東日本大震災 未来への祈りと伝承〜「みちのく巡礼」

みちのく巡礼は、東日本大震災の祈りの場創設と記憶・教訓の伝承、防災精神の啓発、復興に寄与する活動を行っています。

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この度の大震災で、大切な命をなくされた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。  合掌    ご家族やお知り合いの方を亡くされたり、家を失ったりされた方に心からお悔やみとお見舞い申し上げます。

「東日本大震災に遭遇して」 記事一覧

 記事は題目をクリックしてご覧ください。
1.金華山で命がけの避難
2.金華山 地震と津波の爪跡
3.予期せぬ救出

鯨の町鮎川・凄惨な津波の傷跡

 
イメージ 1

?H3>撮影への躊躇  鮎川に上陸した時、あまりにも変わり果てた姿に愕然としました。
 不幸な人々に思いを寄せたとき、
 人びとにとって大きな哀しみであるこの状況を撮影することは、
 人の不幸を撮影するようで躊躇しました。
 
 しかし、この悲惨な現実を撮影できる状況にあるのは、
 ごく限られた少数の人間しかいない――。
 現地の行政の人びとは種々の対応に追われ、
 道路が破壊されているので報道関係者もまだここへは入って来れないので、
 自分の撮影は、貴重な記録としてお役に立てるのではないかと考えました。
 被災者の方々もしばらく経った後には、
 自分たちの過去の生活の証としてご覧いただく機会もあろうかと思い、
 意を決して撮影を始めました。

  
?H3>3月11日(地震の当日) 金華山への出発時の鮎川港  これが、在りし日の鮎川の最後の姿ではないでしょうか。
 
イメージ 2
   鮎川港前の通り
 
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   観光埠頭に着いたときは、シンボルのかわいい鯨が出迎えてくれたが、帰りに上陸した時には、ビニールやがれきが絡まり哀れな姿だった。
 
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   観光船の桟橋前の食堂とお土産屋。 津浪後には、建物の鉄骨や壁だけが残っていた。

 
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   金華山行きの観光フェリー
 
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   金華山に向けて、港を後にした。よもやこの光景が消えてなくなっているとは、夢にも思わなかった。
 
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   餌をやるとどこまでもついて来たもめたちも、鮎川港へ戻ってきたときにはまったく見られなかった。どこへ姿を消してしまったのだろうか。

凄惨な津波の爪跡

3月12日(津波の翌日)
  港から住宅地に入ったとたん驚きでした。
  見渡す限りがれきの山でした。
  
  このとき瞬間的に、パニック状態になって逃げ惑う人びとの姿が目に浮かびました。
  がれきの中には、逃げ遅れて津波に飲み込まれてしまった、気の毒なご遺体が下敷きになっているかもしれないとも、思いました。
 
  道はまったくありません。
  がれきの山を恐る恐る乗り越えながら、避難所の役場まで向かいました。
  “恐る恐る”というのは、危険ながれきを越えると怖さというより、
  ご遺体に対する鎮魂と畏敬の念でした。
  500メートルほどの距離ですが、たぶん、20分くらいは掛かったと思います。

 
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   埠頭前の通り  商店や住宅が並んでいたが、すっかり流されてしまい、がれきすらもほとんど残っていなかった。
 
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   住宅街へ入るとがれきが多くなった。
 
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   がれきを乗り越えながら進む
 
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   呆然として立ち尽くしている男性がいた。気の毒で声もかけられない様子だった。彼の心の中を想うとこちらもたまらなくつらかった。    
    
 
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    避難所の石巻市鮎川支所三階からは、以前は町が一望出来たが、今は一面がれきの広がりであった。 
 
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                                    (写真家東野良氏撮影)

3月13日(津波の2日後)
 朝からショベルカーが出動し、道路を覆っていたがれきを撤去し始めた。
 “さすがは日本だ。やることが早い”と思ってみていると、手際よくがれきが取り払われ、
  午前中には、町中の主な道路が開かれていった。   
 
イメージ 16

 
イメージ 15


 金華山へわたるときに、観光埠頭に駐車していった我々の仲間の車の残骸を探しに、
 がれきの中を歩き回った。
 2台の車は埠頭の裏手にある立体駐車場とその付近で見つかったが、他の1台は見つからなかった。
 
