東日本大震災 未来への祈りと伝承〜「みちのく巡礼」

みちのく巡礼は、東日本大震災の祈りの場創設と記憶・教訓の伝承、防災精神の啓発、復興に寄与する活動を行っています。

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?H3>東日本大震災 今日で半年  東日本大震災に遭遇してから、半年が過ぎました。
 私にとって、危うく命拾いした大きな出来事でしたが、気持ちの上で、一つの区切りにしたいと思います。
 
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       がけ崩れの中を津波避難
 
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       30mの津波同士が激突して50m余りの津波となり、避難していた」高台に迫る。

 今日は、震災で亡くなられた人々への鎮魂の思いをこめて、いつもにもまして入念に、5つのお経を上げさせていただきました。
 
 東日本大震災で同時にたくさんの家族を亡くされた方が大勢いらっしぃますが、その方々を想うとき、必ず思い出す人がいます。
 3度目の遍路で出会った神戸から来たお遍路さんのことです。
 この方は、阪神淡路大震災で5人の家族全員を亡くされた初老の男性で、5度目の歩き遍路をしていました。
 「5度目を巡っているのですが、いまだに立ち直れていないのです。5度回れば全員の供養が済んだと言い聞かせて、自分に区切りをつけたいと思うます」言葉がいまだに心に残っています。
 彼は家族の供養に願いを込められていたのですが、同時に自分自身の立ち直りにも願いを込めてめぐっていたと思います。。
 四国八十八ヵ所の札所には、願いの心が満ちています。
 今日はは、人々の願いにスポットを当ててみました。

人びとの願いがこもる奉納品

 [水子地蔵]
 七番十楽寺の門をくぐるとすぐに、鐘楼門をくぐってすぐのところに、水子地蔵がならんでいる。
 
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十楽寺水子地蔵
 ざっと数えて、約七十体あった。赤や青のかわいらしいよだれかけや前掛けがつけてある。
 何らかの事情で水子となったわが子を供養するために、母が切ない気持で奉納したのだろうか。
 その心情を思うと、なんとも切ない気持ちになった。
 水子を慈しむようにその真ん中には大きなお地蔵さんが立っている。
 ひとりの赤ん坊はお地蔵様の腕にしっかりといだかれて胸に顔をうずめて安らかに眠っている。
 他の二人の赤ん坊は、お地蔵様の足に取りすがって救いを求めているように見える。その表情は苦痛に
満ちている。二人の赤ん坊が可愛そうで、「早くお地蔵様に救ってもらいなさい」と心でつぶやきながら、手を合せてじっと祈った。
 私の後からやって来た大勢の女性の遍路さんたちも、供養していている。何を念じているのだろうか。 わが子を亡くした人は、亡くなったわが子の苦しみを救い、おだやかな浄土へ導いてくれるようにお願いしているにちがいない。
 幸い、無事にわが子を授かった人は、そのことに感謝し、不幸な子やその母親に哀悼と供養の気持ちをささげているのであろう。
 多くのお寺に、水子地蔵尊があったが、どこでも女性のお遍路さんたちが、心を込めて水を掛け、合掌していた。その姿が印象的だった。
 
 [足に障害が合う人が奉納した木製の車ヤギプス]
 二十二番平等寺では、本堂の中に入ると、用済みとなって奉納された松葉杖やギプスなどが並べられていた。ご利益を得た人たちの喜びが伝ってくるようだ。
 中でも3台の古びた木製の箱車が目に付いた。
 大正から昭和にかけて、医者に見放された足の不自由な人が巡礼を始め、この寺で霊験をさずかって足が治ったため記念として奉納されたものだという。
 
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 五十七番栄福寺本堂横にも木製の車と松葉杖が置かれていた。
 、明治8年(1933年)に遍路で訪れた少年が、ここで歩けるようになり、持っていた車と松葉杖を奉納したものである。
 わたしと連れになったお遍路さんは、ここで足腰健康守のお守りを買った。
 
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 足に障害があって歩けないが、それだからこそ四国巡礼をしたいと願う人が、この車で寝泊まりしながら、必死の祈りをささげたのであろう。
 歩いてさえも大変なのだから、この車での遍路はさぞかし苦難の連続であったろう。
 本人一人でははなはだ困難である。
 車を押したり、引いたりを手伝ってくれる人が必ずいたに違いない。
 このような形でのお接待もあったと思う。
 

[「南無大師遍照金剛」を染め抜いた幟(のぼり」
 三十番善楽寺の、こじんまりした大師堂には、「南無大師遍照金剛」という文字を染め抜いた何枚もの幟(のぼり)が奉納されていた。
 四国の人々のお大師様へのいろいろな多くの思いが、形になってこうして残っているかのだろうなと思いながら手を合わせた。
 
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[子宝や安産への願い]
 三十四番種間寺の「子育て観音堂」には、中央に観音様が立ち、左手にはかわいらしい赤ん坊の像が立っている。
 その周りには、底の抜けた柄杓がたくさん奉納されていた。底のないのは、通りがよいという意味から「安産」に通じるのだそうだ。
 
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 底のない柄杓が奉納されている子育て観音

 イメージ 5 六十一番香園寺の本堂には、ご本尊の大日如来の隣に「子安大師像」が安置されていて、
「子安大師堂」にも、子安大師像が立っていた。、その周囲には子宝を求める願いや、安産を祈る想いを書かれた小石がたくさん奉納されていた。
 こうした、安産祈願の像が多くの札所に見られた。

[赤亀の石像]
三十九番延光寺の山門をくぐるとすぐに目に入ってきたのは、銅鐘を背負った大きな亀の石像だ。
これが山号の赤亀山の由来にもなった竜宮から来たと伝えられる亀だ。
赤や青のよだれかけをして、周りには賽銭が奉納されていた。
竜宮と亀――思わず浦島太郎の伝説を思い浮かべた。
 
