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唐華賓館での懐かしい3つの再会
韓さんとの4年ぶりの再会
ホテル着いたのは午後9時30分。
到着早々、フロントでちょっとした笑い草になるハプニングがあった。
ルームナンバー「3322」を「サン・サン・アール・アール」と発音したら通じない。
「サン・サン・リャン・リャン」と発音しても、やはり通じない。
何のことはない、中国語よりも英語で「スリー・スリー・トゥー・トゥー」と言ったらすぐに通じた。
そこへ2005年以来懇意になっていた副経理の韓さんが登場。
韓さんが「『サン・サン・リャン・リャン』はバラバラの意味ですよ」と私に教えると、当の服務員も「すみません」と言いながらも楽しそうに笑った。
韓さんこっそりアドバイス… 「このホテルのクリーニングのチェックシートには、日本語が記載されているので、お持ちになるとこれからのホテルで便利ですよ」とこっそりと話す。
「それと、ホテルによっては硬いトイレットペーパの所もありますので、ワンロールお持ちください。サービスです」と付け加えた。
さらには、「日本へはがきを出すのでしたら、4.5元切手をここでお買いになった方がいいですよ。こういう端数の切手は西のへんぴなところでは買えませんよ」とも教えてくれた。 その夜はもちろん二人で一献傾けたのは言うまでもない。 これが「再会その1」である。
お気に入りの唐代の壁画
「再会その2」は、お気に入りの唐代の壁画との再会である。
ロビー四方の壁全面には、唐代のみごとな絵が描いてある。
韓さんとの待ち合わせ時間までじっくり鑑賞した。
東に大和の童、西に砂漠の隊商とラクダ、北に宮園の妃と官女、南にポロ競技などの人馬が描かれている。
シルクロード月下隊商憩図
ポロ競技
壁画の作成経緯紹介
韓さんによれば、
中日合作のこのホテルの建築に際して、日本の画家・田村紀子さんが、中国側から依頼を受けて描いたものである。
田村さんが建築現場を訪れたとき、中国側の主任設計技師から「西安ではじめてのこの中日合作ホテルは、西安が国際都市長安として栄えた唐時代を彷彿とさせる建築様式で設計しました。そのロビーに、長安の歴史と中日合作の象徴となるような図柄を描いてほしい」と改めて依頼されたとのことだ。 夏は気温40度以上、冬は氷点下10度以下の環境で1年半を要したそうだ。
いにしえの悠久さと長安の国際性を感じさせてくれるさばらしいものだった。
わたしをより一層シルクロードへ誘(いざな)ってくれた。 若い女性ペンフレンドとの再会 韓さんの計らいで、もう一つのうれしい再会が実現した。
相手は若い女性ペンフレンドである。
彼女との最初の出会いも3年前、このホテルだった。
売店で工芸品を見ていると、かわいらしいお嬢様風の小姐がにこやかに近づいてきて、
「お時間があったら、日本語のお相をしてくれませか」 と話しかけてきた。 2005年ロビーにて
日本の若い子ではとても考えられない正調日本語だ。
薄いピンク色のワンピースを身につけた、すらりとした目鼻立ちの涼やかな清楚な女の子だった。 年のころ17,8歳だろうか…。 彼女は高校生で、日本語の勉強のためにこのホテルでアルバイトをしているとのことだった。しばらく話しているうちに、「会話だけでなく日本文をもっと勉強したいので、これからも教えてほしいです。独学なので自分の日本文が正しいかどうかわからないのでお願いします」と言う。 願ったり適ったり。もちろんOK。
こちらも中国文を実地勉強したかったので、文通することになった。
彼女が日本語で、わたしが中国語で手紙を書き、互いに添削し合うことにした。
こうして3年間文通が続いている。
近年は、さしずめメール交換と言うところだが、直筆の方がお互いに勉強になるので相変わらず手紙だった。
彼女は日本留学を希望したが、箱入り娘なので、家族の反対で実現しなかった。
2008年当時は西安交通大学2年生。なかなかの秀才である。
「あなたが西安を発つときには、おじいちゃんを連れて西の城門まで見送りに行きます。おじいちゃんはきっとあなたの旅のお役にたつと思いますよ」と、うれしい申し出をしてくれた。
「お役にたつというのはどういう意味ですか?」と聞いても、
「それは会ってからのお楽しみ…」と笑みを浮かるだけだった。
ホテルの部屋から
部屋に戻って街のほうを見ると、ビルや商店街の電気が消え、ライトアップされた大雁唐と城壁だけがくっきりと見えた。
旅の1日目は、無事終了した。 充実した1日だったな〜。 |
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清水太郎の部屋さん
旅での再会はうれしいものですね〜
応援ポチありがとうございます。
2011/12/5(月) 午後 3:50 [ moriizumi arao ]
こんばんは。
3つの出合い、どれも素晴らしいですね。特に壁画の美しさに魅せられました。
ペンフレンドとの交流も微笑ましいですね。
ポチ☆
2011/12/5(月) 午後 4:54 [ バタフライ ]
この壁画を見るだけで唐華賓舘に泊まる価値ありますね。私も大好きです。
田村 能里子さんの作品は横浜みなとみらいホールにもあります。
このホテルに泊まってから何年になるのかな〜懐かしいです。
2011/12/5(月) 午後 5:43
すてきな出会いでしたね。よい旅をお祈りします。
今日もとても素晴らしい記事です。☆☆☆ポチ!
