東日本大震災 未来への祈りと伝承〜「みちのく巡礼」

みちのく巡礼は、東日本大震災の祈りの場創設と記憶・教訓の伝承、防災精神の啓発、復興に寄与する活動を行っています。

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敦煌莫高窟を楽しもう  杜泉新生シルクロード2万キロをゆく

記事は、題目をクリックしてご覧ください。
敦煌莫高窟2  莫高窟の石窟群←クリック
ここでは、写真三枚紹介
 
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          敦煌莫高窟の入口・第一の牌楼 
 
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          敦煌のシンボル  第九層   この楼閣の内部には、34.5mの弥勒大仏が収められている。   
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  石窟 
   現在確認されている石窟の数は492で、壁画の総面積は450,000屬如∧造戮譴丕械娃襭蹐砲發覆襪箸いΑ

四国歩き遍路の巡り方

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1.四国遍路のいわれを知ろう  四国歩き遍路の巡り方1←クリック
2.l路の時期はいつがよいか  四国歩き遍路の巡り方2←クリック
3.いろいろな巡り方があります  四国歩き遍路の巡り方3←クリック

 [本 日 の 記 事] 

一番霊山寺 その2  〜納経所  納経帳に両手で墨書と語朱印

大師堂
 本堂から大指導前へ来て、杖たてを見た瞬間――やっぱり杖を忘れてしまったことに気付いた。
 
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 苦笑いしながらすぐさま、本堂へ逆戻り。
「お大師さま、すみません」とつぶやきながら、杖立てから杖を取った。

 大師堂の中では、若い僧侶が真新しい白衣のお遍路さんに巡拝の作法を説明していた。
 真剣な顔で聞いているお遍路さんの顔を見ると、
 どの顔にもこれからの遍路旅への期待が込められているようで、輝いている。
 
 二度目の遍路では、この場で「もらい火はその人の業を受ける」と教わった印象深い場所だ。
  (ただ、その後、いろいろな札所の住職さんに聞いてみると、「その方の功徳を受け取ると考えれば、必ずしも悪いとばかりはいえないとおもいますよ」と言う人たちもいた) 
大指導では本堂よりも幾分ゆとりを持って礼拝できた。
 
 最後は、「納経」'だ。
 納経所は本堂の横と大師堂の裏の2ヶ所ある。
 以前の2度の遍路の時やテレビで観たときには、本堂の奥に1箇所あった。
 
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 団体遍路さんが急増している現在では、対応しきれななくなったであろう。
 
 「納経所」と書いてある案内表示に従い納経所へむかった。
 私が入ったのは、大師堂の裏手で山門に近い側の、売店を兼ねた方だった。
 さすがに第一番だけあって、大きな売店だった。
 
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 納経所が売店を兼ねると言うより、売店の中に納経所があるのである。
 
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  遍路用品以外にお土産品まで売っている。
 〈きっと結願を果たした人が故郷へのお土産にと買い求めるのだろう〉と、
 結願を果たして再びここにいる自分を想像しながらながめた。
 
 八十八箇所を、すでに二度歩き通したというおごりにも似た気持があったにちがいない。
 しかし、このお天狗鼻をすぐに自らへし折った。
 「初心忘れるべからず」である。
 
 販売している品物の値段は、門前一番街より少し高めである。(これって営業妨害?)
 
 売店の入り口に近い側の大きなテーブルに、真新しい納経帳がうず高く積み上げてある。
 お坊さんらしい人が、それを左右に二冊ずつ広げて、両方の手に筆を持って、
 同時に同じ文字を次々に書いてゆく。
 速いこと、巧みなこと。
 その技に、芸術よりも、まさに技術を見る思いだった。
 残念ながら商売のにおいまでも感じてしまった。
 事前に出来上がったものをそのまま販売すれば、時間の節約になるからだろう。
 ただ、われわれ遍路としては、目の前で心を込めて書いてもらいたいはずだ。
 もしも私もここで納経帳を買ったら出来上がったものを渡されたのだろうか…。
 
 「納経をお願いしたいのですが」と遠慮がちに言うと、
「ちょっと待って!」と、かなりどすの効いたような声で答えた。
 私にちらっと視線を投げかけたきり、相変わらず作業を続けている。
 待たされることよりも、態度がかなり横柄だったこが、かえって気に障った。
 以前は、どこの札所でも丁重に応対してくれた。
 でも、我慢、がまん。 これも精神修養。

 
 10分ほど待つと、「お待ちどうさま、そこにおいて!」とやっと口を開いた。
 私が納経帳、判着(納経用白衣)、納経軸の3点セットをていねいにそっと置くと、
 まず納経帳をさっと手前に引き寄せ、先ほどのみごとさで墨書して、朱印を押した。
 そして、適当な大きさに切った新聞紙を、記帳したページに挟んだ。
 
