経典が壁で塗り込められて隠されていた敦煌莫高窟第17窟
発見した時に開けた穴が今は出入口です。
小説『敦煌』は―― 、敦煌が西夏との戦いに敗れて滅びる時に、洞窟に万巻の経典を洞窟の壁に塗りこんで隠す。これが、二十世紀になってはじめて陽の目をみたという史実をもとに描かれた壮大な歴史ロマンなのだ。
この小説を初めて読み終えたときに、この隠された経典はその後どうなったのだろう? ということが気になってしかたなかった。
だが、当時は受験勉強と部活の陸上競技に専念していたので、残念ながら調べられなかった。
大学生になってから、改めて『敦煌』を読み直してみると、歴史的知識が増ていたので、一層興味深かった。
まず、小説『敦煌』の歴史背景とあらすじを、映画「敦煌」の画像を交えて紹介します。
小説『敦煌」 時代背景と舞台
時は北宗の時代の十一世紀。 舞台となるのは宋の都開封と西夏。
「西夏」は当時、ゴビ砂漠の入口に興慶(現在の銀川市)という中心地をもち、
李元昊に率いられて河西回廊の漢民族の支配地を次々と襲っていた。
西夏の初代皇帝李元昊
映画「敦煌」の映像を交えながら、あらすじを紹介します。
西暦1026年、宋の仁宗の時代。
趙行徳は、進士の試験を受けるために、都・開封へ上るが、些細な不注意から、試験に落ちてしまう。
趙行徳(佐藤浩一)
途方に暮れ、街を当て所もなくぶらついていた彼は、たまたま市で実を売られていた西夏の女の逞(たくま)しさに惹かれ、西夏という未知の国への関心をそそられる。
三田佳子演じる西夏の女
西夏文字が書かれた布片
別れ際彼女から西夏文字の書いた布片を託されるが、これを読めるものは誰もいなかった。
西夏文字の謎を追い求めて西域に入った趙行徳は、西夏軍に捕らえられ、漢民族だけで編成された外人部隊に編入される。
戦場となったヤルダン地帯と西夏軍漢人部隊の隊長朱王礼(西田敏行)
彼はここで、朱王礼という武骨な隊長に目をかけられ、重用されていくが、
ある年、西夏文字による辞書を編纂するという任務を与えられ、首都・興慶へ赴く。
数奇な運命から、彼は、ウイグル族の居城・甘州で交わりを結んだ王族の娘(映画ではツルビア)をかくまう羽目になる。
中川安奈演じるウイグルの王女、映画ではツルピア王女。
ツルピアは西夏の皇帝李元昊によって見出され、力ずくで妻になった。
行徳が西夏に戻った日、李元晃の妻となった彼女は城壁から投身自殺した。
このことを契機として、同じく彼女を愛していた朱王礼とともに、西夏に背くことになる。
彼らは李元昊の大軍に攻められて敗戦を重ね、遂に敦煌に追い詰められた。
彼らは、この地で最後の抵抗を試みるが、朱王礼は戦死してしまう。
壊滅を待つばかりの城内は、大混乱の様相を呈する。
行徳は、ついには、西夏が敦煌を焼き尽くす瞬間に居合わすことになる。
敦煌が陥落するに当たって、ラクダの隊商を率いている于闐(うてん)の王族を名乗る青年が、
欲に駆られて敦煌の支配者・曹氏一族の宝物を隠匿しようとする。
それに便乗して、行徳は大切な経典を莫高窟の穴に塗り込めたのだった。
小説はここで終わるが、
これが後に発見される莫高窟第17窟の経典である。
経典が塗り込められていた第17窟(詳細な記事はクリックしてご覧ください)
この経典が発見されたいきさつは、次回で紹介します。
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♪おはようございます。
小説『敦煌』は、杜泉法師のシルクロード原点でしたね。
敦煌莫高窟の謎に迫る壮大な歴史ロマン・・・
こちらは3年前のシルクロード皆既日食を見に行ったとき、映画『敦煌』や 莫高窟も見て、杜泉法師のシルクロードを知ったことが 懐かしく思い出されポチ!です。
2011/9/26(月) 午前 9:42 [ EGACITE ]
おはようございます。この記事に応援の☆ポチですよ!八王子寒いです!