2011/12/5(月) 午後 8:55 [ chama ]
ゆきえさん
素晴らしい旅への応援コメントありがとうございました。
2011/12/5(月) 午後 9:29 [ moriizumi arao ]
バタフライさん
はい、3つともよき出会いでした。
中国人は入魂になると日本人よりも信義を重んじますね。
傑作ポチありがとうございます。
2011/12/5(月) 午後 9:36 [ moriizumi arao ]
たくさんの出会いがあって素晴らしい旅ですね。
私は旅先から手紙を出すことが多いので、西の方では小さな金額の切手が買えないという情報は貴重です。。
2011/12/5(月) 午後 10:23
こんばんは^^
こんな異国の地で日本語を話せる人に出会うとは不思議な縁ですね^^
ポチっと♪
2011/12/6(火) 午前 0:53
素晴らしい出会いができて、素晴らしい旅行の思い出になりますね。
やはり旅の素晴らしさは何といっても、人との出会いですね。
2011/12/6(火) 午前 11:20
♪おはようございます。
いにしえの悠久さと長安・・・は古都 京都の先輩?
姉妹都市で、なにかと繋がりがありますね。
壁画天女の図も ポチ!、
若い女性ペンフレンドも天使のようで
ポチ!な 繋がりですね。
古都京都の繋がり 毘沙門天紅葉天女図を トラバでお贈りします。
2011/12/6(火) 午前 11:47 [ EGACITE ]
旅先での再開は嬉しい物ですよね。
あちこちでかけているmoriizumiさんならではですね。
2011/12/6(火) 午後 2:53
何時もご無沙汰ばかりですみません。旅先での思わぬ知人との再会は本当に嬉しいものです。私も旅先で知り合った人と今でも年賀状のやり取りをしています。一期一会の楽しさです。素晴らしい出会い・再会にポチ!
2011/12/6(火) 午後 8:13
しらかばさん
旅先での出会いの素晴らしさが、物おじするたちだった私を人好きにしてくれたんですよ。
2011/12/6(火) 午後 10:44 [ moriizumi arao ]
chamaさん
いつも応援のポチありがとうございます。
2011/12/6(火) 午後 10:49 [ moriizumi arao ]
Leafさん
以前は日本に関心を持って日本語の勉強に励んでいる人を中国でよく見かけました。
そんな時、ちょっぴり誇りを感じたものでした。
(^−^)ポチありがとう!
2011/12/6(火) 午後 10:53 [ moriizumi arao ]
文麿さん
私は遍路や旅行での人との出会は、一番うれしいです。だ方旅はやめられないのです。
2011/12/6(火) 午後 11:09 [ moriizumi arao ]
おはようございます。
お役立ち裏技〜ホント、ありがたいですね♪
飾られた絵画〜○展などでよく見かけるモチーフと画風〜
もしやここが発信源?と思いきや〜
日本人の手によるものでしたか♪
納得〜
素敵なレディーのおじいちゃまの出現が気になります・ポチ☆
2011/12/7(水) 午前 9:29
三原色さん
箱入り娘なので小さな写真にしました。
おじいちゃんの登場はちょっと先かな?
おたのしみの(^−^)ポチありがとう!
2011/12/7(水) 午前 10:20 [ moriizumi arao ]
今日もすすばらしい記事ありがとうございます。ポチ!
2011/12/8(木) 午後 3:19 [ chama ]
chamaさん
いつも応援のコメントと傑作ポチありがとうございます。
2011/12/9(金) 午後 1:02 [ moriizumi arao ]