東日本大震災 未来への祈りと伝承〜「みちのく巡礼」

みちのく巡礼は、東日本大震災の祈りの場創設と記憶・教訓の伝承、防災精神の啓発、復興に寄与する活動を行っています。

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がんばれ東日本!  全国の方々が応援してくれています。 力を合わせてがんばってゆきましょう。  全国の皆さま これからも被災地への応援よろしくお願いいたします。

「東日本大震災に遭遇して」 記事一覧

 記事は題目をクリックしてご覧ください。
1.金華山で命がけの避難
2.金華山 地震と津波の爪跡
3.予期せぬ救出
4.鯨の町鮎川・凄惨な津波の傷跡
5.避難所生活1 震災翌日 孤立無援の鮎川

避難所生活2 鮎川では早くも復興への動き

13日(震災3日目)

連絡隊隊出発
 家族への無事の連絡の役割をになった、わがグループの連絡隊は、
 13日朝7時ごろ、30キロほど先の石巻へ向けて、出発した。
 我々残留組は、期待と不安で見送った。
 結局、彼らは戻って来なかった。
 後日聞いたことだが、
 メンバー中、石巻と東松島3人はいずれも、自宅が流されたり、浸水していたとのことだ。
 結局、仙台に自宅があるリーダーがヒッチハイクで5台の車を乗り継いで自宅にたどり着き、
 電話が通じないので、車等で回ってメンバーの家族に直接連絡したとのことだった。
 
ボランティアを申し出る
 何かあったら、ぜひお申し付けくださいと申し出たところ、
 市職員の方は、「助かります。よろしくお願いします」と言って喜んでくれた。
 その日の仕事は、給水車からの水を2階まで運搬と、食料の分類と整理であった。
 何らかのご恩返しできることは、むしろありがたいことである。

早くも復興へ向けた動き
 8時ごろ、ショベルカーが出動して来て、
 鮎川支所付近の道に積み重なっている大量のがれきを除去し始めた。
 さすが日本である。 動きが早い。
 
イメージ 1


 昼ごろまでには、港や国道につながる道が開かれた。
 これで種々の行動が可能になった。
 復興への道筋の第一歩が始まったな、と心強さを感じた。
 
イメージ 2


ヘリコプターが遠方の上空を飛行
 午前中、ヘリコプターが飛行する音が聞こえた。
 遠方の上空にヘリコプターの姿が見えた。
 偵察なのか救援活動かは定かでないが、
 とにかく外部との接点が感じられてほっとした気分であった。
 いつもは騒音に感じられた、ヘリの音が「希望の音」にさえ聞こえた。

 これで救援物資の輸送や救出に対するほのかな光が射し込んだように感じられた。 
 これまで、ラジオでは牡鹿半島の情報がまったく放送されなかったので、
 “見捨てられている”という、孤独感を感じていただけに、幾分でも期待感を持つことが出来た。
 
イメージ 5
   遠方上空にヘリコプターが小さく見える。 後方の赤っぽい屋根の建物が、避難所になっている鮎川支所。
 
?H5>「せっかく助かった命を大切にしなきゃダメだよ!」と一喝される  昼過ぎ、役場よりも高いところに位置する集落へ出かけて見た。
 この地域は、地震による損傷はあるが、津波から免れたところである。
 何軒かの家に大工が入り、壊れた家の修理をしていた。

 女川へ向かう道を2キロほど歩いてゆくと、
 湧き水からポリタンクへ水を汲んでいる人に出くわした。
 
イメージ 3

 この道は女川へ行く道ですかと聞くと、
 「どこへ行くのかね?」とたずねる。
 今はどこへも行くつもりはないが、いずれは、石巻を通って仙台まで帰らなければならない、
 と答えると、くれぐれも近日中に歩いて行くのは絶対にやめた方がよい、
 「私は若いからどうにか帰れたが、あなたたちの年齢の人なら死にに行くようなものだ」
 「せっかく助かった命を大切にしなきゃダメですよ!!」
 と怒鳴られてしまった。
 