2011/9/26(月) 午前 9:57 [ 清水太郎の部屋 ]
ありがとう! EGACITEさん
そうでしたね〜 私も覚えています。
それから、桂と言えば息子のところへ行って、財布を無くして届けてもらったのが桂警察署でした
ポチありがとうございます。
2011/9/26(月) 午前 9:59 [ moriizumi arao ]
清水太郎の部屋さん
やっぱり仙台も寒いです。お元気で!
応援ポチありがとうございます。
2011/9/26(月) 午前 10:14 [ moriizumi arao ]
はようございます。
普通の人は子供の頃夢を持っても「当時は受験勉強と部活の陸上競技に専念していたので」で諦めてしまいます。
ところが「大学生になってから、改めて『敦煌』を読み直してみると」ここが杜泉さんの夢を実現させた素晴らしさです。
中国という国は興味深いです。
時代背景は違いますが、「大地」という小説を読んで中国に興味を持ちました。
2011/9/26(月) 午前 10:34 [ - ]
嵐子さん
私も大地を読んでテレビでも見ました。
中国は人間的にも自然的にも本当に奥深いな〜と、行くたびに思わされます。
良くも悪くもすごくて怖さを感じます。
2011/9/26(月) 午前 11:04 [ moriizumi arao ]
今日は今の私はこの文章も全部読めず大好きな映画も観に行く事も出来ませんが・・・歴史を知るって大切ですよね・・・『転載させて頂きます(*´Д`)ノ』(^人^)感謝♪(*- -)(*_ _)ペコリ(✿◕ ‿◕ฺ)ノ))凸ポチッ♪
2011/9/26(月) 午前 11:49
和さん
ポチも転載もありがとうございます。
とにかくお大事に!
2011/9/26(月) 午後 5:31 [ moriizumi arao ]
こんばんは〜
「敦煌」の映画、劇場に見に行きました。
経典を守る僧侶の姿と、莫高窟に絵を描いている姿しか記憶にありません。
が、とても壮大な映画だったような気がします。(違ったかな〜?)
それから、ずっと佐藤浩一ファンなんですよ。
とても懐かしいです。ポチ!
2011/9/26(月) 午後 7:54 [ あゆみ ]
音楽も懐かしいですね。三田さん、綺麗でした。
佐藤さんのお父さんの三國さんの反骨の人生、田中正造の映画など思い出します。
日曜深夜の井上ひさし「雨」もすぐ観てしまいました。俳優さんは膨大な台詞で長い芝居だそうですが観ているほうは長く感じません。また考えさせられました。
2011/9/26(月) 午後 9:00
あらおさま
こんばんは。
莫高窟の穴に塗り込めた経典。
永い時を経て今蘇る!
なんて雄大な歴史ロマンでしょう♪
ポチ☆
2011/9/27(火) 午前 0:33
あゆみさん
佐藤浩一ファンって結構多いですね。
懐かしく思い起こせるお手伝いができてちょっとうれしいですね。
ポチありがとうございます。
2011/9/27(火) 午前 7:33 [ moriizumi arao ]
hitomiさん
三国さんのことは、若いころは悪役が多くてあまり好きじゃなかったのですが、だんだん良さが分かった好きになりました。苦笑)
佐藤浩一さんのますます味が出てきましたね。
演劇も好きで、自分も演じてみたいなんて思うこともありますね。
2011/9/27(火) 午前 7:40 [ moriizumi arao ]
三原色さん
おはようございます。
いつまでもロマンを!! これで行きたいね〜
ポチありがとうございます。
2011/9/27(火) 午前 7:57 [ moriizumi arao ]
先ほどはご訪問ありがとうございました!
シルクロードは憧れますね!
今年は大震災の影響で外出(外泊)ができなくなりまして
それと7月はじめMYPCが完全に壊れまして
1月半ほど全くPCのない生活をしておりまして
やっと8月末にPCをGETしまして、その後家族から
FLASHソフトをプレゼントされましたので
にわかに勉強中なんです!
関東地方も相当打撃を受けましたし、茨城にも親類もおりますし
手伝いやらなにやらで本当に忙しくしておりましたし
私も一時恐怖症からくるうつ病になりかけてまして
それがフラッシュの勉強で少しずつ快方に向かっている
状況です!^^
ポチ!
2011/9/27(火) 午後 3:23
レモンさん
あなたも震災トラウマなのですね。
打ち込めることに専念していれば次第に薄れでしょうね。きっと!
FLASHソフトだえうか〜 いいなあ〜。
2011/9/27(火) 午後 6:39 [ moriizumi arao ]