東日本大震災 未来への祈りと伝承〜「みちのく巡礼」

みちのく巡礼は、東日本大震災の祈りの場創設と記憶・教訓の伝承、防災精神の啓発、復興に寄与する活動を行っています。

全体表示

[ リスト ]


イメージ 3
                  'ひたすら聖地ラサへの道を歩む’     
       四川省からラサまで、五体投地で巡礼する人びと。 
       すでに1年以上経つという。  
       何がこの人たちをそこまで駆り立てるのか。
       こうした姿には理屈なしに胸が熱くなる。

[杜泉新生のシルクロード2万キロ まとめて紹介 前3回の記事]

27.ラプラン寺の僧侶たち  ←クリック 
26.チョルデン 〜その神秘と華麗〜←クリック
 
イメージ 2
        雲南省飛来寺付近の山麓からチベット仏教の聖地梅里雪山・太子峰を望む。 
                    
25.同仁の隆務寺←クリック

四国遍路 前2回の記事

第三番奥の院愛染院  〜遍路道は宇宙へとつながる〜   人生を決めた三十三歳の遍路14
こころ和んだ遍路道 〜四番大日寺へ〜 人生を決めた三十三歳の遍路13
四国遍路の魅力
四国歩き遍路の魅力←クリック
イメージ 7
                     四万十川の清流は心まで洗い流してくれるようだ。   
 
 このほかの四国遍路の記事は、書庫の「四国遍路の魅力」をクリックすると開きます。
 [本 日 の 記 事] 

感動! 「五体投地」【改訂】

ラプラン寺の祈り

大経堂前で熱い祈りを捧げる人々
 
イメージ 4
    大経堂前では大勢の巡礼者が「五体投地」でひたすら祈りを捧げる。むんむんとした熱気が伝わってくる。     
 
 
イメージ 1

 
イメージ 6


コルラ道
 ラプラン寺の周囲にはコルラ道(巡礼路)がある。
 巡礼だけではなく、地元の人びとの散歩道になっている。
 熱心な信者は、ラプラン寺に巡礼する前に、ここを五体投地で回る。
 
 
イメージ 9

 
イメージ 5

 
 
イメージ 8
    歩いてコルラ道を一周する人の中には、ところどころで留まってしばし祈りを捧げている人たちもいる。
 

聖地への道

 チベットでは、聖地をめざして路上を五体投地している人をしばしば見かける。
 中には、何千キロもの道のりを、
 嵐だろうが 大風が吹こうがが、雪だろうが屈することなく、
 何年もかけ、たゆまず進み続けている人にも出会った。
 現地の人に訊くと、五体投地の動機はいろいろで、
 家族などの病気平癒の祈願や死者の供養、修行、心の安寧などだが、
 いずれも厚い信仰心に基づいている。
 日本の遍路も共通した精神に根ざしているが、五体投地のほうがずっと重く深いように思える。
 
イメージ 11

 
イメージ 10
五体投地を黙々と繰り返しながら、ひたすら 聖地へ向かって歩む人びと。
    その一歩一歩に人生の重みのようなものをを感じた。

一家そろって五体投地でラサへ
 
イメージ 13
      この家族は50キロほど離れた村から一家で聖地ラサまで向かう。 
      もう11日目だとのこと。あと2日で到着。
      一番小さい孫娘は五体投地をせず、かいがいしく家族のお世話をしていた。
      思わず中国語で「加油(頑張って)!」と叫んでしまった。
      言葉は通じなくても気持は絶対に伝わったはずだ。

夫婦道連れ3千キロの五体投地の旅

 ラサからネパールへ向かう途中、
 ひたすら五体投地を繰り返しながらカメの歩みのように遅々として進む男性と、
 黙々とリアカーを引く女性の姿が目に入ってきた。
 
 追い越してから二人の前方で車止めて様子を見させてもらった。
 二人は夫婦で、青海省の西寧から3年かけて、ヒマラヤを越えてインドまで行くのだと、
 現地ガイドが言うという。彼は添乗の際に何度も二人を見たと言う。
 
イメージ 12


 私は、その話を聞いた瞬間、一挙に胸が熱くなった。
 私は四国歩き遍路を三度結願し、それなりの苦労を経験したが、
 二人の行為は、それとはまったく比らべものにならないほど絶大である。
 百倍も、千倍もの労苦である。