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 亀の周りには再選がのっている。何を願ってのことだろうか?
 鶴は千年、「亀は万年」にあやかろうということかも知れませんね。

[七日灯明]
 六十七番大興寺の本堂には、たくさんの赤い大きなローソクの炎が揺らめいていた。
これは、「七日灯明」という秘法で、このローソクに願い事を書いて七日間灯すと、願いがかなうのだそうだ。
健康、合格、良縁…などを願う文字が書かれていた。
 
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 赤い七日灯明

 [目の字に込めた願い]
 七十七番道隆寺は「眼なおし薬師」と呼ばれている。
 本堂西の潜徳院殿堂に、「目」の字を自分の年齢の数だけ書いて奉納すると、眼病にご利益があるという。
  「目」「眼」「め」「メ」などいろいろな、「目」の字をびっしり書き連ねた祈願の紙が張り巡らされていた。
 「メ」を4個書いた祈願札は、4歳の子が自ら書いたものだろう。
 〈かわいそうに、こんな小さな子が…、どんな病なのだろう、今頃は、治っているといいのになあ…〉と、思わず切ない気持ちにさせられてしまった。
 
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 五十二番太山寺の一畑薬師堂にも同じような「め」や「目」の字が奉納されていた。
 
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        願いが強くこめられた目の字
 
 
 多くの人びとの願いを強くも乗った奉納の品々を見ていると、他人事ながらも
 <ぜひ願いがかなうといいなあ>と、こちらも真剣な気持にさせられてしまう。
 このようなことを信じると、非科学的といわれるかもしれないが、
 <強く願う心が自分の心や体におおきな力というかエネルギーというか、そのようなものを生み出して、病気を治し、安産を導くのだ>と信じたい。
 俗にいう「信ずる者は救われる」ということだろう。
 「真剣に願う心」こそ、大切なのではないだろうか




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おはようございます。
今日の写真と文から、お遍路で歩かれたかたの切実な願い、想いが伝わってきました。
ポチ☆

2011/9/13(火) 午前 7:14 [ バタフライ ] 返信する

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バタフライさん

コメントありがとうございました。
お遍路さんはいろいろな思いを持って歩かれていますね。

2011/9/13(火) 午前 9:30 [ moriizumi arao ] 返信する

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♪おはようございます。
パソコンや体の不具合が治り 久しぶりの訪問です。

東日本大震災に遭遇されてから、半年・・・。
法師の 起死回生、一つの区切りですね。

水子地蔵、松葉杖やギプス、子宝や安産、赤亀の石像・・
なんでも強く願う心が エネルギーポチ!になりますね。

復帰記念に 十五夜前の病院での 幾望月に願いをトラバさせてもらいます。

2011/9/13(火) 午前 10:10 [ EGACITE ] 返信する

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あらおさま

おはようございます。
あれから半年。。。
歳月だけはお構いなしに過ぎていく!
しかし、生きるものは常に前に進まないと悲しいことが癒されない。
どうぞ皆さんの心に元気が戻りますように!

ポチ☆

2011/9/13(火) 午前 10:15 幼児小学生絵画教室 三原色の会 返信する

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EGACITEさん

復活よかったですね。
また、綺麗どころをばちばちとって、バリバリと発信してくださいね。
想いへのポチ!ありがとうございます。

2011/9/13(火) 午前 10:21 [ moriizumi arao ] 返信する

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お遍路さんたちの強い思いに思わず感動のポチ1

2011/9/13(火) 午後 5:45 [ chama ] 返信する

あの日から半年、早いですね。
願いを持った御遍路さんたちの奉納品には心を打たれます。
御遍路さんたちの気持ちを垣間見た感じがします。

ぽちっとね

2011/9/13(火) 午後 6:48 kassy1946 返信する

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はじめまして。。。
じつは震災前の2/16にコメントいただいた歌麿と申しますmm)
たいへん遅くなりスミマセン(_ _)

ホントに大変な出来事から、、早いもので半年です。。。
今でも当時の映像などを見ると悲しさがぶり返されてしまいます><
いわんや東北の方をや、、、です。

しかし、、、日本人はそれでも前を向いて歩いて行かなきゃアカンと思いますし、、そういう民族だと思いますw

力強い日本魂を、、、ご先祖様も応援していただけることでしょう〜

感謝の気持ちとともに、、、がんばろう日本♪

2011/9/13(火) 午後 10:56 UTAMARO 返信する

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chamaさん

感動ポチありがとうございます。

2011/9/15(木) 午前 5:08 [ moriizumi arao ] 返信する

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kassayさん

私も見るたびにジーンと来ていました。
皆さんいろいろな思いをいだきながらめぐっていらっしゃるのですね。
傑作ポチありがとうございます。

2011/9/15(木) 午後 4:58 [ moriizumi arao ] 返信する

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EGACITEさん

リコメ遅れてすみません。

いつもながらの心きいたコメントありがとうございました。

切ない願いには心打たれた杜泉法師でした。

傑作ポチありがとうございます。

2011/9/15(木) 午後 5:03 [ moriizumi arao ] 返信する

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三原色さん

震災地にボランティアに行くたびに、ひたすら頑張っている皆さんに却って元気と感動をいただいています。

傑作ポチありがとうございます。

2011/9/15(木) 午後 5:06 [ moriizumi arao ] 返信する

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UTAMAROさん

訪問とコメントありがとうございました。
三陸地方は昔から何度も津波に遭いそのたびに立ち直ってきました。
ボランティアに行くたびに粘りとがんばりを目にして心強く感じます。
みなさん。頑張ってください。

2011/9/15(木) 午後 5:22 [ moriizumi arao ] 返信する

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