東日本大震災 未来への祈りと伝承〜「みちのく巡礼」

みちのく巡礼は、東日本大震災の祈りの場創設と記憶・教訓の伝承、防災精神の啓発、復興に寄与する活動を行っています。

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 大雁塔からは陝西省歴史博物館が近いが、ここは午後からじっくりと観ることにして、先に青龍寺に自転車を走らせました。
 
 1989年にはこの道(西影路)は未舗装で、周囲は田園でしたが、今や車道だけでも6車線の立派な大通りです。
 
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 弘法大師所縁の青龍寺
 青龍寺西安の市の東南部楽遊原にあり、隋代の582年に創建されました。
 元の名前は霊感寺でしたが、711年に青龍寺と改名されました。
 唐の時代にはかなり有名な寺院でした。
 唐の徳宗の時代804年、当時日本から入唐した多くの遣唐使の一人だった留学僧空海は、この寺で恵果和上に弟子入りし、密教の教義を学んだのです。
 
 空海に想いをはせて
 私は1989年に初めてこの西安に来たときの旅メモには、次のような詩的な文が書き残されていました。
 
  唐の時代、長安の都は
 まさに国際都市だった。
 版図ははるか西アジアにまで広がり、
 城内を東西の文物が行きかっていた。
 その長安を目指して、
 わが国からも多くの有為の人材が海を渡った。
 その中に、若き留学僧空海の姿があった。
 1200年の時をへだてて、西安の街に
 その足跡をたどる。
 胸躍る。
  
 青龍寺を拝観
 大雁塔から15分ほどで青龍寺へ到着しました。 
 青龍寺は三度目の訪問ですが、来るたびに違った想いが浮かんできます。
 いつも思うのだが、それは自分自身の心が変わって来たからなのでしょう。
 
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                  青龍寺山門(上)と恵果空海記念堂
                日本人観光客の姿が多い。   
  
 青龍寺は近代に再建
 聞いてがっかり…、かと思うでしょうが、
 現在の青龍寺は昔からのものではありません。
 唐末の戦乱で廃寺となってなっていたましが、1973年に塔の土台と殿堂が発掘されました。
 その後1981年、日本仏教界によって、五層からなる空海記念碑や、恵果や空海の像が置かれる恵果空海記念堂などが立てられ、青龍寺は再建されたのです。
 
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空海記念碑
 
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                 恵果空海記念堂
 
 
 恵果和上に密教を学んだ空海
 
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恵果空海記念堂の恵果と空海のレリーフ
 
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                   空海のレリーフ

 空海はここで恵果法師に真言密教について教えを請い、
 また、苦労して中国仏教密宗文化を学び、漢学についても研鑚を積みました。
 
 師の恵果と空海との出会いについては、「空海の風景」(司馬遼太郎)など何冊かの本で読みましが、そのときの様子を空海自身が書いた「御請来目録」で次のように伝えています。
 ―― 和尚は自分を見て微笑み、歓喜しておっしゃいました。「私は前もってあなたが来るこを知っていて、長いこと待っていました。今日やっと会うことが出来ました。とても良いことです。とても良いことです」
 このレリーフはそのときの様子のように思えて、想いを込めていつまでも見入ってしまった。
 
青龍寺の桜
 1986年には日本から桜の木1000株が送られました。
 私は前の2度は8月に訪問したので、桜の花にお目にかかれませんでしたが、3度目の今回は4月16日なので大いに期待していました。
 念願かなって桜を見ることができたというわけです。
 
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 桜は日本の自然や建物とマッチするものだと思っていましたが、中国式の建物にもよく似合うものですね。
 
  
 日本にも青龍寺を立てた空海
 空海は、私にとっては、三度歩き通した四国遍路のシンボルなのです。
 この青龍寺はその空海の修行の地として思い入れが深い寺です。
 空海は日本に帰ったらこのお寺と同じ名前のお寺を立てようと決心したとのことで、四国88ヶ所の三十六番青龍寺(こちらは「しょうりゅうじ」と読む)がその寺なのです。
 