 
イメージ 18
  私は、五体投地を続ける夫よりも、夫を助けて黙々とリアカーを引く妻の姿にこそ心打たれた。
  妻の助けがあってこそ、この難行が続けられるのだ。
  私は四国遍路のとき、毎日何度もお接待を受けた。
  何よりの励ましだった。その都度元気と勇気をもらった。
  
  ここでは、私はリアカーを引く妻にこそ、お接待をしようと思った。
  四国で受けたご恩をチベットで少しでもお返しできたことは幸運だったと、今でも思っている。
  リアカーにはちょっとした生活用品や衣類、野宿のための掛け物や敷物が積んであった。
  坂が多いのでさぞつらかろう。指や手のひらはマメだらけだった。
  しかし妻の顔には、苦しみよりも毅然とした強い意志と、生き生きとした表情すら感じられた。
 

 妻の助けはあるとは言いながらも、一途に五体投地を続ける夫にも、もちろん敬意以上の気持を持った。
 まるで求道者のような雰囲気を感じた。
 
イメージ 14

 
イメージ 15

 
イメージ 16


なぜ五体投地をつ続けるのか?

 ちょっといいですかと、恐る恐る声をかけると、気さくに応じてくれた。、
 
イメージ 17

 ねぎらいや敬意を伝えると、 
 一生続けている人もいますから、私などたいしたことはありませんと、笑顔でさらっと言った。
 五体投地中の近づきがたほどの厳然とした雰囲気とは打って変わった穏やかな表情だった。
 それはもう艱難辛苦を超越した姿に見えた。
 「なぜ、こんなに苦労して五体投地を続けるのですか?」
 「この道は仏の世界へ通じる道なのです。一歩一歩、仏の道へ近づくことはとてもうれしいのです。誰に頼まれてやっているわけではありません。だから苦しみなんかありません」
  きっぱりといった。
 「リアカーを引き続けている奥さんはどう思っているのですか?」
 「私は二人で五体投地をしていると思っています。二人とも五体投地をやっていたら生きられませんから。夫は私の代わりに五体投地をやってくれて、私は食や生活という形で夫に命を与えているのです」
 
 今まで五体投地を見て、〈なぜこんなに苦労してまで五体投地をつづけるのか?〉
 という疑問をもっていたが、この言葉を聞いて、それが大分解けたような気がした。
  五体投地をする人のだいたぶんの人は、根本的には、
 「苦しみと喜びが表裏一体」と考えているのではないだろうか。
 五体投地と遍路は基本的西秦は同じだろうと実感した。
 五体投地をもっと深く知りたくなった。

 
 

この記事に

閉じる コメント(22)

顔アイコン

バタフライさん
私もバタフライさんと似たようなものですが、朝に般若心経をときどき唱えております。
お傑作ポチありがとうございます。

2010/9/27(月) 午後 9:05 [ moriizumi arao ] 返信する

顔アイコン

chamaさん
私もそれを聞いた時、信仰の強さに驚きました。
とてもまねできません。
傑作ポチありがとうございます。

2010/9/27(月) 午後 9:07 [ moriizumi arao ] 返信する

顔アイコン

僕も五臺山でこの五体倒地を見ましたが、皆さん、随分な努力をして寺院へやってくるんですね。

2010/9/28(火) 午前 10:03 [ ciaocommodore ] 返信する

顔アイコン

邪心のなさに胸うたれました。何がここまで、、というのは私が最初にaraoさまのブログを開いたときのおもいです 削除

2010/9/28(火) 午後 7:45 [ ゆみこ ] 返信する

顔アイコン

五体投地のその姿はいつ見ても感動的です。
いつごろどのようにして五体投地が始まったのか興味の
あるところです。

2010/9/28(火) 午後 8:53 [ maru2ben ] 返信する

顔アイコン

ciaocommodoreさん
五体投地のアノ熱心さにはいつも胸が熱くなります。

2010/9/28(火) 午後 11:03 [ moriizumi arao ] 返信する

顔アイコン

写真はプロですね。良く被写体の心の動きまで摑まえられました。
それにしても信仰とは恐ろしい者ですね。この難行苦行が仏の道に繋がっているのですね。求道者いや哲学者と言ったほうが分かり易い。
そして奥様の分まで倒地の祈りを捧げ、二人で一体の分業ですね。
生活の糧は全ての人が托鉢と言う訳ではないでしょう。貯金を取り崩しての巡礼修行と言う気がしました。
貴重なプロ並の写真とお説明有難う御座いました。 服