 彼は、鮎川の両親が心配なので、無理を承知で12日の朝に石巻を出てから鮎川へ帰って来たが、
 そのときの様子を語っってくれた。 
 ――石巻を出るときは、水が胸の近くまであった。
  牡鹿半島の浜辺の集落はどこも壊滅状態で、集落はがれきの山で、人っ子一人出会わなかった。
  集落の人は全滅したんだなあ、と思いながら歩き続けた。
  時には、ひざ以上もあるドロの中を、ズブズブとはまりながら、あえぎあえぎ歩くこともあった。
  8時間以上かかった。
  鮎川に着いて、見渡す限りのがれきを目にしたときは、思わず両親はダメだと確信して、
  ひざが崩れるほどがっかりした。呆然としていた。
  幸い、避難所の支所でで両親を見つけたときは、安心してよけいに気が抜けた。
  運よく津波から免れた壊れた家に、今朝(13日)に3人で戻った。
  家を失くした人びとに、後ろめたい気がする。

乗って来た車発見
 
イメージ 6
イメージ 4

 埠頭の駐車場に泊めておいたグループの仲間の車3台のうち2台発見。
  
気にななる女川原発
 11日の夜から、ラジオで福島原発で冷却装置に不都合が生じたと、放送されている。
 こうなると、もっと震源地に近い女川原発は大丈夫だろうかと、心配になった。
 12日の午後3時30分ごろ、福島原発で大きな爆発音を伴う爆発が起きたことが明らかにされた。
 こうなるとますます女川が心配になってきた。

朝日新聞の記者に家族への連絡を依頼
 夕方になって、朝日新聞の記者がわれわれの部屋へやってきて、インタビューを受けた。
 我らが仲間の紅一点が、家族への連絡を切々と訴えたのが功を奏してか、
 我々が書いた連絡先を持参して、可能な限り連絡を取ると、言ってくれた。
 帰宅後わかったことだが、約束を果たしてくれたとのことで、大いに感謝している。 

食事
午前10時 レトルトの冷たいおじや紙コップ3分の1
午後2時  パン1枚 水にて食べる。
午後5時  さけ入り玄米おにぎり小1個  スープカップ半分
 
 これなら苦労せずにダイエットが出来るな〜と、苦笑いし合った。

役場職員が状況説明
 情報がまったく入らないとのこと。
 ここをいつ出ることが出来るか、まったく見通しがつかない状況で、
 長期戦の覚悟をしておいていただかなければならないでしょう、とのこと。
 連絡さえ取れれば、不安は解消されるのだが…。

安否が心配で眠れない夜
 ラジオから流れてくる行方不明者の数がどんどん増えてくる。
 被災地域の名前が報じられるたびに、そこに住んでいる親戚や知人の顔が浮かんだ。
 “大丈夫だろうか?” “生きていてくれ”と、心から祈っていた。 
 毛布1枚なので、朝方になると寒さが身に沁みた。
 寒さ以上に、安否が気になっていた。  

閉じる コメント(24)

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復興の第一歩は同小田と思いますので、さすがだと思います。

2011/4/3(日) 午後 4:31 [ chama ]

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reikun11さん

ご心配いただきましてありがとうございます。

病院での被災はさぞ不安を感じられたことと思います。

何事もなくご無事で何よりでした。

2011/4/3(日) 午後 5:13 [ moriizumi arao ]

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こんばんは。
避難生活の様子をため息をつきながら読みました。
大変な状況の中で、写真をしっかり撮られているのは、流石araoさんです。

2011/4/3(日) 午後 7:19 [ バタフライ ]

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金華山での 大震災遭遇から鮎川避難は 奇跡の連続でしたが、
避難生活は 杜泉法師 想像以上の 苦難の修行ですね。
仙台まで帰るのは、死にに行くようなものだ・・・と、
何度も 困難を乗り越え、耐え偲びながらボランティアまでは さすが法師ポチ!