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イメージ 20
   外壁は残っているが、内部はほとんど破壊され、空洞状態だった。
 
イメージ 21
   ところどころにアルバムが泥まみれで落ちている。中には結婚式の新郎新婦の写真のページが開かれているものがあった。本人たちにとっては大切な思い出であろう。この夫婦がけんざいであればよいが、かたほうをかいたようならば、よりいっそう大切な記念品だろう…と思うと胸が熱くなった。 
イメージ 22


 
イメージ 24

 津波3日後の14日に浜辺の方に行ってみると、
 母子らしい二人が何かを探すように、下を向きながら、歩いては止まりを繰り返している。
 話しかけるのはちょっとはばかられたが、思い切って声をかけてみた。
 「全部流されでしまって……、父ちゃんも見つかってないんです。
  せめで思い出になるものを探してんです」
 という、母親の言葉が胸につき刺さった。
 とたんに涙が出た。
 せめてアルバムでも見つかってくれれば…と、切に願った。
 ありきたりの慰め言葉より、「とにかくがんばってくださいね!」
 と、声をつまらせながら言って別れた。
 

閉じる コメント(34)

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被災された方にお見舞い申しあげます
とても頑張ってくださいとは言えなく言葉が見つかりません

ポチ★;

2011/3/27(日) 午前 10:11 [ ;; ]

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九死に一生の言葉どおりの映像を有難うございました。
無事で残された人、被災されて立ち上がる方々にエールを
贈るしかありません。一人ではないと

2011/3/27(日) 午後 0:46 [ 佐野久司 ]

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鮎川の町のあまりの変わりように衝撃を受け声もでません。
この状況を前にして撮り続けることはさぞ辛かったとお察します。
被災された方の生きているだけでも有難い!と頑張ってられる姿に涙溢れます。
亡くなられた方のご冥福をお祈り致します(合掌)

2011/3/27(日) 午後 5:49 まりん

大津波前の鮎川の街の貴重な写真、被災された方々の今後の復興の
励みになるといいですね。私は今日、大河の一滴ですが、日本赤十字
社に義援金を送ってきました。みんな、頑張れ!!

ぽちっとね

2011/3/28(月) 午後 11:31 kassy1946

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ウチのブログに足を運んでくださり、有難う御座いました。
これまでアップされてきたお写真を拝見させていただきました・・。
大きな腕が迫ってくるようで・・・なんともいえない恐怖が写真だけでも伝わってきました;写真撮影の場所でもお亡くなりになった方がいたとは・・・とても考えられません;;

犠牲者の御冥福と、被災地のいち早い復興、被災者の幸せをお祈りいたします。
そのため、お手伝いをさせていただけることがあれば、させていただけると幸いです。

2011/3/29(火) 午前 10:45 [ 緋彩 ]

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私も似た様な記事をUPして居るので、TBしますね。
ヨロシク。

2011/3/29(火) 午後 7:43 ★§†£みれい£†§★

鮎川港の方々のことを思うと言葉が詰まります・・被災前の3月6日に金華山を訪れフェリーに乗る前に売店の方々とも言葉を交わし、また帰りのバス待ちの合間にも「また来月来ます!」と言葉を交わして鮎川港をあとにしました。こちらで情報が得られ変わり果てた鮎川に絶句・・泣いてばかりいられないので復興に向けて私も動きます!貴重な記事を転載させていただきましたm(__)m

2011/4/2(土) 午後 3:40 [ 麗(rei) ]

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訪問、有難うございます。
父が松島基地司令だった時、鮎川へ親子で食事に行ったことが有ります。

こんなに被害を受けていたのですか。
余震が続いていますが、復興に向けて頑張ってください。
微力ですが、応援させて頂きます。

2011/4/3(日) 午後 6:46 八街のブリダー

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貴重な記事を拝見させていただき、ありがとうございました。
母が鮎川の出身で、私の叔父と叔母の無事は確認出来たものの未だ音信普通で声が聞けていない状況です。
母も写真を涙ながらに見ていました。
数日中にも鮎川へ行けたらと考えています。

貴重なお写真、感謝します。

2011/4/4(月) 午後 7:13 [ ちゃちゃ ]

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コメントをいただいたみなさまへ

たくさんのコメントありがとうございました。
みんなにリコメしたかったのですが、
復興や安否確認などで追われて出来なくて失礼しました。

2011/4/6(水) 午前 11:31 [ moriizumi arao ]