2010/9/29(水) 午後 7:52 [ bnq*w6*0 ] 返信する

顔アイコン

ケーブルテレビのヒストリーチャンネルでチベットの五体投地に挑む村の若者5人組の2時間特集番組を見ましたが、あの手に履く下駄や胸の皮の前掛けは何度も取り替えるのですね。
その若者たちは2年間くらいかけて何千キロもラサまで行くのです。

特に雪の街道を行く場面は非常に感銘を受けました。
インドの聖地巡礼やムスリムのメッカ巡礼など世界には宗教心と言うか信仰心の非常に厚い国の人達が大勢います。

その人達に比較すると本当に日本の政治家やアメリカの大富豪たちは物欲にかられていると思いますね。

精神的充足感と物質的満足感は雲泥の差があります。

こちらの記事には書かれていませんが、この五体投地を続けている人たちは殆どの人たちが、家族が難病に苦しんでいるなど、人に言えない苦労を少しでも仏にすがって楽にするためにおこなっているんですね。

2010/9/29(水) 午後 9:35 [ シャーマン ] 返信する

顔アイコン

bnq*水6*0さん
いつも訪問していただいてありがとうございます。
すべての資財を投げ打って五体投地での長い修行に出ている人もいるそうです。
動機はいろいろあると、現地の人から聞きましたが、
本人たちから聞く機会はあまりありませんでした。

2010/9/29(水) 午後 10:01 [ moriizumi arao ] 返信する

アバター

ラサでは、観光客からお金をもらう為にあえて五体投地をしている人も
いるようですが、未だ真っ暗で雨が降る夜明け前に、ポタラ宮に向かって
ずっと五体投地で祈っている姿に心打たれました。
こうやって道のりを行かれている姿は未だ見たことがないので、実際に
見たら凄いでしょうね。

2010/9/30(木) 午後 1:05 な〜が 返信する

顔アイコン

な〜がさん
最初に見たのが、インドまで行く夫婦なのでなお感動しました。
ラサではニコニコして近づいてきて、写真を撮ってもらった後お金を要求する人に何人か出会いましたよ。(ニガ笑)

2010/9/30(木) 午後 3:24 [ moriizumi arao ] 返信する

顔アイコン

シャーマンさん
夫婦はひゅうの時期にヒマラヤを越えるのだそうです。
まったくわれわれには考えられないことですね。
現代はますます物欲や私利にとらわれた政治家が多いのには腹立たしさをおぼえます。

2010/9/30(木) 午後 3:29 [ moriizumi arao ] 返信する

顔アイコン

ゆみこさん

五体投地をどんな気持でやっているのか深い気持をじっくり聞いてみたかったですね。

2010/9/30(木) 午後 4:40 [ moriizumi arao ] 返信する

顔アイコン

天空をめざしたのでは? 削除

2010/10/1(金) 午前 9:22 [ ゆみこ ] 返信する

顔アイコン

「五体投地」言葉だけは知っていましたが、実態とは雲泥の差、信仰のなせる業なんでしょうね。ポチ☆

2010/10/1(金) 午後 8:07 迷えるオッサン 返信する

顔アイコン

迷えるオッサンさん
特に最初に見たときは自分とは別世界のようななんともいえない大きな感動がありました。
傑作ポチありがとうございます。

2010/10/2(土) 午後 0:30 [ moriizumi arao ] 返信する

顔アイコン

ゆみこさん
たぶんそういう気持で五体投地をしている人がきっといると思いますね。
四国でも極楽浄土を目指して、夕焼けの海に漕ぎ出したという人たちも少なくないといわれています。

2010/10/2(土) 午後 0:33 [ moriizumi arao ] 返信する

顔アイコン

見ているうちに私もやってみたくなって「やっていいですか?教えてください。」ってお願いしたら気さくに教えてくれました。
早速、実行してみたのですが5回ぐらいやったでしょうか、息が切れてギブアップしました。
いたずらにやるもんじゃあないですね。反省してます。

2010/10/3(日) 午後 1:25 安寿 返信する

顔アイコン

安寿さん
その通りですね。
好奇心旺盛な?私も見よう見まねでやってみたのですが、
やはりとても興味半分で簡単には出来るものではないようですね。
信仰心の薄い私がやったら熱心に祈りを捧げている人に失礼なような気がして、その後はやめました。反省。

2010/10/3(日) 午後 4:05 [ moriizumi arao ] 返信する

顔アイコン

どなた様か感動のナイス☆ありがとうございます。

2012/11/13(火) 午後 9:34 [ moriizumi arao ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事