2011/4/4(月) 午前 10:03 [ EGACITE ]

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みなさま

日々生活に落ち着きが出てきました。
4月2日にガスが通り23日ぶりでお風呂に入りました。
ふだんは意識しない「日常」のありがたみを感じさせられました。

2011/4/4(月) 午前 11:58 [ moriizumi arao ]

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こんにちは。
大変でした。よくご無事で…。本当によかったです。

私は山口県に住んでいます。
何もお力にはなれないのですが…自分にできる事を継続的に実行しています。
健康だけには気をつけて、どうにか乗り越えて下さい。

2011/4/4(月) 午後 0:15 ひまわり

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Chamaさん

確かに道が出来るといろいろな活動が活発になりますよね。

ポチありがとうございます。

2011/4/4(月) 午後 11:07 [ moriizumi arao ]

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バタフライさん

残念ながら、電池の性能が落ちていたので、寒さの中でシャッターが切れなかったり、ブームに出来なかったりと、不満足でした。

2011/4/5(火) 午前 9:55 [ moriizumi arao ]

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ookiesさん

町があっという間に津波に飲み込まれて、
破壊されてゆく姿を目の当たりにした、
現地の人びとの気持はいかばかり出会ったかと思うと、
旨が締め付けられます。

2011/4/5(火) 午前 10:00 [ moriizumi arao ]

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EGACITEさん

家族との連絡が取れないことは気になっていましたが、
次第にそれも平静に受け止めるようになりました。
ここにいて心配したって事態が変わらないのだから、
平静に現実を受け止めようという心境になっていました。
ポチありがとうございます。

2011/4/5(火) 午前 10:10 [ moriizumi arao ]

ご訪問ありがとうございました。
私の記事は宮城県東松島市で被災された「おかちめんこ」さんの
記事を転載させていただいたものです。
ブログを通して、毎日、様子を知ることができて、安心したり心配したりの毎日ですが、でも少しづつでも復興のきざしが出てきてなによりです。まだまだ時間はかかるでしょうが、少しでもお役に立てることがあればと大阪の空の下、いつも応援しています。

2011/4/6(水) 午後 8:11 chie〜☆

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chieさん

訪問とコメントありがとうございます。
寿一の皆さんは 全国の皆さんからの応援が心の支えになっています。
これからもよろしくお願いいたします。

2011/4/6(水) 午後 9:12 [ moriizumi arao ]

お〜〜〜い、地震大丈夫でしたか〜。
これで東日本大震災の余震なんだってね。
勘弁してほしいですね。

2011/4/8(金) 午前 1:34 お父さん

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Moriizumiさん、この記事はご自分の体験談なのですか?涙なしでは読めません。どうぞこれからも、ずっと復旧の様子を記録してください。様子を知りたいと思っています。甥っ子とフィアンセが仙台にいて、無事だと知りました。でも、今後も長い戦いとなる事でしょう。何かのお役に立ちたいと心から願っています。又伺わせていただきます。☆元気を出してください。鯉

2011/4/8(金) 午前 5:01 ike*ok*i*da

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訪問ありがとうございます。被災された時の実況中継は、息をのみました。私も、土曜、日曜に仙台にいきました。はじめて行った、仙台は、東北の都と言われるほど、きれいな、街並みでした。石巻に日帰りボランテイアをしてきました。大津波の映像どうりの様子を目のあたりにして、驚くばかりでした。大変な経験を共有できた思いがしました。命があって、よかったですね。お気に入りにさせていただきます。

2011/4/22(金) 午前 3:50 [ nojimapark ]

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お父さん

毎日余震続きでお互いご苦労しますね〜。

2011/4/22(金) 午後 0:58 [ moriizumi arao ]

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鯉さん

リコメ遅れてすみません。
今となっては、めったに出来ない貴重な経験だと思います。
またの訪問をお待ちしています。

2011/4/22(金) 午後 1:01 [ moriizumi arao ]

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nojimaparkさん

ボランティア活動ありがとうございました。
このように多くの皆さまの助けがあって復興できるのだな〜と、
常々感謝しております。
お気に入り登録ありがとうございました。

2011/4/22(金) 午後 2:28 [ moriizumi arao ]

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おはよう御座います。
関連記事から来ました。
防災に目を向けるべきですね。ポチ

2013/12/29(日) 午前 7:46 あるく

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あるくさん

後世の人々に防災の意識を持っていただくことを考えています。

みちのく巡礼創設実行委員会と言う組織を立ち上げて活動しています。

2013/12/29(日) 午後 9:15 [ moriizumi arao ]


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