生かされた命
今日、7月1日のNHKの朝ドラK「おひさま」には泣かされた。
主人公陽子の二番目の兄茂樹が戦争から無事で帰って来た。
長兄の春樹は軍医として、次兄の茂樹は志願して戦地に赴いた。
茂樹がが父と陽子に、長兄の春樹との最後の別れの別れの様子を語り終えたとき、
「ほんとうに死ぬべき人間は、兄でなく僕だったのです」と言って嗚咽した。
それに対して父は、「ばか者! 死ぬべき人間なんてどこにもいない!」と大声で叱り、
「ただいま。それだけでいいんだよ…」と、やさしく抱きしめた。
茂樹は父から深い愛情をそそがれ、信頼の涙を流した。
こうした父子の深い真実の愛情は現在の日本にはほとんど皆無であろう。
思わず胸が突き上げられ、一瞬「ううっ」と声を上げて涙を流してしまった。
今回の東日本大震災の津波では、 「死ぬべきでない命」があんなにたくさん奪われた。
状況だけを考えれれば、私などは当然、 「死んでも不思議でない命」であった。
崖崩れの中のを命がけの避難←クリック
幸運と言うよりも、「生かされた命」だとつくづく思う。
3回目の遍路中にお接待をしてくれた女性の
「役に立ちなさいと生かされています」という言葉は、一生忘れない。
役に立ちなさいと生かされています
今日で遍路も17日目、須崎市の浦ノ内海岸の道を、東京の佐藤さんと二人で歩いていた。
すると、遠くから「お遍路さーん」と手招きしながら、小走りでかけよってくる年配の女性がいる。
近道でも教えてくれるのかと思って近づくと、
「休んでいってください」と言って、わざわざ自宅まで連れて行ってくれた。
疲れていたので、喜んでお邪魔した。
表札には「正木マサコ」と書いてあった。
少し後から歩いてきたお遍路さんも合流して三人でお接待を受けた。
しょうが糖湯とぽんかんとハブ茶をごちそうになった。
「あとの人生は、反省しながら生きていきたいと思っているんですよ。
そして、死ぬ時には、いい人生だったと思って死ねるような、そういう生き方をしていきたいと思います」。
「今は通院中ですが、 お大師様に生かされているのは、人のために何かしなさい、ということだと思っています。人にしてさしあげることはたやすいが、していただくことは難しいと思います。わたしは、してさしあげることに幸せを感じるんですよ」。
「長い間看護婦を務めて、最後の13年間は、体の不自由な方々のお世話をさせていただきました。おかげで、自分を少しは見つめることができるようになったと思います」。
「大切なのは、人と人との信頼関係だと思います。決してお金じゃありません」
こうした話をおだやかなまなざしで淡々と語ってくれた。
とても慈愛に満ちたやさしい人だった。
こうした人びとの支えがあったからこそ、歩き遍路が存在し得たのだと思う。ありがたいことだ。
息の長い支援を続けようと思う
自分は生かされた命なのだから、“自分よりも被害の大きかった人たちや地域のために役に立とう”という思いを持っている。
自分なりにやれることはやっているつもりであるが、自分自身の復興などに追われて、十分にやれていないという、忸怩たる思いがある。
一方では、自分の足元がおぼつかないものには、心の余裕を持ったお手伝いは出来ない、とも感じている。
一番気になっているのが、自分が被災した金華山と避難所で御世話になった石巻市鮎川であるが、
遠方でもあり、残念ながらその後足を運んでいない。
遍路でのお接待は、他の人へのお接待という形でお返しする、ということもあり、
比較的近い地域へのボランティアを続けていきたいと思う。
復興にはこれからも時間がかかるので、息の長い支援を心がけていれば、
いつかはもっとお役に立てることがあるだろう。
そう自分に言い聞かせて、細く長く支援を続けていこうと思う。
3月12日 暮れなずむ鮎川の被災地 (上)17:10 (下)17:31
3月13日 鮎川、地元のショベルカーが出動して道路のがれきを取り除き始めた。(10:18)
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ただいま!!!
生きて帰ること!
命がある!
ただそれだけでいい!
311で奪われた多くの尊い命。
残された私たちは…
その命のためにも何かできることをしなければならない!
今の気持ちが風化されないよう〜
がんばります。
ポチ☆
2011/7/1(金) 午後 9:39
こんにちは
放射能汚染も収束されていませんが、こういった写真を見ると
心が痛みます
生かされている、という言葉大変共感してます
2011/7/2(土) 午後 0:07 [ - ]
Kさん
ごていねいな励ましのいつもコメントありがとうございます。
2011/7/2(土) 午後 6:45 [ moriizumi arao ]
死ぬことを許された命はあっても、死ぬべき命なんて絶対にない。
人の死の意味は、人には分からないものじゃないでしょうか。
この世に生かされていることを感謝して生きることが、死んでいった人の命が生きる事に繋がると思います。
2011/7/2(土) 午後 9:11
生かされた命 を自分も考えさせられました。
ありがとうございました。 ポチ!
2011/7/2(土) 午後 9:30 [ chama ]
三原色さん
生きて帰って喜んでもらえる家族がいるというだけでも幸せなことですね。
今回の命からがらの生還でつくづく思わされました。
ポチありがとうございます。
2011/7/2(土) 午後 9:49 [ moriizumi arao ]
死ぬべき命なんて絶対にあり得ないです。
生かされた命、大事になさってください。
ブログを通していろいろと皆様のお役に立っていらっしゃいますから。
人間は、「どれだけの事を得たかではなく、どれだけの事を与えたか」ということですね。
2011/7/2(土) 午後 11:31
大室さん
金華山から救出されて、鮎川に渡った時、あまりのむごたらしさに茫然自失しました。
2011/7/4(月) 午前 11:54 [ moriizumi arao ]
跋歩山人さん
まったくその通りだと思います。
死の意味は誰にも判らないような気が、私もします。
コメントありがとうございます。
2011/7/4(月) 午後 0:03 [ moriizumi arao ]
chamaさん
九死に一生を得た後で、人が考えることはそれぞれ違うのでしょうね。
きっと。
2011/7/4(月) 午後 0:07 [ moriizumi arao ]
アラオさま こんにちわ~♪
長らくご無沙汰していてすみませんでした!
私は関東ですが関東でも北の方だけでなく例の電力会社の事故で
本当に痛々しい被害を被りましたので私も関東に遠戚が有りますので手伝いなどしておりました関係で忙しくしておりました〜〜
生かされた命なんて言わないでくださいね!
生きていて当然の命です!
惜しくも亡くなられた方々には本当に残念なことと
心より冥福を祈らせていただきます!
息の長い支援・・・大切ですよね!
私も忘れてはいけないとあれから某新聞社発行の
写真集(3/11〜4/12まで収録分)を買いまして
それを常に手元に置いて、一生忘れないでいたいと思います!
昨日とんでもない大臣が辞任しましたが、どうか、お元気を出してくださいませね(^_-)-☆
[傑作]凸ポチ☆
2011/7/6(水) 午後 0:19
レモンさん
お久しぶりです。
はげましありがとうございます。
いろいろ忙しくて疲れ気味ですが、気持は元気です。
ポチありがとうございます。
いろいろで疲れ気味ですが、
2011/7/7(木) 午後 1:11 [ moriizumi arao ]