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訪問とコメントありがとうございました。
相変わらず震災復興関係のいろいろな事に追われていますが、
ライフラインも整い生活らしくなって、
少しずつ疲れが取れてきたようです。

2011/4/6(水) 午後 0:24 [ moriizumi arao ]

MORIIZUMIさん初めまして。私の両親の故郷、叔父叔母のいる鮎川の震災以前の写真のアップ本当にありがとうございます。少し慰められました。でも私も鮎川に行って来ましたが道路の瓦礫は綺麗にはなっていましたが、叔父叔母は無事でしたが彼らの家は当然ながら瓦礫と小型船に埋もれてました。満潮でもないのに海水は近いし、実際に目にすると悲惨でした。金華山も写真で拝見すると変わってしまってるし、地震前の元どおりの姿になるといいのに鮎川の事について記載してくれて本当にありがとうございます。本当にご無事で何よりでした。     追伸 叔父も地震の時仕事で金華山をちょうど出港の時で津波を越えて2日間沖に待機、鮎川接岸出来なかったみたいです

2011/4/27(水) 午後 9:45 よよ

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よよさん

叔父さんは我々が金華山にいたときに、同じ金華山にいたのですね。
我々が乗ろうとしていた船も、いち早く乗った2名を載せて興へ対比しました。
一晩沖を航行して12日の御前10時ころ鮎川へ上陸したようです。

2011/4/28(木) 午前 6:49 [ moriizumi arao ]

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はじめまして こんにちは
最近、鮎川でボランティアをしました。この貴重な記事をみて津波直後のようすを知ることができました。リンクさせていただきました。
まことに有難うございます。

2011/6/28(火) 午後 3:02 [ tenti ]

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tentiさん

ボランティアご苦労様です。
自分が5日間御世話になっただけに鮎川派とても気になります。
ときどき近くの被災地のボランティアをさせていただいているのですが、家の修理やチャリティーイベント、講演などにおわれて鮎川の応援に行けなくて残念です。
総合し所の沼倉次長さんとはメールがつながっています。

2011/6/30(木) 午後 11:32 [ moriizumi arao ]

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鮎川で生まれ育ちました。ただただ、懐かしく涙があふれました。海岸沿いの実家は、コンクリートの基礎しか残ってなくて、思い出の品も見当たりませんでした。両親はなんとか着の身着のまま逃げ切り助かりました。写真好きの父が撮った沢山の思い出…なんで一冊も手元に置いておかなかったのか、後悔先に立たずです。いつでも帰れる、いつでも見れる。まさか、それが出来なくなるとは…。今回の写真を見れて、本当にうれしかったです。ありがとうございました。

2013/2/19(火) 午後 2:05 [ 鮎川っこ ]

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鮎川で生まれ育ちました。ただただ、懐かしく涙があふれました。海岸沿いの実家は、コンクリートの基礎しか残ってなくて、思い出の品も見当たりませんでした。両親はなんとか着の身着のまま逃げ切り助かりました。写真好きの父が撮った沢山の思い出…なんで一冊も手元に置いておかなかったのか、後悔先に立たずです。いつでも帰れる、いつでも見れる。まさか、それが出来なくなるとは…。今回の写真を見れて、本当にうれしかったです。ありがとうございました。

2013/2/19(火) 午後 2:05 [ 鮎川っこ ]

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鮎川っこさん

あなたに懐かしく見ていただいたことは、私にとってもとてもうれしいことです。
こうした写真をご覧になりたい人がきっといるかもしれません。
そのような方にもこの記事を教えてあげてください。
この記事をきっかけにしてお付き合いさせていただいている方がいます。

2013/2/19(火) 午後 2:18 [ moriizumi arao ]

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金華山をヤフーで入力するとこのブログにたどり着きました。
著者がNHK記者を彷彿とさせます。

能登半島地震の一応の被災者で
地元が震度4の揺れにもかかわらず
棚から物が落ちてこなくて
40年前に作った自宅が壊れなかった事
津波が無かった事に安堵しています

2014/8/17(日) 午後 6:21 [ - ]

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whi*e*tar*c さん

友達申し込みありがとうございました。
誤操作で消去してしまいましたのでまたお願いできますか?

2014/8/17(日) 午後 10:22 [ moriizumi arao ]

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