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 続いて、判着と納経軸にもあっというまに、墨書と朱印をすませてしまった。
 
 終わると、「そのノートに記入していきなさい」と、傍らのノートを指差した。
 そのノートには、住所、氏名、出発日、結願日を記入する欄が設けてあった。
 結願日は、赤で記入されていた。
 
 〈自分も必ずここへ記入してみせる〉と、改めて意を決した。
 体にはみなぎるようなものを感じた。
 記入してから、笑顔で「ありがとうございました」と言って手渡すと、
 先ほどよりは柔らかな声で、「気をつけていきなさいよ」と声をかけた。
 その声に、何か救われるものを感じた。

 山門では、これからのたびの安全と結願への祈りを込めて、
 「ありがとうございました、よろしくおねがいします」と深々と頭を下げた。
 その後で、両側の仁王様に手を合わせた後、
 自分が奉納したわらじのみならず、
 ほかのお遍路さんの無事も祈念して、すべての奉納のわらじに手を合わせた。
  
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 さあ! いよいよ出発だ。

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まるで自分が遍路しているような気分になります。
気をつけて遍路しましょう。
祈りをこめて ☆☆ポチ!です。

2010/11/12(金) 午後 6:38 [ chama ]

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chamaさん

自分が旅している気分――なんてほんとうにうれしいコメントですよ。
ポチありがとうございます。

2010/11/12(金) 午後 7:03 [ moriizumi arao ]

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おはようございます。
最近は団体でまわるお遍路さんも多いようですね。一人で静かにまわるお遍路さんにひかれます。
ポチ☆

2010/11/13(土) 午前 9:45 [ バタフライ ]

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お招きに預かり参上致しました…^^。

これから出発ですか・・・楽しみです^^♪
従兄弟が一昨年連れ合いに先立たれ、巡礼してきました、その時の話が凄く印象的で、いつかは家内と巡りたいと思っています…♪
従兄弟は車で廻ったみたいでしたが、moriizumiさんは歩きなんですか…^^♪

2010/11/13(土) 午前 11:49 ビナヤカ

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ビナヤカさん

20歳と33歳と二度あるきとおしました。
3度目も歩きとおす予定です。
自分それぞれの遍路が一番いいんじゃないでしょうか。

2010/11/13(土) 午後 3:50 [ moriizumi arao ]

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バタフライさん

どの巡り方も心の問題なのでいいと思いますが、
私は3度とも歩きでした。

2010/11/13(土) 午後 3:52 [ moriizumi arao ]

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両手に筆を持って2冊の納経帳に同時に書くというのはすごいですね。とても素人には真似できません。
お大師様は両手、両足、口に5本の筆を持って5行の書を一気に書き上げて「五筆和尚」と呼ばれたそうで、その場面が『高野大師行状図画』(重要文化財)に描かれています。まあ、これはあくまでも伝説でしょうが‥。
霊山寺の納経帳といえば、最後の方に「一番最初にお参りした寺」と必ずお礼参りをしなければならないような事が書いてあったのを25番の津照寺の住職さんに見られて、「これはお大師様の心ではない」など長々とお説教をされたのを思い出しました(笑)。
ポチ☆

2010/11/13(土) 午後 8:53 Kazuno_mitu

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kazuno_mituさん
お礼参りについては、私もいろいろ見聞きしたり調べたりしたのですが、
いろいろな札所の住職さんは、あれは古くからの伝統ではなく、一番さんの商売上のことから始まったと話す人がけっこういました。
しかし、私はそれとは無関係に一番札所にお礼参りした後、高野山に回りました。

2010/11/13(土) 午後 9:50 [ moriizumi arao ]

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いつもありがとうございます。いつ見ても素敵です。ありがとうございます。ポチ!

2010/11/14(日) 午前 9:45 [ yukkon ]

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yukkonさん

訪問とコメントありがとうございます。
お褒めのポチありがとうございます。

2010/11/14(日) 午前 11:16 [ moriizumi arao ]

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敦煌や 嘉峪関 などの写真をみるにつけ、懐かしく
四国巡礼も シルクロードも旅も
壮大な ロマンが 再現されポチブログですね。

2010/11/15(月) 午前 9:16 [ EGACITE ]

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EGACITEさん

私も自分が行ったところをほかの人のきじでみると、別な観点からのことを思い出して懐かしくなりますよ。

ポチありがとうございます。

2010/11/15(月) 午後 8:23 [ moriizumi arao ]


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