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     四国八十八ヶ所 三十六番清龍寺 本堂                              
  
大きな成果と役割を果たした空海
 彼は博学で、造詣も深く、仏教、詩、詞、サンスクリット、書などについても成果を上げました。
 806年、多数の仏教経典や書籍を携えて帰国し、奈良の東大寺で日本密宗真言宗を開きました。
 道場を開いて、密教を広め、日本留学僧の中でも数少ない仏学大師となり、「東密」の開祖となりました。
  
  青龍寺に空海を想う                                                                                    
 青龍寺に咲き誇る桜を見ながらこんなことを考えていました―― 。       
 やむにやまれぬ気持ちで海を渡ってきた一人の青年僧が果たした役割はあまりにも大きい。
 いっせいに咲き誇る桜の花は、師と邂逅した青年僧空海の破顔のように感じさせてくれる。
 青龍寺は地上に甦って再び咲いた大輪の花である。
 この甦りも空海の神通光明であると私には感じられた。                                                                                次は、陝西歴史博物館へ向かいます。
 
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司馬遼太郎の「空海の風景」に空海と橘逸勢が驚きの気持ちで長安の街を見て歩いたことが書かれてましたが、西安に来るたびにその箇所が思い出されます。
春になったら西安から「九成宮醴泉銘」の碑を見にいこうと思っています。

2011/12/13(火) 午後 11:04 安寿 返信する

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空海と青龍寺は私にとっても感慨深いものが有ります。
比叡山延暦寺で25年勤め昨年リタイアーしても、まだ繋がりはあります。 空海と最澄の因縁は未だに残っています。 青龍寺は比叡山西塔に元青龍寺があり浄土宗の祖法然上人が修行された地として今も祖跡参拝が絶えません。真言と天台、高野山と比叡山どちらも同じ船団で渡って行ったのにね。。。

2011/12/13(火) 午後 11:19 [ Kensanのブログ ] 返信する

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安寿さん

やっぱり同じ本で同じ感想を持ったのですね。
仲間意識を感じます。

欧陽詢が書いた九成宮醴泉銘は陝西省麟游県にあるとのことですね。
碑林に移そうと思ったのですが、移すと洪水が起きるというので、そのままの場所にあると聞きました。

2011/12/13(火) 午後 11:47 [ moriizumi arao ] 返信する

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kensanのブログさん

比叡山延暦寺で25年勤められたのですか。
私ごときが宗教を語れませんね。
空海と最澄の因縁はいろいろな書物で出てきますよね。
これからもよろしくお願いいたします。

2011/12/13(火) 午後 11:51 [ moriizumi arao ] 返信する

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あらおさま

こんばんは。
桜の花を見て喜びを感じます。

そして空海と聞いてなぜか根本中堂を思い出しました。
清龍寺や東大寺も♪

彼の存在は今の日本人の精神的分野で大きく影響を与えた一人ですものね。

TB&ポチ☆

2011/12/14(水) 午前 0:25 幼児小学生絵画教室 三原色の会 返信する

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♪こんにちは。
桜と 寺院・・・やっぱりよく合い ポチ!ですね。
空海の 密教伝道活躍が偲ばれます。

2011/12/14(水) 午後 3:35 [ EGACITE ] 返信する

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三原色さん

あなたのおじい様も空海の得も言われぬ魅力にひかれて、四国遍路の
先達をなさっているのだろうと思います。
素晴らしいことですね~〜
ポチありがとうございます。

2011/12/14(水) 午後 11:58 [ moriizumi arao ] 返信する

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ゆきえさん

空海の書体は次第に変わって、絵文字のような感じになってきましたよね。
ポチありがとうございます。

2011/12/15(木) 午前 0:03 [ moriizumi arao ] 返信する

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EGACITEさん

中国式の寺院にも桜は似合ってました。
うれしかったですよ。

ポチとTBありがとうございます。

2011/12/15(木) 午前 0:07 [ moriizumi arao ] 返信する

未だ西安に行く機会に巡り合いませんが、もしチャンスが
あったら空海の修行の地の青龍寺を訪問してみたいです。
日本の仏教の原点のような場所ですね。

ぽちっとね

2011/12/15(木) 午前 0:16 kassy1946 返信する

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Kassayさん

わたしも青龍寺に行って、日本から来た信者の方々の熱心さを見ているうちに、ここに日本仏教の原点があるような気がしました。ポチありがとうございます。

2011/12/15(木) 午前 0:28 [ moriizumi arao ] 返信する

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