 [ EGACITE ]
EKOさん
訪問とコメントありがとうございます。
シルクロードの旅の醍醐味のひとつは、
現地の人々との出会いや交流だと思います。
とてもよいたび出した
ポチありがとうございます。
2010/7/11(日) 午後 11:08 [ moriizumi arao ]
オールドパッションさん
心利いたコメントありがとうございます。
カメラの官吏にはいつもきをつけていまた。
それでも1台だめにしてウルムチで日本製カメラを買いました。
ポチありがとうございます。
3台をケース倍ケースで使い分けたんですよ。
2010/7/11(日) 午後 11:13 [ moriizumi arao ]
たびたびのコメントありがとうございます。
迷いを払拭しようと思って旅立った2回目の遍路ですが、
いろいろな人の経験談やふれあいを通じて、次第に心が固まってきました。そして桂浜で将来を決めmasita.
2010/7/11(日) 午後 11:21 [ moriizumi arao ]
こんにちは、何時もすばらしい音楽と写真に癒されます。
4回もカラブランに会われるって、よっぽど風の神さまに気に入られたんでしょうね。
スケールの大きさを感じます。☆ポチ
2010/7/15(木) 午後 2:17 [ まんねん青年 ]
まんねん青年さん
幸い竜巻でなくて命拾いしました。
4回とも違ったケースで遭遇しました。
あとから考えると他の人には出来ない貴重な体験をしました。
2010/7/15(木) 午後 9:44 [ moriizumi arao ]
...カラブラン。。リアルに 感じますね。。
自然の 手荒い 洗礼でしょうか。。。
時空を超えて 魔法の砂漠に 迷い込んだ感覚を 覚えます
カラブランが去ったあとは 異次元に居たりして。。
私の 空想は どんどん 広がってしまいます。。笑
ロマンですね。。素敵な 旅をされましたね。。 ポチ。。
2010/7/17(土) 午後 2:21
真砂女さん
うらやまれるに値する旅を経験できて幸せに思います。
あまりリアルに書きすぎると読むひとたちのロマンが広がらないのでちょっとよい人を残すくらいで…
ポチありがとうございます。、
2010/7/18(日) 午前 11:03 [ moriizumi arao ]
こんにちは。
私も昔、新疆ウイグル自治区に行きました。
人々の笑顔が素敵だなという印象をもっています。
2010/7/24(土) 午後 6:21 [ kemukemu ]
kemukemuさん
そのころは新疆ウイグル自治区へ行くのはけっこう大変だったことでしょう。
その代わりよい面をたくさん見ることが出来たのではないかと思います。
2010/7/25(日) 午前 11:38 [ moriizumi arao ]
アクセスありがとうございます。これからも宜しくお願いします。今日の朝は涼しかったですよ。暑中お見舞い申し上げます。「清水中世史研究所」からも暑中お見舞い申し上げます。
2010/7/25(日) 午前 11:46 [ 清水太郎の部屋 ]
水太郎の部屋さん
こちらは相変わらずの暑さです。
お互い元気で暑さを乗り切りましょう。
2010/7/25(日) 午前 11:53 [ moriizumi arao ]